「やりたいこと」をビジネスにした。
スープ専門店(スープストックトーキョ)
素早く立ち上げ、見込みがなければ素早く撤退する。そんな昨今の起業スタイルの逆を行く企業がある。
それは、スマイルズの遠山正道社長が立ち上げた「Soup Stock Tokyo」(スープストックトーキョー)である。
他にも、ネクタイ・ブランドgiraffe(ジラフ)、リサイクル・ショップPASS THE BATON(パスザバトン)。いずれも軌道に乗るまでにかなりの踏ん張りが必要だったという。一見すると共通項のないそれらの事業の背後にあるのは、数字ではなく「やりたいことをやるというビジネスモデル」なのである。
遠山社長は、 ビジネスモデルを考えるうえで最大のカギは、収益性ではない。主語はビジネスではなく、「やりたいこと」なのだそうだ。
だが、これまで手掛けたブランドも、初めからうまくいったわけではなく、スープストックトーキョーは、第一号店は非常に好調だったが、利益ベースで安定したのは8年目に入ってから。ネクタイ・ブランドのgiraffe(ジラフ)も8年目でようやく黒字化したとのこと。
「拡大」を追わず、「共感」を広げて、成功したというから、創業から15年、店舗数56店舗、年間売上高約80億。世の中には、最近のご時世からすると、とてもおもしろい企業というか、参考になる企業ではないだろうか。
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