連休を利用して神戸にある「ギャラリーきのこ」を訪れた。
ギャラリーきのこといえば、なかば伝説的になっているムック誌『MOOKきのこ』にも深いかかわりのある、きのこカルチャーの震源地。一度訪れてみたいとずっと思っていた。
ギャラリーきのこは水・金・日と、週に3日だけ営業しているという。阪急の王子公園駅を降りて、少し懐かしい香りのする下町を5分ほど歩いたところに、その店はたたずんでいた。
店内は昼下がりのやわらかい光が差し込み、温かな印象を受けた。カウンター席が5つに、二人掛けのテーブルが3つ。けっして広くない上に、キノコグッズがたくさん陳列されているけど、清潔感があって乱雑な感じはしない。
時間がちょっと遅かったけど、日曜日はランチも提供しているということなので、「鮭とキノコのガーリックピラフ」を注文した。
料理を準備しているあいだに店内を回る。今は「世界のキノコ切手展」を開催中とのことで、飯沢さんの『世界のキノコ切手』で見たようなバラエティあふれるキノコ切手が額に入れられて、たくさん飾ってあった。本物を見るのはもちろん初めてなんだけど、思ってた以上にイイ。ちょっと欲しいかも……と思ったら売りものもあるじゃないか、しかもたくさん。うおー、すごい。
あ、こっちのキノコ絵葉書もステキ。このきのこペンもサイコー……などと、もはやキリがない。
圧巻はキノコ書籍コーナー。国内・国外のきのこ図鑑にきのこエッセイ、きのこ絵本、きのこ画集にきのこ図譜。キノコ漫画にキノコ小説、キノコ民話、きのこ料理・きのこ薬・きのこ栽培にマジックきのこ関連まで、なんでも。コレクターの許容力を試そうとするかのようにデカいファーブルのきのこ図譜も。宝の山だ……
結局ランチを食べ終わってから、店員さん(ギャラリー代表の扇さんでした)が他のお客さんと話し込んでいるのをいいことに、一時間以上物色してしまった。あつかましい客でゴメンナサイ。
私もいくらか話をしたけれど、扇さんは穏やかで自然な感じで相手をしてくださるので、肩の力を抜いて時を過ごすことができる。ロシア映画が専門だそうで、初めてここを訪れたロシア好きの学生さんと、ずいぶんと話し込んでおられた。こうやって人と人がつながっていくんだな……
感覚としては喫茶店というよりはギャラリーに近くて、ギャラリーというよりはサロンに近い。想像した以上に素敵な場所だった。こんな空間が近くにあるなんて神戸の人がうらやましい。また機会があれば訪れたいと思う。
ギャラリーきのこといえば、なかば伝説的になっているムック誌『MOOKきのこ』にも深いかかわりのある、きのこカルチャーの震源地。一度訪れてみたいとずっと思っていた。
ギャラリーきのこは水・金・日と、週に3日だけ営業しているという。阪急の王子公園駅を降りて、少し懐かしい香りのする下町を5分ほど歩いたところに、その店はたたずんでいた。
店内は昼下がりのやわらかい光が差し込み、温かな印象を受けた。カウンター席が5つに、二人掛けのテーブルが3つ。けっして広くない上に、キノコグッズがたくさん陳列されているけど、清潔感があって乱雑な感じはしない。
時間がちょっと遅かったけど、日曜日はランチも提供しているということなので、「鮭とキノコのガーリックピラフ」を注文した。
料理を準備しているあいだに店内を回る。今は「世界のキノコ切手展」を開催中とのことで、飯沢さんの『世界のキノコ切手』で見たようなバラエティあふれるキノコ切手が額に入れられて、たくさん飾ってあった。本物を見るのはもちろん初めてなんだけど、思ってた以上にイイ。ちょっと欲しいかも……と思ったら売りものもあるじゃないか、しかもたくさん。うおー、すごい。
あ、こっちのキノコ絵葉書もステキ。このきのこペンもサイコー……などと、もはやキリがない。
圧巻はキノコ書籍コーナー。国内・国外のきのこ図鑑にきのこエッセイ、きのこ絵本、きのこ画集にきのこ図譜。キノコ漫画にキノコ小説、キノコ民話、きのこ料理・きのこ薬・きのこ栽培にマジックきのこ関連まで、なんでも。コレクターの許容力を試そうとするかのようにデカいファーブルのきのこ図譜も。宝の山だ……
結局ランチを食べ終わってから、店員さん(ギャラリー代表の扇さんでした)が他のお客さんと話し込んでいるのをいいことに、一時間以上物色してしまった。あつかましい客でゴメンナサイ。
私もいくらか話をしたけれど、扇さんは穏やかで自然な感じで相手をしてくださるので、肩の力を抜いて時を過ごすことができる。ロシア映画が専門だそうで、初めてここを訪れたロシア好きの学生さんと、ずいぶんと話し込んでおられた。こうやって人と人がつながっていくんだな……
感覚としては喫茶店というよりはギャラリーに近くて、ギャラリーというよりはサロンに近い。想像した以上に素敵な場所だった。こんな空間が近くにあるなんて神戸の人がうらやましい。また機会があれば訪れたいと思う。