MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.036 「ブラックブック」 (2006年 オランダ/独/英/ベルギー 144分 シネスコ)

2007-04-18 00:56:48 | 2007年劇場鑑賞
監督 ポール・ヴァーホーヴェン
出演 カリス・ファン・ハウテン
    トム・ホフマン
    セバスチャン・コッホ


前夜に引き続いて遅い上映のレイトショーでの鑑賞です。
今週は仕事も忙しく朝が早かったりして夜はいつもお疲れモードなんで23:30開始の2:00終わりというハードな上映に耐えれるかな?(ちなみに翌日は普通どうりの仕事!)
前夜の「忍者」も遅い回だったけど上映時間も短いので何とか見れました。
でも結局寝たのが4:00前ぐらいだったので正直寝不足です・・・

ポール・ヴァーホーヴェン監督の久々の新作は今までのような「スターシップ・トゥルーパーズ」「インビジブル」のようなハリウッド大作ではなく、母国オランダで撮った作品。
今までのポール・ヴァーホーヴェンの作品とは違った感じの映画になっていて、「ショーガール」や「氷の微笑」のようなエロイ描写も出てこない意外とマジメ(?)な作品ですね。

(あらすじ)

1944年、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。若く美しいユダヤ人歌手ラヘル(カリス・ファン・ハウテン)は、オランダへ逃げようとするが、何者かの裏切りによって両親や弟をナチスに殺されてしまう。復しゅうのために名前をエリスと変えた彼女は、レジスタンスのスパイとしてドイツ将校ムンツェに美ぼうと美声を武器に近づくが……。

ムンツェの愛人になりすまし諜報活動するが、このムンツェが結構ナチにしてはいい人で、いつしか真剣に愛してしまう・・・戦火の中で敵と味方の狭間で揺れ動く女性をカリス・ファン・ハウテンが体当たりで演じていますね。
惜しげもなく裸も披露し・おまけにアンダーヘアを金髪に染めるところまで見せてくれます。
ポール・ヴァーホーヴェン監督らしい唯一の場面ですね。

ナチスの酷い虐待のシーンが出てきますが、この映画はナチスだけでなく、逆にドイツ人を虐待するオランダ人民などが出てきたりして、この辺はハリウッド映画ではあまり描かれない部分ですね。
自国に帰って自由に撮ってるって感じですね。

少し疲れ気味の体調で見るとキツイ部分があったけど、後半の二転三転する展開や誰が本当に悪いヤツかわからないサスペンスなど見応え充分の144分ですね。
「ブラックブック」ってタイトルの意味が最後になってやっとわかってくるポール・ヴァーホーヴェン版「黒革の手帖」!?

さすが深夜2時に映画終ると・・・シンドイな~



★★★ 2007.4.14(土) MOVIX堺 シアター4 23:30 J-12