・・・「ヤコブ(イスラエル)」は自分と、自分の家族を守るのに警戒心が強く、慎重で策謀家である・・・だが、唐突にモノガタリが神とレスリング(組打・相撲・柔道・柔術)で組み合って「勝ったハナシ」、「神と人に力を争って勝った」と、ハナシが挿入されている・・・だが、結果、彼は勝ったが、腰の筋肉のツガイ(番・対)が外れて「跛足(跛・びっこ)・跛行」になってしまった・・・日本の戦国時代の軍師には「山本勘助」と、「黒田官兵衛」が存在したが、双方とも「跛足」であった・・・キリシタンだったのは「黒田官兵衛(洗礼名はシモン・シメオン)」である・・・
そして「やまとたける(倭建・日本武・倭武)=倭男具名(那)=小碓(ヲウス)」の三重でのタギ、タギしい「足萎(あしなえ)・びっこ・ちんば・蹇」である・・・彼は双子(双生児)の一人だった・・・幽体離脱・・・
↓
到
當藝野・・・・(たぎの)・当てる芸の野
上之時、
詔者
「吾心恒念、自虛翔行。
然今吾
足不得步、
成
當藝當藝斯玖。
(自當下六字以音)」
故、號、
其地、謂
當藝也。・・・(タギなり)・当てる藝(植える)
自、其地、
差少幸行、
因甚疲衝、
御杖稍步、
故、號、
其地、謂
杖衝坂也。・・・(ツエツキ坂なり)
到坐
尾津前・・・・・(ヲヅの前)
一松之許、
先御食之時、
所忘
其地
御刀
不失猶有、
爾 御歌曰、
袁波理邇・・・・・(袁波理=オワリに)
多陀邇牟迦幣流・・(多陀邇=タダニ)
袁都能佐岐那流・・(袁都=おと)
比登都麻都・・・・(比登=ひと)
阿勢袁・・・・・・・アセヲ
比登都麻都・・・・・ヒトツマツ
比登邇阿理勢婆・・・ヒトニアリセバ
多知波氣麻斯袁・・・タチハキマシヲ
岐奴岐勢麻斯袁・・・キヌキセマシヲ
比登都麻都・・・・・ヒトツマツ
阿勢袁
自 其地幸、
到
三重村之時、
亦 詔之
「吾足、
如
三重勾
而
甚疲」
故、號
其地
謂
三重。
↓↑
父
景行天皇の第二皇子(日本書紀)
景行天皇の第三皇子(古事記)
母
播 磨 稲 日 大 郎 姫
(はりまのいなびのおおいらつめ)
后妃
一妃
両道 入 姫 皇女
(ふたじのいりひめのひめみこ=垂仁天皇の皇女)
子供達
稲 依 別 王
(いなよりわけのみこ=犬上君、建部君の祖)
足仲彦天皇(仲哀天皇)
布 忍入 姫 命
(ぬのしいりひめのひめみこ)
稚 武 王
(わかたけのみこ)
近江建部君の祖
宮道君等の祖(先代旧事本紀)
二妃
吉備 穴 戸 武 媛
(きびのあなとのたけひめ・吉備武彦の娘)
子供達
武 卵 王
(たけかいこのみこ
武 殻 王←異字
建 貝 児 王←異字
讃留霊 王←異字)で、
讃岐綾君・宮道君の祖
十 城別 王
(とおきわけのみこ)
伊予別君の祖
三妃
弟 橘 媛
(おとたちばなひめ)
穂積氏忍山宿禰の娘(女)
九男を生む(先代旧事本紀)
子供
稚 武 彦 王
(わかたけひこのみこ)
四妃
山 代 之玖玖麻毛理比売
(やましろのくくまもりひめ)
子供達
足 鏡 別 王
(あしかがみわけのみこ
蘆 髪蒲見別 王←異字
葦 噉竈見別 王←異字
鎌倉別の祖
五妃
布多遅比売
(ふたじひめ)
近淡海国造の祖
意富多牟和気の娘
六妃?
