パナソニック、世界販売を視野に
携帯生産を海外に全面的に移管
パナソニックは今夏にも携帯電話端末の生産を海外に全面的に移管するという。
現在、5割程度を国内で生産、残りを中国・北京の海外自社工場などから調達。これを2012年度の海外市場再参入に向けて、生産体制を抜本的に見直すものらしいが、携帯電話端末生産をすべて海外移管するのは同社が初めてとのこと。
パナソニックの11年度の端末販売台数は約500万台の見込みで、シャープ、富士通に次いで3位。このうち約5割を日本の子会社で生産、 静岡工場の生産分を北京とマレーシアの海外工場に移管するほか、一部を海外企業に生産委託する。静岡工場は主にアフターサービスなどの拠点として当面存続させる。従業員はそのまま雇用を続けるほか、一部は研究所や他工場に配置換えする予定という。
パナソニックは、日置市の子会社を選択と集中のもとで撤退計画を進めているが、携帯電話端末でも同じようなことが進められていることを考えると、今の日本のものづくりの厳しさを痛感せざるをえない。
スマホの世界需要拡大を受け各社が海外販売の競争が激化しており、今後、他メーカーでも携帯電話端末生産の海外移管が加速する可能性があるというが、海外で売る計画が海外をけん引役にして、携帯電話端末事業を再び成長軌道に乗ることを期待した
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