キノコ大好きナメクジさん。カタツムリがどちらかと言えば好意的に受け止められているのに対し、殻がないというだけで不快害虫扱いという理不尽。
私のキノコ仲間からは、その偏愛レベルと言ってもいいほどのキノコ嗜好と菌食家としてのキャリアに敬意を表し「ナメ先輩」と呼びならわされている。
もっとも、「先輩」が食べているキノコの種類によっては、少なからず憎悪と殺意もこめられることになるのだが(笑)
ちなみにナメクジにも種類がたくさんあって、この写真のものは、背中の皮膚の下に殻があるタイプのコウラナメクジの仲間だと思われる。下のキノコの種類は。。。わからん(^_^;)
私のキノコ仲間からは、その偏愛レベルと言ってもいいほどのキノコ嗜好と菌食家としてのキャリアに敬意を表し「ナメ先輩」と呼びならわされている。
もっとも、「先輩」が食べているキノコの種類によっては、少なからず憎悪と殺意もこめられることになるのだが(笑)
ちなみにナメクジにも種類がたくさんあって、この写真のものは、背中の皮膚の下に殻があるタイプのコウラナメクジの仲間だと思われる。下のキノコの種類は。。。わからん(^_^;)
しおれ始めるザラエノヒトヨタケ。
生えてから溶けるまでの短い命。このあと、柄を残して傘だけが黒いインクのように液状化し、落ちて地面にしみこむ。
なぜ風で胞子を飛ばすのではなく、溶ける必要があるのか?ハエなどの虫か、あるいは草食動物の脚にへばりついて運ばせる戦略なのかもしれない。
生えてから溶けるまでの短い命。このあと、柄を残して傘だけが黒いインクのように液状化し、落ちて地面にしみこむ。
なぜ風で胞子を飛ばすのではなく、溶ける必要があるのか?ハエなどの虫か、あるいは草食動物の脚にへばりついて運ばせる戦略なのかもしれない。
梅雨入り後の10日間くらいはそれっぽかったけど、6月に入ったら「梅雨?何ですかそれは?」と言わんばかりの陽気。
せめて過去の写真をひっぱり出してキノコ成分を補給しておこう。
梅雨入り前にお世話になるウッドチップに生えたのはヒトヨタケの仲間。たぶんザラエノヒトヨタケ。透き通りそうに薄い傘と糸のように細い足、そして1時間の間にもしおれていく儚さは夢まぼろしのよう。
こんなキノコにカメラを向ける瞬間が私にとって最高の癒やしになる。
せめて過去の写真をひっぱり出してキノコ成分を補給しておこう。
梅雨入り前にお世話になるウッドチップに生えたのはヒトヨタケの仲間。たぶんザラエノヒトヨタケ。透き通りそうに薄い傘と糸のように細い足、そして1時間の間にもしおれていく儚さは夢まぼろしのよう。
こんなキノコにカメラを向ける瞬間が私にとって最高の癒やしになる。
カンゾウタケか大量に採れすぎて食いきれない・・・。
前回フライの成功で味をしめたので、さらに別メニューを試してみよう。
じつはもう一つアイディアがあるのだ。
それは、鉄板とも言える揚げ物料理と同じくらい鉄板と言ってもいい最強食材・チーズだ。
ピザなどで酸味の強いトマトとタッグを組むことも多いチーズならば、酸っぱいカンゾウタケとも必ずやステキなマリアージュを見せてくれるに違いない。
で、何を作ろうかと思案した結果、グラタンを作ることになった。
ただ、本格的にホワイトソースから作るのは面倒だったので、時短レシピから「簡単豆腐グラタン」を採用する。前回のフライでマヨネーズとの相性の良さを確認できたので、ここはマヨネーズの力も借りよう。
はい、まずはカンゾウタケを1センチ厚さでぶつ切りにします。やはりキモい(笑)
これにラップをかけて電子レンジで1分。これで下処理完了。
また、これとは別に好みの食材(玉ねぎ、ジャガイモ、ブロッコリー、ウインナー等)を電子レンジで加熱したあと、適宜、グラタン皿に並べておきます。今回は玉ねぎとゆで卵を採用。
ボールに、水を切った豆腐、味噌とマヨネーズをくわえ、よく混ぜ合わせます。これをグラタン皿の具材の上に流しこみ。具材の量にもよるけど、少ししょっぱいかな?くらいの方がいいかも。
その上にカンゾウタケ、ピザ用チーズの順で乗せて準備完了。
トースターでチーズに程よく焦げ色がつくまで4〜5分加熱します。
できたッス!!カンゾウタケ豆腐グラタン!!
