よる
つきのよる
つきのひかりをうけて
つちよりいずるきのこの
かさははかなく
えはかぼそい
でもそのちいさきものは
そらをもちあげんとする
こえもたてず
だれぞのめにとまることもない
ただ
あきのすこやかなよかぜのみが
それをしる
よる
つきのよる
ちいさきものをしるのは
よかぜのみ
つきのよる
つきのひかりをうけて
つちよりいずるきのこの
かさははかなく
えはかぼそい
でもそのちいさきものは
そらをもちあげんとする
こえもたてず
だれぞのめにとまることもない
ただ
あきのすこやかなよかぜのみが
それをしる
よる
つきのよる
ちいさきものをしるのは
よかぜのみ