一妻
(名は不詳)
、 橘 媛?
(たちばなひめ=先代旧事本紀)
子供
息 長 田別 王
(おきながたわけのみこ)
阿波君等の祖(先代旧事本紀)
↓
この「一妻」は「最初の妻の意」?
尾張国造の
「美夜受比売(宮簀媛)
みやずひめ」の名は・・・「后妃の記録」に無い
「弟橘比売=(弟)橘媛」?・・・ダブっている?
↓
先代旧事本紀
(せんだいくじほんぎ
先代舊事本紀)
「旧事紀(くじき)」、
「旧事本紀(くじほんぎ)」とも
「全10巻」からなり、
「天地開闢化~推古天皇」まで記述
「序文」に聖徳太子、蘇我馬子らが著したとある
現在では
大同年間(806年~810年)以後、
延喜書紀講筵(904年~906年)以前に成立とされる・・・
「偽書」なら「記紀」も同類だろう・・・
ーーーーー
足が不随、不自由、歩行困難
↓
英語の「対訳」は、
limping
lameness(lame+ness
↓ レイムネス
ラメ ネス
ラム ネス)・・・エジプト王の名?
「ラー・メス・シス」
ラメ セス
(Rame sses
ラメセス1世は
(在位紀元前1295年~紀元前1294年)
古代エジプト
第19王朝
初代ファラオ
下エジプト出身で
第18王朝の
最期のファラオ
前1321 - 1293年頃の
ホルエムヘブ(Horemheb)
の
腹心で親友
ホルエムエブの在位中は
軍司令官、
宰相の地位
ホルエムヘブに、
息子がなかったので
在世中から
彼を後継者に指名
死後は息子の
セティ1世が王位継承
その後は
ラメセス2世はアマリにも有名・・・
その後、
第20王朝
前1185 - 1182年頃
セトナクト(Setnakhte) ウセルカラー・
セテプエンラー
前1182 - 1151年頃
ラメセス3世(Ramesses III)ウセルマアトラー・
メリアメン
前1151 - 1145年頃
ラメセス4世(Ramesses IV)ヘカマアトラー
前1145 - 1141年頃
ラメセス5世(Ramesses V)ウセルマアトラー
前1141 - 1133年頃
ラメセス6世(Ramesses VI)ネブマアトラー・
メリアメン
前1133 - 1126年頃
ラメセス7世(Ramesses VII)ウセルマアトラー・
メリアメン・
セテプエンラー
前1133 - 1126年頃
ラメセス8世(Ramesses VIII)ウセルマアトラー・
アクエンアメン
前1126 - 1108年頃
ラメセス9世(Ramesses IX)ネフェルカラー・
セテプエンラー
前1108 - 1098年頃
ラメセス10世(Ramesses X)ケペルマアトラー
前1098 - 1070年頃
ラメセス11世(Ramesses XI)
「ラメセス」の名前は
「11世」まで・・・
18王朝の
「ツタンカーメン(Tutankhamun)」の
年代は
前1334 - 1325年頃で
ホルエムヘブより
2代前のファラオで
馬の二輪戦車の事故で
↓ 足が不自由だったらしい・・・
↓
cripple(クリップル)
「例文」
mismatched pair of (shoes)
・・・ミスマッチだったかな・・・
ーーーーー
旧約聖書
創世記
第32章
32:1
さて、
ヤコブが旅路に進んだとき、
神の使たちが
彼に会った。
32:2
ヤコブは彼らを見て、
「これは神の陣営です」
と言って、
その所の名を
マハナイム・・・・・・
と名づけた。
32:3
ヤコブは
セイル・・・・・
の地、
エドム・・・・・
の野に住む
兄
エサウのもとに、
さきだって使者をつかわした。
32:4
すなわちそれに命じて言った、
「あなたがたは
わたしの主人
エサウにこう言いなさい、
『あなたの
僕(しもべ・下部)
ヤコブはこう言いました。
わたしは
ラバンのもとに
寄留して
今までとどまりました。
32:5
わたしは
牛、
驢馬(ろば)、
羊、
男女の奴隷を持っています。
それでわが主に申し上げて、
あなたの前に恵みを得ようと
人をつかわしたのです』」。