ほら!まともだ!!(見た目は)
さあ食べよう〜♫
例によって赤黒いキノコ肉汁がホワイトなはずのものを赤紫色に染め上げてしまうが、もうそのことは言いますまい。問題は味よ。
うむ!?
あ、かなりうまい!
キノコが予想以上に食材の1つとしてグラタンに馴染んでいてビックリだ。
カンゾウタケの歯ざわりや旨み、風味が生きていて、なおかつ酸味が立ち過ぎず、全体として調和している。
これはカンゾウタケの凄さと言うよりは味噌マヨネーズの功績!?カンゾウタケのようなどうしようもないレベルの個性派食材すら飼いならす。はからずも最強調味料の実力の一端をかいま見る結果となった。
正式なホワイトソースのグラタンに使った場合の結果は未知数だが、豆腐グラタン、少なくともこれは有りだな。合格!
前回フライの成功で味をしめたので、さらに別メニューを試してみよう。
じつはもう一つアイディアがあるのだ。
それは、鉄板とも言える揚げ物料理と同じくらい鉄板と言ってもいい最強食材・チーズだ。
ピザなどで酸味の強いトマトとタッグを組むことも多いチーズならば、酸っぱいカンゾウタケとも必ずやステキなマリアージュを見せてくれるに違いない。
で、何を作ろうかと思案した結果、グラタンを作ることになった。
ただ、本格的にホワイトソースから作るのは面倒だったので、時短レシピから「簡単豆腐グラタン」を採用する。前回のフライでマヨネーズとの相性の良さを確認できたので、ここはマヨネーズの力も借りよう。
はい、まずはカンゾウタケを1センチ厚さでぶつ切りにします。やはりキモい(笑)
これにラップをかけて電子レンジで1分。これで下処理完了。
また、これとは別に好みの食材(玉ねぎ、ジャガイモ、ブロッコリー、ウインナー等)を電子レンジで加熱したあと、適宜、グラタン皿に並べておきます。今回は玉ねぎとゆで卵を採用。
ボールに、水を切った豆腐、味噌とマヨネーズをくわえ、よく混ぜ合わせます。これをグラタン皿の具材の上に流しこみ。具材の量にもよるけど、少ししょっぱいかな?くらいの方がいいかも。
その上にカンゾウタケ、ピザ用チーズの順で乗せて準備完了。
トースターでチーズに程よく焦げ色がつくまで4〜5分加熱します。
できたッス!!カンゾウタケ豆腐グラタン!!
ほら!まともだ!!(見た目は)
さあ食べよう〜♫
例によって赤黒いキノコ肉汁がホワイトなはずのものを赤紫色に染め上げてしまうが、もうそのことは言いますまい。問題は味よ。
うむ!?
あ、かなりうまい!
キノコが予想以上に食材の1つとしてグラタンに馴染んでいてビックリだ。
カンゾウタケの歯ざわりや旨み、風味が生きていて、なおかつ酸味が立ち過ぎず、全体として調和している。
これはカンゾウタケの凄さと言うよりは味噌マヨネーズの功績!?カンゾウタケのようなどうしようもないレベルの個性派食材すら飼いならす。はからずも最強調味料の実力の一端をかいま見る結果となった。
正式なホワイトソースのグラタンに使った場合の結果は未知数だが、豆腐グラタン、少なくともこれは有りだな。合格!
はい、久々の料理コーナーですよ!
