すでに容量的には手一杯なのに、それでもこんな企画はどうか、この人にこんなテーマで書いてもらったらどうか、この記事がおもしろいのでまとめたらいいのではないか…など、まだ企画とは言い難いながらもいろんな閃き、妄想、思いこみがしょっちゅう頭の中で行きつ戻りつしている状態がおもしろい。だが余り長い間頭の中に放っておくと結局どこかの出版社から出されてしまったということがよくある。まあ同じことを考えている編集者がいたということなのだが、それは自分の考えていたことが決してハズレではなかったということなのだと思うことにしている。(嗚呼、もっと早くに手を付けておけば・・・!)まあ、零細弱小出版社としてはこのへんがねえ、問題なんでしょうね。手を出したくても出せない…。悲しいもんです。
大阪屋の常備セットの出庫&発送作業が無事完了。セット数が昔と比べて減っているのでそんなに時間はかからないだろうと思っていたのだが、結局土曜日と今日の丸2日間かかってしまった。常備セットは新刊本ではなくて既刊本の在庫が中心になるので倉庫から取り出すのに結構時間がかかってしまう。ハア、ハア言いながら棚出し、スリップ挟み込み、セット組作業を行い、発送ケースに詰め込み、若干の体力の衰えを感じた。全身お疲れ状態でグたっとしながら今これを書いている。すべて売れてくれればその苦労も報われるのだが、常備はあくまでも書店さんにお貸ししている商品なので、出版社の在庫である。1年後には返品される。店頭で何回転するかが勝負なのだが、まあせいぜい1回転(1回売れて補充される)すれば御の字ということ。うーむ、我ながらなかなか地味な世界に生きているのである。頼んます、もう返ってこないでね・・・。