32:6
使者はヤコブのもとに帰って言った、
「わたしたちは
あなたの
兄エサウのもとへ行きました。
彼もまたあなたを迎えようと
四百人を率いてきます」。
32:7
そこで
ヤコブは
大いに
恐れ、苦しみ、
共にいる
民
および
羊、
牛、
駱駝(らくだ)を
二つの組に分けて、
32:8
言った、
「たとい、
エサウがきて、
一つの組を撃っても、
残りの組は
のがれるであろう」。
32:9
ヤコブはまた言った、
「父アブラハムの神、
父イサクの神よ、
嘗(かって)わたしに
『おまえの国へ帰り、
おまえの親族に行け。
わたしは
おまえを恵もう』
と言われた主よ、
32:10
あなたが
僕(しもべ・下部)に施された
すべての
恵みと
誠(まこと・真言)を
わたしは
受けるに
足りない者です。・・・足=跛足(跛・びっこ)
わたしは、
つえのほか何も持たないで
このヨルダンを渡りましたが、
今は
二つの組にもなりました。
32:11
どうぞ、
兄エサウの手から
わたしをお救いください。
わたしは彼がきて、
わたしを撃ち、
母や子供たちにまで及ぶのを恐れます。
32:12
あなたは、嘗(かって)、
『わたしは必ず
おまえを恵み、
おまえの子孫を
海の砂の数えがたいほど多くしよう』
と言われました」。
32:13
彼は
その夜そこに宿り、
持ち物のうちから
兄エサウへの贈り物を選んだ。
32:14
すなわち
雌山羊(やぎ)二百、
雄山羊(やぎ)二十、
雌羊二百、
雄羊二十、
32:15
乳駱駝(らくだ)
三十とその子、
雌牛四十、
雄牛十、
雌驢馬(ろば)二十、
雄驢馬(ろば)十。
32:16
彼はこれらをそれぞれの群れに分けて、
僕(しもべ・下部)たちの手にわたし、
僕(しもべ・下部)たちに言った、
「あなたがたは
わたしの先に進みなさい、
そして群れと群れとの間には
隔たりをおきなさい」。
32:17
また先頭の者に命じて言った、
「もし、
兄エサウがあなたに会って
『だれの僕(しもべ・下部)で、どこへ行くのか。
あなたの前にあるこれらのものはだれの物か』
と尋ねたら、
32:18
『あなたの僕(しもべ・下部)ヤコブの物で、
わが主
エサウにおくる贈り物です。
彼も
わたしたちの
後(うしろ)におります』と言いなさい」。
32:19
彼は
第二の者にも、
第三の者にも、
また群れ群れについて行く
すべての者にも命じて言った、
「あなたがたが
エサウに会うときは、
同じように彼に告げて、
32:20
『あなたの
僕(しもべ・下部)
ヤコブも
われわれの後(うしろ)におります』
と言いなさい」。ヤコブは、
「わたしがさきに送る贈り物をもって
まず彼をなだめ、それから、
彼の顔を見よう。そうすれば、
彼は
わたしを迎えてくれるであろう」
と思ったからである。
32:21
こうして
贈り物は
彼に先立って渡り、
彼はその夜、
宿営にやどった。
32:22
彼はその夜起きて、
ふたりの妻と
ふたりの
仕え女(つかえめ)と
十一人の・・・・・
子どもとを連れて
ヤボク
の渡しをわたった。
32:23
すなわち
彼らを導いて川を渡らせ、
また
彼の持ち物を渡らせた。
32:24
ヤコブは
ひとりあとに残ったが、
ひとりの人が、
夜明けまで
彼と組打ちした。
32:25
ところで
その人は
ヤコブに勝てないのを見て、
ヤコブの腿(もも・股)の
番(つがい・対)
にさわったので、
ヤコブの腿(もも・股)の
番(つがい・対)
が、
その人と
組打ちするあいだに
はずれた。
32:26
その人は言った、
「夜が明けるから
わたしを去らせてください」。
ヤコブは答えた、
「わたしを祝福してくださらないなら、
あなたを去らせません」。
32:27
その人は彼に言った、
「あなたの名は
なんと言いますか」。
彼は答えた、
「ヤコブです」。
32:28
その人は言った、
「あなたはもはや名を
ヤコブと言わず、
イスラエル・・・・・
と言いなさい。
あなたが
神と人とに、・・・・・?