キノコのくせに、見た目が肉、そしてなぜか酸っぱい・・・仲間うちでも「マズい」「あの酸っぱさはちょっと・・・」「ムリだわー」などと散々な評価のカンゾウタケの名誉を挽回するため、シーズンが訪れるたびに私が研究を重ねているカンゾウタケ料理。
巷では生で食べられるとのフレコミだが、旨み・歯ざわりが格段にアップする加熱調理には遠く及ばない、というのが私の結論だ。問題はその調理法をどうするか。
これまでソテー、ステーキ、ギョーザ、ヅケなど、いくつか試したが、今回はフライを試してみようと思う。フライと言えば、キノコに限らずハズレのない鉄板中の鉄板。「貧乏人のビーフステーキ」との別名もあるカンゾウタケならば、油との相性もよく、必ずや食卓にふさわしい「貧乏人のビーフカツ」になってくれるであろう。
調理は一般的な方法で。キノコはぶつ切り、衣は厚めがグッド。揚げすぎるとふにゃふにゃになって食べごたえが無くなるので、揚げる時間はほどほどがいい。ジュワー。
できた。赤い汁がにじんで、なんだか内出血を起こしたみたいになってる以外は美味しそうなカツになった。ソースを何にしようか悩ましいところなので、いくつか試してみよう。
おお。やっぱり見た目は肉!赤い肉汁が染み出てくる。
とりあえずウスターソースで食べてみよう。
うむ。美味い。衣のカリッとした歯ざわりとカンゾウタケのブリっとした弾力がうまくマッチしている。また、キノコに欠けているコクを油が補い、さらには旨みを引き立てている。ソースのおかげか、あるいはこのカンゾウタケがたまたまそうなのかも知れないが、酸味はさほど気にならなかった。
マヨネーズやケチャップも試したが、これらも悪くない。旨みをプラスした上に酸味を和らげてくれる。
これを醤油や塩で食べると、酸味が前面に出てくる。カンゾウタケらしい風味を味わえるという意味では、コアなカンゾウタケファンにおすすめだ。個人的にはマヨネーズとケチャップを混ぜたオーロラソースがバランスが良いと思った。
カンゾウタケは物によって独特の臭いや苦味が出ることもあるが、フライ調理はそれらもかなり緩和できるように思う。ちょっと成長しすぎて味やニオイにクセが強くなった大きめのカンゾウタケでもおいしく食べられるかもしれない。
結論。カンゾウタケカツ、かなりイケる。
キノコのくせに、見た目が肉、そしてなぜか酸っぱい・・・仲間うちでも「マズい」「あの酸っぱさはちょっと・・・」「ムリだわー」などと散々な評価のカンゾウタケの名誉を挽回するため、シーズンが訪れるたびに私が研究を重ねているカンゾウタケ料理。
巷では生で食べられるとのフレコミだが、旨み・歯ざわりが格段にアップする加熱調理には遠く及ばない、というのが私の結論だ。問題はその調理法をどうするか。
これまでソテー、ステーキ、ギョーザ、ヅケなど、いくつか試したが、今回はフライを試してみようと思う。フライと言えば、キノコに限らずハズレのない鉄板中の鉄板。「貧乏人のビーフステーキ」との別名もあるカンゾウタケならば、油との相性もよく、必ずや食卓にふさわしい「貧乏人のビーフカツ」になってくれるであろう。
調理は一般的な方法で。キノコはぶつ切り、衣は厚めがグッド。揚げすぎるとふにゃふにゃになって食べごたえが無くなるので、揚げる時間はほどほどがいい。ジュワー。
できた。赤い汁がにじんで、なんだか内出血を起こしたみたいになってる以外は美味しそうなカツになった。ソースを何にしようか悩ましいところなので、いくつか試してみよう。
おお。やっぱり見た目は肉!赤い肉汁が染み出てくる。
とりあえずウスターソースで食べてみよう。
うむ。美味い。衣のカリッとした歯ざわりとカンゾウタケのブリっとした弾力がうまくマッチしている。また、キノコに欠けているコクを油が補い、さらには旨みを引き立てている。ソースのおかげか、あるいはこのカンゾウタケがたまたまそうなのかも知れないが、酸味はさほど気にならなかった。
マヨネーズやケチャップも試したが、これらも悪くない。旨みをプラスした上に酸味を和らげてくれる。
これを醤油や塩で食べると、酸味が前面に出てくる。カンゾウタケらしい風味を味わえるという意味では、コアなカンゾウタケファンにおすすめだ。個人的にはマヨネーズとケチャップを混ぜたオーロラソースがバランスが良いと思った。
カンゾウタケは物によって独特の臭いや苦味が出ることもあるが、フライ調理はそれらもかなり緩和できるように思う。ちょっと成長しすぎて味やニオイにクセが強くなった大きめのカンゾウタケでもおいしく食べられるかもしれない。
結論。カンゾウタケカツ、かなりイケる。
赤い!すっぱい!キモい!
はい、今年もカンゾウタケですよ!
