3月31日(金)
一斉地方選挙前半の大阪府議会・大阪市議会選挙の告示日の朝。いつもより遅めに起きて、朝ごはんを食べて地元の商店街へ。8時45分から地元選出の府議会議員候補、共産党の石川たえさんの出陣式に参加する。
石川さんの議席は何としても確保しなければならない。現在、定数88人の府議会で共産党の議員はわずか2人、まさに宝の議席と言える。
毎日新聞より
これまで2期8年間、石川さんは府民の暮らしと命を守るために全力で維新府政と闘ってきた。その実績は、松井前府知事への森友事件に関する質問・追及、また吉村知事に対してはコロナ対策に関しての数々の質問などに代表されるが、さらに府民の声を府議会・府政に反映するという議員としての役割の大きさが貴重なのだ。
なぜなら、条例の制定などについて府に要望や意見を述べる「請願」を府民が出すには府議の紹介が必要だが、この4年間で府議会に提出された約168万人分の請願のうち、94%に当たる約158万人分は共産党府議のみが紹介しているからだ。まさに「かけがえのない懸け橋の役割を果たしている」(志位和夫氏)。
大阪府議会の定数は前回選挙時には88人だったが、今回はさらに、
大阪市住吉区 2人から1人へ
堺市堺区 2人から1人へ
堺市北区 2人から1人へ
吹田市 4人から3人へ
泉大津市、高石市及び泉北郡 2人から1人へ
高槻市及び三島郡 4人から3人へ
八尾市 3人から2人へ
箕面市及び豊能郡 2人から1人へ
東大阪市 5人から4人へ
といように、9人も減らされている。はっきり言って、共産党落しが目的としか思えない。
大阪維新の会大阪府議団は公約に掲げる「身を切る改革」の具体策として、2020年の国勢調査に基づき、人口あたりの議員数が全国最少となることを目指している。今回の定数削減で、府議1人あたりの人口は11万1869人になり、東京都議会(定数127)の11万611人を上回って都道府県議会として最大になった。
そして選挙区内で1人だけが当選する「1人区」は現行の31から36に増え、わずかな得票率の変化が大きな議席数の変動につながる小選挙区の要素がさらに強まる。また落選した候補者への票(死票)も増える。1票の格差は2・15倍から2・19倍へ拡大し、ますます府議会・府政は府民から遠ざけられていく。