MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.054 「夢駆ける馬ドリーマー」 (2005年 米 106分 シネスコ)

2006-06-03 03:07:01 | 2006年劇場鑑賞
監督 ジョン・ゲイティンズ
出演 カート・ラッセル
    ダコダ・ファニング
    エリザベス・シュー



競争馬を題材にした作品で記憶に新しいのは「シービスケット」て言う作品があるが、あの映画は爽やかなラストが印象的で、押し付けるような感動でもなく実に自然な描写でラストを締めくくってたのが良かったですね。
カメラが騎手目線(または馬目線)となりゴールインして走り抜けていく瞬間にフェードアウトして映画が終わっていったように思う。

そして今回の作品は主演はカート・ラッセルだが実際の物語の中心は最近やや鼻についてきた(笑い)名子役のダコダ・ファニング・・・て事でお涙頂戴的な作品になりはせんか?と思ってたけど、1頭の馬を通じて親子3代の絆を描いたなかなかの佳作でしたね。

厩舎を経営する元騎手ベン(カート・ラッセル)は、資金繰りに苦しむ中、有力馬主から頼まれた牝馬ソーニャドールに希望を託す。しかし、娘のケール(ダコタ・ファニング)と一緒に出向いたレースで、ソーニャドールは転倒し、骨折してしまう。馬主から殺すよう命じられるが、ベンは自分のギャラでソーニャドールを買い取ることを決意する。

実話らしいですが、実際どこまでが本当なのか?少し怪しいような場面もあるけども(もし本当に全て事実なら・・・まさに奇跡的なドラマ!)ソーニャドールと少女ケールとの馬と人間の友情と祖父クリフ・クリストファーソン、父カート・ラッセルとの親子三代がそれぞれソーニャドールを通じて絆が結ばれていく様が丁寧に描かれています。

またクリフ・クリストファーソンとカート・ラッセルが実の親子のように良く似ていたのが印象的でしたね。
エリザベス・シューも疲れた主婦の役がまたよく似合います。
裕福な奥様より苦労した感じがこの人は合ってますね(実際もイマイチ華を感じなさそう・・・)
ダコダちゃんは最近ホント良く出てますね~「アイ・アム・サム」の頃からあまり顔立ちが変わってないように感じるのは気のせいかな?
もうデビューして大分経ってるように思うのだが・・・

クライマックスは前列のオバちゃんが思わず拍手してしまったような白熱のレースシーンなんですが、少しこの場面はアクシデントなどが起き、実際のところは知らないがあまりにも映画的に盛り上げようとしすぎかな?と思い ましたな。



★★★ 2006.6.1(木) アポロシネマ8 スクリーン8 16:10 I-17