5月16日っていう異常に早い梅雨入りのせいで、他のキノコに隠れて影がうすくなっちゃったけど、それでも今年はカンゾウタケが大豊作でしたよー!
My 愛するキノコNo.1のカンゾウタケがシイの木からボコボコ出ましたよー!!(歓喜
)
今年のカンゾウタケがまた素晴らしかったのは、写真に撮りやすい場所に生えてくれたこと!
撮影の難しさに悩まされていた今までがウソみたいにベストショット連発。
いやぁ、写真の良し悪しってやっぱりキノコ様次第ってことですなぁ。
ちなみにカンゾウタケは珍しく木の心材(木の真ん中のすでに死んでる部分)を専業に食べるキノコなので、木を弱らせることはなく、元気な木にも生えるのです。でも木を中空にしてしまうので、最終的には強度が保てずに木は倒れて死ぬんですが。
まあ人間にとって迷惑には違いない、という口実で、私も駆除に貢献いたすところであります!(・ω・´)ゞビシッ
はい、今年もカンゾウタケですよ!
5月16日っていう異常に早い梅雨入りのせいで、他のキノコに隠れて影がうすくなっちゃったけど、それでも今年はカンゾウタケが大豊作でしたよー!
My 愛するキノコNo.1のカンゾウタケがシイの木からボコボコ出ましたよー!!(歓喜
)
今年のカンゾウタケがまた素晴らしかったのは、写真に撮りやすい場所に生えてくれたこと!
撮影の難しさに悩まされていた今までがウソみたいにベストショット連発。
いやぁ、写真の良し悪しってやっぱりキノコ様次第ってことですなぁ。
ちなみにカンゾウタケは珍しく木の心材(木の真ん中のすでに死んでる部分)を専業に食べるキノコなので、木を弱らせることはなく、元気な木にも生えるのです。でも木を中空にしてしまうので、最終的には強度が保てずに木は倒れて死ぬんですが。
まあ人間にとって迷惑には違いない、という口実で、私も駆除に貢献いたすところであります!(・ω・´)ゞビシッ
初夏のシイ・カシ林で見かける小型キノコ。
キノコフリーク界隈でもかつては何だこりゃ扱いだったけど、だいぶ知名度が上がってきた。
チチタケらしからぬ小ささと足の細さ!真ん中尖ってる!傘のフチに毛が!
逆にキャラが立ちすぎていて、並のチチタケ類よりよほど認識しやすい(笑)
カシタケなどと同様、なんで敢えてこの時期に発生するのかは気になるところだ。植物の花なんかだと、時期を外すことで花粉を運ぶ虫に対して注目を集めやすくする効果が考えられるけど、キノコはそんなんじゃないしなー。このユニークな形にヒントが??考えすぎか。
キノコフリーク界隈でもかつては何だこりゃ扱いだったけど、だいぶ知名度が上がってきた。
チチタケらしからぬ小ささと足の細さ!真ん中尖ってる!傘のフチに毛が!
逆にキャラが立ちすぎていて、並のチチタケ類よりよほど認識しやすい(笑)
カシタケなどと同様、なんで敢えてこの時期に発生するのかは気になるところだ。植物の花なんかだと、時期を外すことで花粉を運ぶ虫に対して注目を集めやすくする効果が考えられるけど、キノコはそんなんじゃないしなー。このユニークな形にヒントが??考えすぎか。
この日は、とある神社を訪れていた。
古くからの鎮守の森が保たれており、ちょっと他の里山とはキノコの種類が異なる、お気に入りの場所だ。時期も他の里山とは違い、梅雨入り前の4月5月に不思議な魅力がある。
この日の1番のお目当てはシイの巨木に生えるカンゾウタケなんだが、ゴロゴロと転がる朽木にも小さなキノコが多く、意外な発見があるので、怠らず観察しながら進む。
ふと、ウラベニガサが目に入った。ん?気になったのはその隣。
んーーーー??
このきれいな長い条線と灰色のグラデーション&ぬめり。どっかで見たような?
あっ、柄の根元が吸盤みたいになっとる!これって・・・
ヤコウタケやん!!