力を争って
勝ったからです」。
32:29
ヤコブは尋ねて言った、
「どうか
わたしに
あなたの名を
知らせてください」。
するとその人は、
「なぜ
あなたは
わたしの名を
訊(きく)のですか」
と言ったが、
その所で彼を祝福した。
32:30
そこで
ヤコブはその所の名を
ペニエル・・・・・・部似得留?
紅得る?丹=辰砂
と名づけて言った、
「わたしは
顔と顔を
あわせて
神を見たが、・・・「人ではなく、神を見た」?
なお生きている」。
32:31
こうして
彼が
ペニエル
を過ぎる時、
日は彼の上にのぼったが、
彼はその腿(もも・股)のゆえに
跛足(跛・びっこ・跛行)・・・・・
を引いていた。
32:32
そのため、
イスラエルの子らは今日まで、
腿(もも・股)の
番(つがい・対)の上にある
腰の筋を食べない。
かの人が・・・・・・・・神ではなく、「人」
ヤコブの腿(もも・股)の
番(つがい・対)、
すなわち
腰の筋に
触(さわ)ったからである。
第33章
33:1
さて
ヤコブは目をあげ、
エサウが
四百人を率いて来るのを見た。
そこで
彼は子供たちを分けて
レア
と
ラケル
と
ふたりの仕え女(つかえめ)とにわたし、
33:2
仕え女(つかえめ)と
その子供たちを
まっ先に置き、
レアとその子供たちを
次に置き、
ラケル
と
ヨセフ
を最後に置いて、
33:3
みずから彼らの前に進み、
七たび身を地にかがめて、
兄に近づいた。
33:4
すると
エサウは走ってきて迎え、
彼を抱き、
その首(くび・頸・頚)をかかえて
口づけし、
共に泣いた。
33:5
エサウは目をあげて
女と子供たちを見て言った、
「あなたと一緒にいる
これらの者はだれですか」。
ヤコブは言った、
「神が僕(しもべ・下部)に
授けられた子供たちです」。
33:6
そこで
仕え女(つかえめ)たちは
その子供たちと共に近寄ってお辞儀した。
33:7
レアもまた
その子供たちと共に近寄ってお辞儀し、
それから
ヨセフ
と
ラケルが近寄ってお辞儀した。
33:8
すると
エサウは言った、
「わたしが出会った
あのすべての群れはどうしたのですか」。
ヤコブは言った、
「わが主の前に恵みを得るためです」。
33:9
エサウは言った、
「弟よ、
わたしは
充分(じゅうぶん・十分)もっている。
あなたの物は
あなたのものにしなさい」。
33:10
ヤコブは言った、
「いいえ、もし
わたしが
あなたの前に恵みを得るなら、
どうか、
わたしの手から贈り物を受けてください。
あなたが喜んで
わたしを迎えてくださるので、
あなたの顔を見て、
神の顔を見るように思います。
33:11
どうか
わたしが持ってきた
贈り物を受けてください。
神がわたしを恵まれたので、
わたしは
充分(じゅうぶん・十分)
もっていますから」。
こうして
彼がしいたので、
彼は受け取った。
33:12
そして
エサウは言った、
「さあ、立って行こう。
わたしが先に行く」。
33:13
ヤコブは彼に言った、
「ごぞんじのように、
子供たちは、かよわく、
また
乳を飲ませている羊や牛を
わたしが世話をしています。
もし一日でも
歩かせ過ぎたら
群れはみな死んでしまいます。
33:14
わが主よ、どうか、
僕(しもべ・下部)の先においでください。
わたしは
わたしの前にいる
家畜と子供たちの歩みに合わせて、
ゆっくり歩いて行き、
セイル
でわが主と一緒になりましょう」。
33:15
エサウは言った、
「それなら
わたしが連れている者どものうち
幾人かを
あなたのもとに残しましょう」。
ヤコブは言った、
「いいえ、
それには及びません。
わが主の前に恵みを得させてください」。
33:16
その日
エサウは
セイル・・・・世鋳る
