MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.065 「007/危機一発」(1963年 115分 ヨーロピアンビスタ)

2011-09-12 00:12:13 | 2011年劇場鑑賞
監督 テレンス・ヤング
出演 ショーン・コネリー
   ダニエラ・ビアンキ
   ロバート・ショウ



午前10時の映画祭での上映でついに待望の007シリーズの登場です
そして午前10時の上映だけでなく夜の回の上映もあり幸運にもスクリーンで初めてこの作品を見ることができました
場内はさすがに年配層か映画ファンっぽい30~40代ぐらいの男性の客層が目につきます
おそらく何度かはTVやビデオ、DVDでこの映画を見た事がありそうな面々です
私も小学生の時にTV洋画劇場でこの作品を見て007シリーズのファンになった一人でもあります
そういう意味でも今回の劇場鑑賞は感慨深いですね

(あらすじ)

英国情報部に、ソ連情報部のタチアナという女性が亡命を希望してきた。
彼女は手土産に、最新式の暗号機を持ち出すという。そして、彼女自身の希望で、ジェームズ・ボンドが派遣されることになった……



今回タイトルが「ロシアより愛をこめて」でなく日本初公開タイトルの「危機一発」で表記されてますね
まさに後半は007危機一髪に相応しい展開です
今、見るとスパイ映画の王道っと言った風格さえ感じる名作ですが、作品としては昨今のアクション映画と比べると地味だし、時代的に合わない部分もあるかも知れない
でもこの時代では当時としてやはり画期的な作品だったんでしょうね
ボンドのアクションも一見緩慢に見えたりするのも時代かな~(笑)

ボンドガールのダニエラ・ビアンキも綺麗だし、適役のグラント演じるロバート・ショーは007シリーズの悪役の中でも最強(後にジョーズことリチャード・キールが出るまでは)の強さ!
ボンド以外の主要キャラたちもシリーズ屈指のつわもの揃い。
また音楽もこの作品から本格始動するジョン・バリー作曲のカッコ良すぎなオープニングテーマとラストに流れるマット・モンローが歌うシリーズ屈指のメロウバラードはいつ聞いても素敵です



じっくりとボンドとスペクターらの動きを描くサスペンス風の前半と銀行襲撃シーンからのアップテンポなアクション路線へと展開していく後半・・・この作品中での動と静の使い方が絶妙に面白い!
特に色んなシーンが丁寧に描写されている(ボンドが盗聴器を見つけるシーンとか)前半は、映画つくりのお手本見たいで感心しました
単にアクション映画だけでなく格調高い風格の感じさす、007シリーズのベストオブベストな傑作である事を改めて感じました



★★★★★ 2011.9.8(木) TOHOシネマズなんば セレクトスクリーン 20:00 D-3