トヨタも米国で本腰
カーシェアリング
トヨタ自動車が急成長するシェア(共有)ビジネスに本腰を入れるようだ。
関連ファンドを通じ、個人間のカーシェアを手掛ける企業に出資、トヨタが開発した専用機器を使い米国での事業を後押しするという。カー業界も時代の流れには逆らえないということだろうか。
米ゼネラル・モーターズ(GM)など大手も相次ぎシェア企業との提携を進めており、トヨタも変革に備えるのだろう。
同社が係っているファンドを通じ、個人間のカーシェアを手掛ける米ゲットアラウンド(カリフォルニア州)に1000万ドル(約10億円)程出資するとみられる。
このゲットアラウンドは2009年に発足し、自家用車を貸したい人と借りたい人を仲介するサービスを提供している起業だ。借り手は1時間当たり5ドルからの料金で車を使うことができ、米国では30万人超が利用登録しているもので、貸し手は車を使っていない時間を活用し、賃料収入を得られる。というものだ。
トヨタはスマートフォン(スマホ)で鍵の開閉などができる車載機器を年内にも米国で、通信可能なトヨタ車の所有者を対象に実証試験を始める予定だそうだ。
こうした機器は従来、ゲットアラウンドが提供していた。トヨタが開発することで安心感を高めて、トヨタ車の所有者が貸し手になる事例を増やす。
米国では個人の資産を貸し借りする「シェアエコノミー」が広がり、個人間のカーシェアも人気が高まっている。米調査会社フロスト&サリバンによると、米欧の利用者は14年の130万人から25年には980万人に増える見通しだ。
このカーシェアリングのシステムが、今後日本にも上陸し、どこまで伸びるのか。それによって車の所有や利用の仕方が大きく変わる可能性を持っているのではないだろうか。
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