ヤコウタケとは、日本でもっとも明るく光る発光キノコで、八丈島などの亜熱帯の島に自生するフェニックスや竹に生え、観光ツアーも企画されることで有名である。九州や四国、本州でも、温暖な地域なら多少は発生するが、近年、温暖からは程遠いような場所でも、ちらほらと観察記録が出ている、とは聞いていた。まさかここで見つかるとは。
残念ながら、本州で見つかるヤコウタケの大半は、発光する力があまりないらしい。栄養をたんまり与えれば光るという説もあるそうだが果たして・・・。
できればこれが本当に光らないのかどうか、確かめてみたいが、採取する気にはならないし、夜ここに来るのも無理そうなので、写真を撮るだけにしておこう。
古くからの鎮守の森が保たれており、ちょっと他の里山とはキノコの種類が異なる、お気に入りの場所だ。時期も他の里山とは違い、梅雨入り前の4月5月に不思議な魅力がある。
この日の1番のお目当てはシイの巨木に生えるカンゾウタケなんだが、ゴロゴロと転がる朽木にも小さなキノコが多く、意外な発見があるので、怠らず観察しながら進む。
ふと、ウラベニガサが目に入った。ん?気になったのはその隣。
んーーーー??
このきれいな長い条線と灰色のグラデーション&ぬめり。どっかで見たような?
あっ、柄の根元が吸盤みたいになっとる!これって・・・
ヤコウタケやん!!
ヤコウタケとは、日本でもっとも明るく光る発光キノコで、八丈島などの亜熱帯の島に自生するフェニックスや竹に生え、観光ツアーも企画されることで有名である。九州や四国、本州でも、温暖な地域なら多少は発生するが、近年、温暖からは程遠いような場所でも、ちらほらと観察記録が出ている、とは聞いていた。まさかここで見つかるとは。
残念ながら、本州で見つかるヤコウタケの大半は、発光する力があまりないらしい。栄養をたんまり与えれば光るという説もあるそうだが果たして・・・。
できればこれが本当に光らないのかどうか、確かめてみたいが、採取する気にはならないし、夜ここに来るのも無理そうなので、写真を撮るだけにしておこう。
山中で車を走らせていると鮮やかな黄色い花が見えた。園芸種のように見事な花のふさを作り、それがフジのように垂れ下がるのではなく、空に向かって伸びている。ちょっと見慣れない花だ。
ジャケツイバラという名前。
葉はどう見てもマメ科って感じなので、イバラという名前は少し違和感があるが、よく見ると枝にトゲがついている。そういえば同じマメ科のニセアカシアもトゲがあったな。
つる性の植物で、この時期に花を咲かせるそうな。「ジャケツ」は漢字を当てると「蛇結」で、ヘビが絡まり合うさまをイメージしての名前らしい。
ジャケツイバラという名前。
葉はどう見てもマメ科って感じなので、イバラという名前は少し違和感があるが、よく見ると枝にトゲがついている。そういえば同じマメ科のニセアカシアもトゲがあったな。
つる性の植物で、この時期に花を咲かせるそうな。「ジャケツ」は漢字を当てると「蛇結」で、ヘビが絡まり合うさまをイメージしての名前らしい。
この時期カンゾウタケの偵察にシイ林を訪れると、ベニタケの仲間に出くわすことがある。
ベニタケといえばふつう、夏のキノコでこの時期に見つかるのはおかしいんだけど、例外もいるらしい。たとえば、カシタケと呼ばれるキノコがそうだ。
カシタケ
春にシイやカシ林の地上に発生。カサ径3~8cm、饅頭形から平らに開き、表面は微粉状で湿っているときにはやや粘性がある。色は赤色、淡紫色など、変化が多い。ヒダは離生しやや密、白色から淡黄白色。柄は白色。
正直に言って、春に生える以外はもうどこにでもありそうなベニタケの特徴である。たとえばカシタケが何となく秋に出たら、もう区別がつかない。
それでなくともベニタケ類はキノコの専門家ですら避けて通るという分類の難しいキノコグループ。このキノコがカシタケだと証明できるかと言えば、それは無理そうだ。まあ春と言うには遅すぎるし、色もグレー系統、サイズもひと回り小さいから、違うとは思うけど、とりあえずカシタケだということにしておこう。
裏側。この時期によく見られるカラムラサキハツは肉に辛みがあり、柄に少し透明感がある点が異なる。
