月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

つくし

2013-03-19 21:24:01 | 植物
つくし。キノコ的なるもの。食べられる。

畑の土手に生えてくるものは吹きっさらしなので、胞子を飛ばすには好都合、そんでもって背丈はあまり伸びてくれない。ハカマを取るのが面倒くさいので、そういうのはパスすることになる。

「そんなにウマいもんじゃないよなー」などと言いながら、でも食べそこなうと損した気分のする、そういう野草かもしれない。


この3月は急激に暖かくなったので、野草の生長が早いわけだけど、とうぜん野菜の生長も早くなる。特にホウレンソウや小松菜などの葉菜類は急激だ。農家の方々はあたふたしていることだろう。今、やけに大きいホウレンソウやブロッコリーが格安でスーパーに並んでいるのを見ることができる。値崩れを起こすので、農家としては歓迎できることではないが、消費者としてはうれしいことだ。

ただ、スーパーに並んでいるものは、青果市場で在庫をかかえすぎて放出するパターンもあるので、品質を見定める目が必要になる。地元の農家が野菜を直接納めるタイプの産直販売店でも、白菜や大根など、冬のアブラナ科の野菜は、トウが立ちかかっている場合が多いので、気をつけた方がいい。

野菜飽和市場では、キノコも当然、巻き添えを食らうのであった……