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橋下維新の会の教育観を乗り越えて

2012年09月08日 | 編集・営業ふらふら雑記

9月7日(金)

 メールチェックなど済ませて、ただちに急ぎの出庫作業に取りかかる。今日は日販とトーハン、通販だ。新刊本の著者から言葉の表記について追加修正が入る。ただちにThirdさんに修正依頼をする。一般にはあまりなじみではない言葉だが、そこはやはり専門とする人たちの想いをくんでおくことにする。

 午前中に大阪トーハンに納品へ。昼休憩前だったのでしばしの雑談。ここにはいろんな出版社の本が集まってくるので、それらを話題にしながらしょうもないことを言い合うのが楽しい。今日はトーハンの電子書籍事業、ある大手専門書出版社の慰安旅行事情など。まあ、出版の世界は語るに事欠かない。引きあげて会議のレジュメ準備、会議出席となる。

 会議は途中退席して高槻に向かう。『窓をあけると虹の空』の葛目巳恵子先生の話を聴きに行ったのだ。高槻教組青年部主催の「みりょく研」という学習会の一環だ。久しぶりにお会いした葛目先生。相変わらず意気盛んで、この日も何人かの子どもたちのドラマを話をされた。

 学校現場では今目の前にある課題や問題についてどうするかということに追われていて、とにかくそれを解決するためのノウハウ的なアドバイスを求めがちになるが、葛目先生はそのような話はほとんどされない。質問があれば具体的に答えられるが、とにかく、学校の主人公は子どもたち、命にかかわらないことならば少々のことは問題じゃない、子どもは悪いことはするけれど、悪い子はいない…といった信念で40年間やってこられたのだ。今思うに、実はそれこそが橋下維新の会が推し進める教育観に真っ向から対決する教育観なのではいかと感じた。

コメント
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