ベニタケといえばふつう、夏のキノコでこの時期に見つかるのはおかしいんだけど、例外もいるらしい。たとえば、カシタケと呼ばれるキノコがそうだ。
カシタケ
春にシイやカシ林の地上に発生。カサ径3~8cm、饅頭形から平らに開き、表面は微粉状で湿っているときにはやや粘性がある。色は赤色、淡紫色など、変化が多い。ヒダは離生しやや密、白色から淡黄白色。柄は白色。
正直に言って、春に生える以外はもうどこにでもありそうなベニタケの特徴である。たとえばカシタケが何となく秋に出たら、もう区別がつかない。
それでなくともベニタケ類はキノコの専門家ですら避けて通るという分類の難しいキノコグループ。このキノコがカシタケだと証明できるかと言えば、それは無理そうだ。まあ春と言うには遅すぎるし、色もグレー系統、サイズもひと回り小さいから、違うとは思うけど、とりあえずカシタケだということにしておこう。
裏側。この時期によく見られるカラムラサキハツは肉に辛みがあり、柄に少し透明感がある点が異なる。
春キノコの定番中の定番、ウラベニガサさん。
灰色の傘に細い足。その地味な色合いと均整の取れたキノコらしいプロポーションから、「美味しそう」という期待を抱かせるキノコさんである。
しかし、残念ながら食べ物としてはそれほどの実力はない。毒こそないものの、大して強くない旨みにくわえ風味も香りもなく水っぽい。何よりフニャフニャの歯ざわりが致命的。
しかし、この時期キノコ欠乏の我々キノコマニアにとってはこの姿は救いで、見つけるととにかくカメラを向けてしまう。わけても、ヒダの美しさは出色なんだけど、このアングルではとらえきれんかったな、残念。
ウラベニガサにはけっこうな数の類似種があるようだが、把握されてなかったり、把握されてても非公式だったりすることが多いようだ。
灰色の傘に細い足。その地味な色合いと均整の取れたキノコらしいプロポーションから、「美味しそう」という期待を抱かせるキノコさんである。
しかし、残念ながら食べ物としてはそれほどの実力はない。毒こそないものの、大して強くない旨みにくわえ風味も香りもなく水っぽい。何よりフニャフニャの歯ざわりが致命的。
しかし、この時期キノコ欠乏の我々キノコマニアにとってはこの姿は救いで、見つけるととにかくカメラを向けてしまう。わけても、ヒダの美しさは出色なんだけど、このアングルではとらえきれんかったな、残念。
ウラベニガサにはけっこうな数の類似種があるようだが、把握されてなかったり、把握されてても非公式だったりすることが多いようだ。
今をさかのぼること一か月。
遠く関東の地ではイエローモレル(アミガサタケ)大発生の報に、キノコ愛好家が沸き立っていた。
一方でこちら三重。
この方では同じアミガサタケでもブラックモレル(トガリアミガサタケ等、黒っぽいアミガサタケ)が主流で、イエローモレルの分布は限られている。いや、正確に言えば、よく探せばけっこうあると思うんだが、なかなか見つけられないでいる。うーん。イエローが見たい。しかし近場にイエローが見られる場所を知らない。たった一か所知っていた場所は、どうやらキノコが絶えてしまったようだし、遠いところまでいく時間もないし。そういえば、キノコ会の先生が、新規開拓したという話を聞いたような・・・。
困ったときの菌友だのみ。
先生に唐突に連絡をつけて、桜を散らす春の雨の中、イエローモレル観察を強行することにした。
言うほど近くもなく、道に迷いながらたどり着いた観察ポイントであったが・・・あったあった!!
おっ、ここにも!そこにもあそこにも!
イエローモレル豊作は三重にも及んでいたのかどうか、まだ生えて間もないフレッシュなモレルが、けっこうな数のシロを作っていた。
雨で撮影がむずかしいことこの上ないが、ともかくも撮影を済ませて、満足満足。
さて、後日・・・
SNSで三重在住の知り合いが「アミガサタケ大収穫!」と投稿しているのを発見。
さほど親しいわけでもない人だったが、そんなスバラシイ情報を見過ごすのは惜しすぎる。
特に食べれるキノコの場合、相手のシロを聞き出すのは本来タブーなんだが、好奇心には勝てない。
「ちょっと内緒で場所を教えてください、ぜったい採らないし、他の誰にも言わないので!」
と、恥を忍びつつ聞いてみると・・・
げげっ、ここと同じ場所やった!
