月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

きぬがさたけ

2017-07-05 20:46:47 | キノコ
菌根キノコが絶不調の中、腐生菌はなんとか出てくれている気配。

そんな中、キノコの先生から「キヌガサタケ出てるよ~」との報が。
竹林にあったいくつかの卵のうち、ひとつが伸びはじめたとのことだ。それは是非とも見に行かねば!

朝、いそいで駆けつけると、ちょっと寸詰まりで窮屈そうながら、それでも麗しの竹林の女王、優雅な姿を披露してくれていた。

洗濯ネットのような白いレースは竹林の木漏れ日に映える。
そして、くさいニオイでハエを呼び寄せる黒いアタマ。なぜそんなことをするかといえば、胞子をくっつけて遠くへ運ばせるためだ。
白いレースも虫がつかまっててっぺんに登りやすいように存在しているという説がある。もしそうだとしたら芸が細かい。

鼻を近づけると、公衆便所のにおいがした。