神社の切り株にベージュ色の小さなキノコ。でもよく見ると変な形をしている。土管みたいな黒い筒の先に、筆みたいな毛が生えて垂れ下がっているみたいな??
名はマユハキタケ。「マユハキ」は『眉掃き』で、かつて女性の化粧道具として用いられた小さなハケのことを指すらしい。そう言われれば確かにそんなような形だな。
で、この眉掃き。キノコとしてはかなり珍しい形で、似たものはちょっと思いつかない。それもそのはず、分類を調べてみたら変なグループに属していた。
子嚢菌類のユーロチウム目。ぜんぜん耳慣れない。どちらかと言えばキノコではなくて、カビが属するグループである。
でも、実を言うと、ここで言うところのキノコとカビって、境目があんまりはっきりしていない。菌類の専門家に聞いても当たり前のように意見が食い違う。さらに言えば、ひとつの種類の菌が、状況に応じてキノコを作ったりカビを作ったりと、2つの形態を使い分けるなんてこともザラにあるのでややこしい。マユハキタケにもカビ世代があるんだろうか。
マユハキタケはタブノキに好んで生える。暖帯の照葉樹林に多いタブノキは三重でもごく普通に見かける樹木だけど、マユハキタケはそれほど見かけない。ただ、一度発生すれば2~3年の風雪に耐えられるキノコなので、見つけることができれば当分の間は楽しめる。
名はマユハキタケ。「マユハキ」は『眉掃き』で、かつて女性の化粧道具として用いられた小さなハケのことを指すらしい。そう言われれば確かにそんなような形だな。
で、この眉掃き。キノコとしてはかなり珍しい形で、似たものはちょっと思いつかない。それもそのはず、分類を調べてみたら変なグループに属していた。
子嚢菌類のユーロチウム目。ぜんぜん耳慣れない。どちらかと言えばキノコではなくて、カビが属するグループである。
でも、実を言うと、ここで言うところのキノコとカビって、境目があんまりはっきりしていない。菌類の専門家に聞いても当たり前のように意見が食い違う。さらに言えば、ひとつの種類の菌が、状況に応じてキノコを作ったりカビを作ったりと、2つの形態を使い分けるなんてこともザラにあるのでややこしい。マユハキタケにもカビ世代があるんだろうか。
マユハキタケはタブノキに好んで生える。暖帯の照葉樹林に多いタブノキは三重でもごく普通に見かける樹木だけど、マユハキタケはそれほど見かけない。ただ、一度発生すれば2~3年の風雪に耐えられるキノコなので、見つけることができれば当分の間は楽しめる。
これのどこが変態なんやって?それは顕微鏡で見ないとわかんないのよ、この子の個性(外形も十分変態だけど、内蔵も変態というこの完全変態)
コブリマメザヤタケみたいにこの子も子実体キノコと同時にカビ世代のキノコも作るんやって。近くに5mmくらいのドーム状の黄色い粉っぽい塊のなかった?あー自分が探しに行きたい!!
この神社の境内は古い社叢が保存されてるおかげか、菌類相もほかと違っておもしろいのん。一度来てみたら?