聞かん方が良かった・・・(´・ω・`)
とりあえず、「このことは僕たちだけのヒミツにしとこうね!」
などと、さも親しい仲であるようでいて、ただただウツロなコメントを残し、スマホを閉じたのだった。
遠く関東の地ではイエローモレル(アミガサタケ)大発生の報に、キノコ愛好家が沸き立っていた。
一方でこちら三重。
この方では同じアミガサタケでもブラックモレル(トガリアミガサタケ等、黒っぽいアミガサタケ)が主流で、イエローモレルの分布は限られている。いや、正確に言えば、よく探せばけっこうあると思うんだが、なかなか見つけられないでいる。うーん。イエローが見たい。しかし近場にイエローが見られる場所を知らない。たった一か所知っていた場所は、どうやらキノコが絶えてしまったようだし、遠いところまでいく時間もないし。そういえば、キノコ会の先生が、新規開拓したという話を聞いたような・・・。
困ったときの菌友だのみ。
先生に唐突に連絡をつけて、桜を散らす春の雨の中、イエローモレル観察を強行することにした。
言うほど近くもなく、道に迷いながらたどり着いた観察ポイントであったが・・・あったあった!!
おっ、ここにも!そこにもあそこにも!
イエローモレル豊作は三重にも及んでいたのかどうか、まだ生えて間もないフレッシュなモレルが、けっこうな数のシロを作っていた。
雨で撮影がむずかしいことこの上ないが、ともかくも撮影を済ませて、満足満足。
さて、後日・・・
SNSで三重在住の知り合いが「アミガサタケ大収穫!」と投稿しているのを発見。
さほど親しいわけでもない人だったが、そんなスバラシイ情報を見過ごすのは惜しすぎる。
特に食べれるキノコの場合、相手のシロを聞き出すのは本来タブーなんだが、好奇心には勝てない。
「ちょっと内緒で場所を教えてください、ぜったい採らないし、他の誰にも言わないので!」
と、恥を忍びつつ聞いてみると・・・
げげっ、ここと同じ場所やった!
聞かん方が良かった・・・(´・ω・`)
とりあえず、「このことは僕たちだけのヒミツにしとこうね!」
などと、さも親しい仲であるようでいて、ただただウツロなコメントを残し、スマホを閉じたのだった。
春が来た!と思う間にもう初夏の足音が聴こえる昨今。
今年はアミガサタケが各地で当たり年らしく、そこかしこで喜びの報を聞くのだが、それはそうとして長らく私が気にしていることがあった。
キノコ仲間では春キノコとして知られているド定番の「あのキノコ」をこのプログで一度も紹介していない、ということを・・・
それがこれだ!「ウラスジチャワンタケ」。
チャワンタケの仲間は春に発生するものが多いが、どれも色や形が似たりよったりで、判別が難しかったりするのだか、こいつは違う。
茶碗の裏側に、ビキビキと音を立てて盛り上がったんじゃないかと思うようなダイナミックな血管、もといシワひだが何よりのトレードマークである。
どちらかと言えば人がよく通るような林道の脇で見かけることが多く、チャワンタケとしてはかなり大型なこともあって、目撃頻度は高めのはずなのだが、自分はなかなか会えずにいた。森林公園の遊歩道の階段で群生を見つけることができたのは僥倖だね。
最近はキノコをスマホで撮ることが増えてしまった。画質が悪いのは堪忍してね(^_^;)
今年はアミガサタケが各地で当たり年らしく、そこかしこで喜びの報を聞くのだが、それはそうとして長らく私が気にしていることがあった。
キノコ仲間では春キノコとして知られているド定番の「あのキノコ」をこのプログで一度も紹介していない、ということを・・・
それがこれだ!「ウラスジチャワンタケ」。
チャワンタケの仲間は春に発生するものが多いが、どれも色や形が似たりよったりで、判別が難しかったりするのだか、こいつは違う。
茶碗の裏側に、ビキビキと音を立てて盛り上がったんじゃないかと思うようなダイナミックな血管、もといシワひだが何よりのトレードマークである。
どちらかと言えば人がよく通るような林道の脇で見かけることが多く、チャワンタケとしてはかなり大型なこともあって、目撃頻度は高めのはずなのだが、自分はなかなか会えずにいた。森林公園の遊歩道の階段で群生を見つけることができたのは僥倖だね。
最近はキノコをスマホで撮ることが増えてしまった。画質が悪いのは堪忍してね(^_^;)