季節現象に関する 「 秋の長雨 」 という用語がありますが、
今年は天候不順が著しく、記録的な日照不足となった関係で
野菜も高騰 して びっくりするような価格。
たっぷり食べたい サラダ も
すっかり贅沢なものになってしまっています。
あまり太っても困るけれど、
早く、「 天高く馬肥える秋 」 という ことわざ のように
青く高い空 と 美味 しいもの が 揃った秋 になってほしいな~!
我が家の裏庭を賑わしていた 儀ブドウちゃん も 枯れてきてしまったので
思い切って切り倒 したら、お庭がとても明るくなり、
〔 どンだけ茂ってたの! 〕 と 今さらながらに驚かされました。
ちなみに、根元に生え 日陰で育たないでいた 株分かれした2本の茎は
すでに 影も形もなくなっていました。 (ヨウシュヤマゴボウ話 は こちら と こちら で ご覧ください。)
干しブドウみたいになっちゃったので 思い切って 切っちゃいました。
この日は 久々の晴れ。
ついでに 茂りすぎた葉を落としたり 落ち葉などの掃除を していたら
一瞬 〔 紫色のヒョウ柄? 〕 と思ってしまったお花 を見つけました。
〔 こんなの 我が家にはなかったのに ・・・! 〕
新たな発見でした。
もしかしたら、
これも 儀ブドウ 同様 小鳥さんの落とし物 なのかもしれません。
ユリに似ている このお花。
もちろん目にしたことはあるんですが、よく見ると 面白い形を していました。
このお花の名前は ホトトギス ( 杜鵑草 )。
〔 小鳥さんの中でも ホトトギス(不如帰)によく似ている ってこと? 〕
若葉の頃にある斑点模様 と お花の模様 が
ホトトギスの胸模様 と似ていることからついた和名のようで、
葉にある斑点模様はお花が咲く頃には消えてしまうらしくて、
私が見つけた時にも もう見られず ちょっと残念に思えました。
そして やっぱり ユリ科。
関東・新潟県以西に分布 し、開花時期は 8/25 ~ 11/15頃。
草丈は1m ほどになり、花は葉腋に1~3個ずつ付いて4日間咲くそうです。
派手そうに見えるけど あんまり目立つお花じゃないみたい!
自然にできた模様だから 薄いところと濃いところがあるのね~!
星型 じゃないけど、なんだか ヒトデ っぽい!
イソギンチャク に似てる!
イカ が 怒った時 みたい!? ・・・ って 全部 海の生き物!
おしべは 花火 か 曲がったマッチ棒? つぼみの形状の微妙な変化も 面白い。
葉腋 に2個 3個。 つぼみの時はうぶ毛が生えているのね~!
咲き始めると うぶ毛は消える? 花びらは黄色が透けて見えるくらい薄いみたい!
内側の3枚は茎に直結してるけど、外側の3枚は どうやってくっついてるのかしら?!
近くに寄ってみたら 花びらの付きかた以外に うぶ毛 まで見えました。
枯れかけのお花さんの花びらを1枚取ってみたら、かなりしっかり付いていました。
取った花びらの内側(左) 。 イソギンチャク(?)の中に茎(?)が通っている様子もわかります。
よく見たら 葉っぱはかなり食い尽くされて ちゃんとした形もわからないものが多々!
隣りの枝には 毛虫 が付いており、この子が食べちゃったんじゃないかと推測されました。
一瞬ハッとしたけれど、まるまると太って なんだか可愛らしく見えちゃう この子。
近くで じっと見ていると 茶色くてフワッとした毛が 猫みたいに見えてくる。
〔 茶毒蛾と違うのは ウジャウジャいないからなのかしら!? 〕
さすがに4匹も見つけたら ちょっと引いちゃいましたが、
毒はなく 触っても大丈夫なようで、大量発生もしないらしいから 嫌悪感もなし。
ただ、〔 お花には まだまだ つぼみ がいっぱい付いているのに、
そんなに葉っぱを食べちゃったら 光合成が しにくくなっちゃうじゃない! 〕
彼らには一応 違うあたりへの強制お引越 しを願いましたが、
動きが速いから、そこが気に入らず 他に好きな葉がなければ
また戻って来ちゃうかもしれないとも思えるので、しばらくは様子見が必要なようです。
長い毛と短い毛があったり、束になって生えてるようだったり、とっても不思議!
手前の茎にはほとんど葉がついていない! 食欲旺盛なのね~!
鼻と歯があるみたいに見えて、困った子なのに なんだか可愛い!
顔のように見えるのって本当に顔なの!? 掃き掃除 してたから落ちちゃったらしい3匹!
なお、この 毛虫ちゃんは スジモンヒトリ という名前であるらしい。
〔 スジモン って お笑い芸人の <フジモン> みたい!
ヒトリ って <劇団ひとり> !? <おひとり様> ってことでもないよね~! 〕
なんて、ひとり突っ込みを しながら調べたら
スジモン の意味は見つからず、たぶん 背中に筋が入っているためと推測。
ヒトリ は ヒトリガ という 蛾の一種 であることがわかりました。
ヒトリガ は 火取蛾、燈取蛾、灯取蛾、火盗蛾、灯盗蛾 などと書き、
チョウ目 ヒトリガ科 に属する よく見かける蛾 のようで、
毛虫(幼虫) は 4~9月頃に現れ、体長は40ミリ前後。
体色は褐色~茶褐色、淡緑色などで変異も多いらしく、
バラ科(サクラ)、クワ科(クワ)、ニレ科(ケヤキ) などの葉を好み、
成虫は夜行性で、翅を開いたときの大きさは35~45ミリになるそうです。
ホトトギス は 多年生草本植物 だというから、
〔 儀ブドウさん同様 毎年ここで楽しめるお花 になったらいいわね~! 〕
この子は 地上近くを這って茎が伸びるそうなので 増えてくれたらいいな と 期待。
株分けで増やすなら春がいいそうだけど、自生だから お好きなように ・・・!
ただ、日陰が好き らしいので 日当たりが良すぎるのはいけないみたい!
〔 ちょっと日陰を作ってあげなくちゃダメ なのかもね! 〕
さっそく、もう使わないから捨てるつもりだった 旧 猫の待避所使用の
古いスダレを切って 屋根のようにしてみました。
お日様が射さないと本当のところはわからないけれど、
快適に育ち、増えてくれたら嬉しいな。
お花の上にスダレをかけてみました。
ホトトギスさん、増えてほしいな~!
毛虫さんに 増えてほしい とは云えないけれど、
今ある命、精一杯生きてね!
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