への帰途についた。
33:17
ヤコブは立って
スコテ・・・・・素小手・須籠手
に行き、
自分のために家を建て、
また
家畜のために小屋を造った。
これによってその所の名は
スコテ
と呼ばれている。
33:18
こうして
ヤコブは
パダンアラム・・・
からきて、無事
カナンの地の
シケム・・・・・時化ん=海の大荒
湿気ん=蒸す
の町
に着き、町の前に宿営した。
33:19
彼は天幕を張った野の一部を
シケムの父
ハモル・・・・・葉モル・音調ハモル
の
子らの手から
百ケシタで買い取り、
33:20
そこに
祭壇を建てて、
これを
エル・エロヘ・イスラエル
と名づけた。
ーーーーー
・・・エル・エロヘ・ジポン・・・
・・・「私有財産」として「蓄財」し、「保持、保管」、「維持」するのは難しいけれど・・・「男」が分捕ってきたモノに執着せざるを得ないのは「女性の存在」かも・・・「ラバン(Lavan)」の娘たち、「ヤコブ(Jacob)=イスラエル」の妻たち・・・「瘤取りジィジィ」、「花さかジィジィ」の重なりと思っていたが・・・二人の瘤ジィジィ、一人は鬼の宴会で踊って、質草として頬の瘤を取られ、もう一人は瘤をつけられ、ふたコブになるハナシ・・・あるいはコブの無い欲張りジィジィが、鬼が質草として預かっていた瘤をつけられるハナシ・・・「コブ(瘤)」は「鼓舞・古部・股部」に掛けられているんだろう。
「ものうらやみはせまじきことなりとか」・・・
「ヤコブ病=脳ミソがスポンジ状態になる」、異常な「プリオン」というタンパクの増殖によって引き起こされる病気らしい・・・
「ヤコブ病」、普通に健常生活を過ごしていたヒトが、「めまいや
立ち眩みを感じたり、
あるいは
うまく歩けない
などの症状を感じ、
これが数ヶ月のうちに、
目が見えにくくなり、
音が聞こえなくなり、
言葉がうまく話せなくなり、
字が書けなくなるなど
症状進行し、
一気に痴呆状態になってしまう。
無動性無言
という状態に陥る」・・・
そして、「死亡」・・・らしい・・・
↓↑
善いジィさん「ポチ(仔犬・仏)」の「桜の枯れ木」に「臼(うす)の灰」を撒いてのメデタし、メデタし・・・
欲張りジィさん・・・厄々しい、禍々(まがまが)しい・・・忌々(いまいま)しい・・・
「花さかジィジィ」=「枯木に花咲かせ爺」・・・
作詞 石原和三郎
作曲 田村虎蔵
1091年(明治三十四年)出版
一
うらのはたけで ぽちがなく
しょうじきじいさん ほったれば
おおばん こばんが
ザクザク ザクザク
二
いじわるじいさん ぽちかりて
うらのはたけを ほったれば
かわらや かいがら
ガラガラ ガラガラ
三
しょうじきじいさん うすほって
それで もちを ついたれば
またぞろこばんが
ザクザク ザクザク
四
いじわるじいさん うすかりて
それで もちを ついたれば
またぞろかいがら
ガラガラ ガラガラ
五
しょうじきじいさん はいまけば
はなは さいた かれえだに
ほうびは たくさん
おくらに いっぱい
六
いじわるじいさん はいまけば
とのさまのめに それがいり
とうとう ろうやに
つながれました
・・・「ヤコブ」=「ジェイコブ」=「ヤコボ」・・・「妬古部」・・・
↓↑
「陽侯麻呂(やこ-の-まろ・?-?)」
奈良時代の官吏
大隅(おおすみ・鹿児島)国守
養老四年(720)
大隅
隼人(はやと)の
反乱にあい,殺害された」・・・
「陽侯・陽胡・楊胡・楊侯」は同族・・・
↓↑
「命婦、氷上眞人-陽侯」・・・
「天平十一年(739)正月の叙位
小長谷・坂合部・高橋・茨田・陽胡」
の
「五女王」が無位から
「従四位下に直叙」・・・?・・・
「陽胡女王」は
二世女王であり、
「新田部の女(娘)」・・・
「新伝部・神伝部」の音名?
