気がつけば今年も2カ月がまもなく終わろうとしている。さらに気がつけば、まだ今年は新刊を出していない。新刊を出さずにいると、印刷代の未払いが減っていくのでその点は嬉しい。しかし、本を出してこその生業なので放っておけば野垂れ死にの道しか残っていない。なので、こりゃイカンと少々焦り気味なのだ。業界で言われているのは書籍編集者の最低ラインは月1点らしいが、これはまああきらめよう…。
でも今年はこれから忙しくなりそうなのだ(別に今までが暇だったわけではないんやけど)。
現在、出すことが決まっている本が11点、著者打診中が1点、企画構想吟味中が9点あり、これがまだまだ増えていきそうな気配で、さてどうしたものかと思案中なのだ。こうしてあれこれ考えているときが幸せの時間なのだ。
本作りは楽しいから、どんどんウェルカムなんだけど、後からドッと押し寄せてくる請求書が怖くて怖くて…。売れればいいけど、返品・在庫の山を抱えてしまったらもう悲惨の世界だ。うっ、暗くなる話!
が、出したい本は出したい。これは抑えがたい気持ちなのですね。迷うなら前へ。出さずに後悔するより、出して後悔したほうがいいでしょ。それにせっかくの企画が他社から出されるというのも気持ちが良くない。
まあ、そんなことでこれから10カ月、印刷代請求の恐怖に怯えながら、怒濤の新刊発行に突入していきそうな気配!
あっ、でも身体が持つかしらん。体力、ないしなぁ…。