11月30日、2009年の政治資金収支報告書が公表されました。それにしても、なんと遅い公表であることか!
さっそく、民主党の小沢一郎元代表のお金について各マスコミが報じています。それにしても民主党も自民党もその収入の7割~8割が政党助成金(税金)だということ。ということは、小沢一郎元代表の疑惑のお金の出所というのは、企業献金や個人献金もあるのですが、しかしその大方は税金である可能性が非常に高いということになります。
ということは国民の税金が何かしら、いろいろ報道されている怪しいことに使われている可能性が非常に高いということではないでしょうか。
だいたい政党助成金は税金なのに、その使い道については基本的に条件も制限もないのです。政党助成金の仕組みが始まってこれまで自民党が受け取った金額は2000億円以上。民主党は1000億円以上です。それだけの税金を懐に入れてしかも使い道は自由とは! まさに打ち出の小槌ですね。決して手放したくないアンタッチャブルの制度です。
昨年夏の民主党政権発足、国民の熱い期待…。それが今ではご覧のような状況ですから…。筋が違う話でしょういけど、それでもこういう政党を税金で支え続けなくてはならないのでしょうかね? 悪法でも法律だ、国が決めたことだと、国民は従わなくてはならないのでしょうか…。
100歩譲って言うならば、国民から税金もらって政党活動してるのなら、ちゃんと国民のための政治をしろよ!ということです。民主党政権になって、(まあ、自民党時代からもですが)いったい庶民の暮らしに何かいいことがあったかなあ、という気持ちです。
無駄を省く、国会議員も身を削るというならば、それこそ政党助成金を止めるべきです。個人カンパや献金、あるいは政党自身の事業活動によって汗かきながら、それぞれの政党への国民の支持に裏付けられた財政基盤を作ってこそ、国民と共に歩む政党になるはずなのに、何の苦労もなく毎年総額320億円ものお金が自動的に振り込まれてくるような政党が国民の苦労をわかるはずがないじゃないかと思います。
そういえば民主党は企業・団体献金の復活ということを最近言っていますが、これってもしかしたらいつあるか知りませんが、次回の選挙で敗退した場合の政党助成金額を想定しての対策なのでしょうかね…?