2013年、大阪の生活と健康を守る会は、3回にわたって、大阪府警による家宅捜索を受けました。
1回目(2月14日)は淀川生活と健康を守る会(以下、淀川生健会)に対して。2回目(9月12日)は、淀川生健会と全大阪生活と健康を守る会連合会(以下、大生連)に対してでした。3回目(10月10日)は、淀川生健会と大生連を含め、全国生活と健康を守る会連合会(以下、全生連)まで捜索を受けました。大生連と全生連はいずれの被疑者とのつながりはありません。
捜索理由はいずれも生活保護法違反をした被疑者の生活保護の「申請同行」をしたということ以外に考えられません。
申請同行は、その人の生存権を守る大切な運動です。
生活保護申請をさせずに追い返す福祉事務所の「水際作戦」が依然として続いている中で、今回の一連の家宅捜索は生存権保障の運動を抑えこみ、組織をつぶすための弾圧以外の何ものでもありません。
この本では、①家宅捜索の経過と大生連の対応、②不当弾圧に対する大生連の闘い、③弾圧の背景にあるものは何か、④運動の教訓と課題について述べています。
この本を通じて、生活保護受給が誰にとっても生存権の最低保障である今、この問題へみなさんの関心と理解が広がることを期待しています。
◯編著:全大阪生活と健康を守る会連合会
◯頁数・判型:76ページ・A5判ブックレット
◯定価:本体500円
◯発売:本日より注文受付開始
◯ご注文・お問い合せ:日本機関紙出版センター、Amazon