ヤブガラシ、俗称で「貧乏かずら」の名があったように思う。
園芸屋さんにとっては折り紙つきのやっかい者で、縦横無尽にツタを伸ばして日光を遮り、植木など覆わんばかりに茂る。刈っても地下茎から新しい芽がすぐに復活するという強者。
新芽が食べられるような話を聞いたので、天ぷらを一度試したことがあるんだけど、これがすさまじいアク。二つほどで喉がいがらっぽくなってしまい、どうしようもないシロモノであった。茹でてから、親の仇をとるくらいの気持ちでしつこく水にさらさないと食膳に饗するのは無理らしい。そこまでして食うもんじゃない、と言えばそれまでだけど。
新芽は意外にも美しいと思う。
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