3.11から1カ月余りが経過した。被災地の状況は少しはよくなっているのかも知れないが、厳しい状況は依然として変わらない。また福島原発も予断を許さない状態が続いている。
マスコミやネットで次々に情報が入ってくるが、決して明るい気分にはなれない。だったら見なければいいのだが、それも出来ないし…。だが正直、心持ちが3.11以前の状態に戻ることは未だない。
景気が大きく落ち込んでいる。国民の購買欲が大幅に減退しているようだ。半年、あるいは1年はこの状態が続くかもしれない。
出版業界にもそれが表れているように思う。本の注文が減っているのだ。ウチも例外ではない。3.11以前とはガラリと雰囲気が変わってしまったようで、それが本の売れ行きにも反映しているのだろう。
このまま以前と同様な感覚で仕事を続けていいのかどうか、悩んでいる。新刊を出しても果たして売れるのかどうか、ということ。だからといって出さないわけにはいかない。もちろん売るための努力はこれまで以上にしないといけないのだが…。
…と、あれこれ思案しながらも次の新刊準備をしているのですがね…。