いよいよ、日本の電子書籍ビジネスの市場が本格的に動き始めたようだ。経済産業省が呼びかけた「コンテンツ緊急電子化事業」」(略称・緊デジ)の出版社向け説明会が今日行われた。東京で行われたので参加はできなかったが、会場からのUstream中継を観ることができた。これまでガラパゴス状態であった電子書籍業界にようやく中小零細出版社も参加できる環境が整いつつあるという印象をもった。
今日は具体的な参加要件やその後の電子化タイトル申請の方法や、フォーマット最終確定版の報告、制作費用とその補助金予定額なども報告され、これなら参加できるのではないかという初めての内容だった。これからどんな本を電子書籍化するか検討し、著作者の了解をとっていかなければならない。
当面は、在庫なし状態で重版予定が見込めないけど読者から要望がある本やぜひ残しておきたい本、また視覚的要素があって比較的携帯端末での読書にふさわしいような本がいいのかもしれないかな…。