まいど、日本機関紙出版です。

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次の新刊は『私たちは黙らない!』(平和を求め軍拡を許さない女たちの会 関西/編)です。

2023年04月02日 | 新刊案内

岸田政権の大軍拡予算が決まりましたが、これに大きな危機感を抱いた女性たちが1月11日に「平和を求め、軍拡を許さない女たちの会」が立ち上がり、声明を発表、賛同を募る運動がChange.orgで呼びかけられ広がっています。この本は、そのうち特に関西を中心にした賛同者たちがそれぞれの立場から声を上げようと、その思いを書き綴ったものです。ぜひ多くの方に読んでいただき、思いを共有してもらって、この取り組みの拡大の一助になればと思います。

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大軍拡路線に舵を切った2023年度予算が成立した。これに危機感を持った様々な分野で活躍する女性たちが互いに声を掛け合い「平和を求め、軍拡を許さない女たちの会」を立ち上げ、声明を発表すると共に、賛同署名を募る運動をChange.orgで呼びかけている。

軍拡は、子どもや女性、少子化対策をなおざりにしこの国を衰退に導き、近隣諸国に敵を作るだけで、やるべことは軍拡ではなく外交努力を積み重ね平和を模索することだ。

本書は、この日本社会に大きな危機感を持ち、「女たちの会」に賛同した有志によって編まれた。子どもたちが戦争で苦しむような社会にしたくない、軍拡の予算があれば社会的弱者をもっと救えるはずだ、勝手に政府だけで決めずにもっと市民の声を聞いてほしい――などの思いで、それぞれの立場から声を上げた。

【目次の紹介】

はじめに  平井美津子
阿久沢悦子 「武器を買うより、子どもの誕生日を祝いたい」
安彦恵里香 恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存することができるように
市田真理  子どもたちは わかってる
岡野八代  この国は、いったい何のために存在しているのか――人殺しを止めろ!
奥谷禮子  国民を守る術――「ほほづゑ」
小野川文子 障がいのある人・子どもそして家族と戦争
海北由希子 外国人労働者依存とトマホーク爆買い:
      人口減少と国力低下に歯止めがかけられない政権与党はクビに
景山佳代子 「国」を守るとは言っても、「民」を守るとは言わない日本政府
清末愛砂  語りの不可能性に向き合いながら、軍事力に依拠する安全保障に異を唱える
栗原佳子  「沖縄を再び戦場にしないで」 軍備増強に断固反対 元学徒ら声明
糀谷陽子  武器より教育
幸田 泉  岸田首相の「聞く力」は誰の話を聞いているのか
小山美砂  「被爆者」と認められない原爆被害者たちの、今も続く闘い
酒井かをり 戦争をはじめない決意と引き返すための対話を!
笹本育子  青年教職員たちの願いは
志田陽子  「安保3文書」にインフォームド・コンセントはあるか
志水博子  すでに公教育において戦争への準備は進みつつある
杉浦ひとみ 戦争のない社会で子どもたちを育てたい〜今こそコスタリカに学びたい
砂脇 恵  今、政治に求められているのは、いのちと暮らしの安全保障
髙橋恵子  1人でも多くの国民が幸せを感じることができる予算を
田中優子  今なら引き返せる
寺内順子  こどもたちの未来のために〜軍拡ではなく社会保障・教育費の拡充を
橋本智子  プチ憲法カフェ 〜私たちの「平和のうちに生存する権利」を守れ!
濱田恵美  心満たされた笑う大人の姿を子どもたちに見せてあげたい
菱山南帆  子女たちは軍拡に反対する
平井美津子 全ての子どもたちが平等に扱われる社会を
田佳子  「#軍拡より生活」で連帯していきましょう!
崎園子  履歴書に「想い」が伴わない軽薄さ
望月衣塑子 反戦を願うみんなの声をたぐり寄せて
おわりに  石田法子  今、声を上げずにいつ平和を語るのか? 

・編者 平和を求め軍拡を許さない女たちの会 関西

・判型/頁数 A5判ソフトカバー/178頁

・本体価格 1300円

・出来日 4月20日

・書店発売日 5月2日予定

・ネット書店予約開始→Amazon楽天ブックス

 

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