・上海空港でお別れ解団式を行いました。
・今回の中国技術市場調査訪問団に参加して、貴重な体験・ネットワークを構
築できました。
9月23日関空を出発し、北京・上海への3泊4日の訪問もいよいよ今日でお別れです。ホテル近くの空港行きのリムジンバスで空港に向かいました。
上海空港で中国側の加藤社長、通訳の青木さんとの
お別れ(訪問団の解団式)を行いました。
上海空港での解団式
今回このお2人には大変お世話になりました。
上海生活35年、政府系の企業代表として、中国と日本との技術の橋渡し役をされながら、骨董品のオークション会社、日本料理店などを経営されるとのお話だった加藤社長、バイオリン教室を経営し、上海市交響楽団員で、バイタリティ溢れる中国語通訳の青木さん、中国に永住されるとのことでしたが、個性的なお2人でした。この中国政府機関等とのネットワークをお持ちのお2人との人脈は、今回の訪問の貴重な成果でした。
大変お世話になったお二人
今回の訪問では、中国共産党中央委員会、国務院、政府関係機関、政府系有
限公司など、仕組みを勉強する貴重な体験でした。
中国には現在、大きく分けて4 種類の企業があるようです。
国有企業」「集団所有制( 郷鎮) 企業」「私営( 個体) 企業」「三資( 外資) 企
業」です。
国有企業」は、所有権は国にあるが、経営権は企業にある。現在は株式制に移行している企業も多いとのことです。
「集団所有制( 郷鎮)企業」は、前身は主に毛沢東の時代の「人民公社」で、それが解体されて、形をかえて郷営、鎮営( 郷・鎮は日本の村・町にあたる)の「郷鎮企業」となったそうです。
「私営(個体) 企業」は、ともに非国有の私営企業だが、違いは従業員数7人以下が「個体企業」それ以上が「私営企業」だそうです。
「三資企業」とは「100% 外国資本企業」「合弁企業」「合作企業」です。「合弁企業」とは中国と相手国がそれぞれ資本を出し合った企業。「合作企業」は、中国側が、資本は出さず、土地建物を提供した企業のことで、現在沿海部で大発展しているようです。
産業面から中国の発展を見てみるとその原動力は中央政府の庇護を受けている国有企業や集団所有制企業といった大企業達で、国家が大企業を後押しし、世界的な競争力を付けさせようとする国家プロジェクトによるもので、以前のように大きな赤字を出しつつも国内すべての企業の面倒を国家が見るという形態からの脱却を意味しているようです。
大企業に力を入れ、小企業は解き放ち独自の道を探らせる政策によって、国有企業改革がより加速させていると思われます。 中小企業にとっては今までの大きな後ろ盾を失うことになり、そのような中で中小企業各社は独自にビジネスチャンスを見出していかなければならなくなる。その様な状況下で中小企業にとって大変有益なビジネス手法がネットビジネスであるようです。
今回で、終わるつもりでしたが、次回まで訪問記を続けます。
かごしま企業家交流協会
◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com
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