ようやく薄日がさしたのか?
九州の自動車生産底入れするのか?
政府が5月の月例経済報告で景気の基準判断を「厳しい状況にあるものの、このところ悪化のテンポが緩やかになっている。」と下方修正した。
日銀も先週末、景気の現状判断を下方修正し、1-3月期の最悪期を脱し、ようやく薄部が指してきたということが言われる。 ただ、実体経済や経営者の雰囲気は、必ずしも薄日が差してきたとの感じが伝わってこない。
ただ、トヨタ自動車は27日、ハイブリッド車「プリウス」を生産する堤工場(愛知県豊田市)など2工場で6月から残業を本格再開する方針を明らかにし、新型プリウスの受注が11万台を突破し、納車まで5か月待ちの状況となっているためで、増産態勢を強化する方針である。
トヨタは6月以降、プリウスの生産台数を当初計画より2割多い月5万台にする予定だ。堤工場は4月から一部で残業をし、他工場から1000人規模の応援要員を受け入れているが、今後、残業が本格化する。子会社のトヨタ車体の富士松工場(同県刈谷市)でも約半年ぶりに残業を再開するとしている。 一方、九州の自動車生産に底入れ感が出てきたようだ。トヨタ自動車九州と、トヨタ自動車九州は、今春から減産を緩和し、部品メーカのの経営環境や雇用情勢も悪化にブレーキは掛かりそうだが、このまま順調に底入れし本格的に回復するかは不透明のようだ。
かごしま企業家交流協会
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