新刊本に差し込む読者ハガキの受け取り人払いの期限が迫ってきてるので、新しい期限設定の申請のために、申請用紙に必要事項を記入して判子を押し、福島郵便局に出向いた。
窓口に差し出すと「ああ、これはこれはここではもう受付してないんですよね。中央郵便局に行ってください」。うん? しかしこの申請用紙の宛先は福島支店宛になっているではないか。「こちらから送ることは出来ますが、時間がかかりますよ」とのこと。
まあ、急いでるのでしょうがないかと、一旦事務所に帰り大阪中央郵便局に念のために確認の電話をした。「あのー、料金受取人払いの申請はそちらで受け付けてるんですか?」「はい、こちらで受け付けています」「そうですか、では伺います」。以前にも書いたが、大阪中央郵便局は建て替えのため、現在はかなり不便な大阪駅前第1ビルに移っているのだ。
とにかく窓口に着き、「あのー、これお願いします」と差し出すと、「ああ、これですか。お急ぎですよね」「はい、急いでます」「じゃあ、ここでは無理ですね」「はあ? なんで?」「いやあ、ここで受け付けても時間がかかりますので、梅田スカイビル裏の大阪支店に行ってもらえますか? そこなら30分ぐらいで仮番号を出してくれますから」。うーん、今度はあっちの方へ行かねばならないのか! どうもしっくり来ないなあと思いながら梅田スカイビルの北側にある大阪支店に急ぐ。
ここに郵便局があるのはかなり以前から知っていたが実際に行くのは初めての場所であった。玄関を入るとズラリと私書箱が銭湯の下駄箱みたいに並んでいる(ちょっと例えが古かったか)。なるほど、そういう郵便局かと感心しながら(別に感心するほどでもいないか)、郵便コーナーのカウンターを見ると、ちゃんと「●×申請窓口」と書いてある。よしよし、ここでいいのだなとほっとしながら、窓口の女性に書類を差し出した。「はい、料金受取人払いの申請ですね。では、あちらに座ってしばらくお待ちください」。
おお、なかなか親切な対応で嬉しいではないか。それにしてもお客さんが全然いない。ガラガラなのだ。結構大きなスペースの窓口なのに誰も客がいない。それもそのハズで、こんなへんぴな場所の郵便局には普通は来ないわなあと納得する。
さて交付された仮番号の印刷された書類を持って事務所に帰り目を通すと、ありゃまあ、2色刷りにしないといけないと書いてあるではないか! 郵便番号の数字の入る枠を朱色か金赤にせよと、そして刷り色は黒か濃紺でと。
まったくもう、ろくなことがない郵政民営化の結果である。昔は便利やったなあ…。