月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

小林路子作品展

2012-03-21 01:05:06 | イベント
東京のギャラリー0 (オーツー)で行われていた小林路子作品展を見に行った。

小林さんといえば日本のきのこ画の第一人者。写実的ながらメルヘンティックで美しい作品は画集や絵本にもなっていて、見ているとうっとりしてしまう。原画を見る機会はめったにないので、三重から遠い東京で、しかも3月17~23日(しかも22日は休)の短い会期というちょっとキビシイ条件に、ゴリ押しで予定を合わせて訪れることにした。

場所は東京でもややはずれに位置する馬込。地図を頼りに訪ねてみたのだが……



えーと、ここでいーのか?ただの民家の玄関だと思うんだけど。あ。「自由にお入りください」って張り紙が。



ギャラリーは本当に民家だった。一階のピアノ室と和室の二間にわたって、障子の明かりを活かした展示がなされている。

ピアノ室にはハッピーオウル社『きのこの絵本』の原画など、きのこの水彩画10点ほどと、関内重男さんの手がけた木彫りキノコに小林さんが彩色を施したものが20点ほど。和間には小林さん自身、初の展示とおっしゃる植物と、ご自宅で飼ってらっしゃる金魚の水彩画が10点ほど、それに、小林さんの著作や絵葉書などが展示されていた。

展示作品数は少なく、小じんまりとした展示会場だったのだけど、まとまりがあって落ち着いた雰囲気。和間ではお茶とお菓子をふるまってくださり、座ってくつろげるようになっている。しかもこの日は小林路子さん本人がご在廊!一緒に居合わせた他のお客さんと一緒に小林さんを囲んで、キノコやその他の森の生き物、あるいはキノコ作品なんかのよもやま話を聞くことができ、とても楽しい時間が過ごせた。話せても5分か10分くらいのもんだろうと思ってた私には完全予想外の大ボーナス。結局2時間以上も長居してしまった……。

小林さん、いっしょに居合わせて話をしてくださった方々、それにギャラリーの方々、楽しい時をくださり、ほんとうにありがとうございました。



購入した絵葉書。ハルシメジとウサギのなんかもう!
コメント
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