↓↑
文屋-宮田麻呂
承和六年(839年)
従五位上に叙
承和七年(840年)
筑前守
承和八年(841年)正月
解官
承和七年十二月(841年1月)
新羅人の
張宝高
が
特産品の朝廷への献上を目的に
使人を大宰府に派遣
朝廷は、
他国の人臣による
貢進は受け入れられないとして
献上品の
「馬鞍」の返却を命令
文屋宮田麻呂は
張宝高に
絁(あしぎぬ)を贈って
唐の物産を得ようとした・・・
同年十一月
張宝高の死去により失敗
承和八年(841年)に渡来した
新羅の
廻易使・李忠
がもたらした貨物を
李忠が
張宝高の
使人であることを理由に、
文屋宮田麻呂が没収
承和九年(842年)
その貨物の没収が朝廷に発覚
大宰府官人の手で貨物は
李忠に返還
承和十年(843年)
散位従五位上の官位
従者の
陽侯氏雄
から謀反の告発
謀反の罪を負って
伊豆国への流罪
子息の
忠基(佐渡国)・・・チュウキ
安恒(土佐国)・・・アンコウ
も流罪
陽侯氏雄・・・・・・シユウ
は賞され
大初位下
筑前権
少目・・・・・・・・ショウモク
に
叙任
後に
文屋-宮田麻呂
は無実とされ、
貞観五年(863年)
神泉苑の
御霊会で慰霊
文屋宮田麻呂が
近江国に所有の
家10区
土地15町
水田35町
が
勅により
貞観寺に施入
↓
「文屋康秀(ふんや の やすひで)
生年不詳 - 仁和元年(885年?)
歌人
文琳とも
縫殿助・文屋宗于
大舎人頭
文屋真文の子
子は文屋朝康
官位は正六位上・縫殿助
六歌仙
中古三十六歌仙の一人」・・・?
三河国
に赴任する際に
小野小町を誘った・・・
小町は
「わびぬれば
身をうき草の
根を絶えて
誘ふ水あらば
いなむとぞ思ふ」
と返歌
文屋康秀の歌、二首
「吹くからに
秋の草木の
しをるれば
むべ山風を
嵐といふらむ」
「春の日の光に
あたる我なれど
頭の雪となるぞ
わびしき」
↓↑
「ヤゴ(水蠆)」とは
「トンボ目(蜻蛉目)、
トンボ亜目(不均翅亜目)の
ものの
幼虫を指す通称」
・・・トンボはアキ(安芸)の象徴の昆虫(ムシ)・・・「イトトンボ」、家の窓際で越冬するトンボ・・・ボクの幼少時の呼び名は「神様とんぼ」だったが、調べたら「糸とんぼ(蝦夷糸とんぼ)」は種も多い・・・「極楽トンボ」とも。幼虫は「蟻地獄」であるらしい・・・「ウスバカゲロウの成虫」、「卵→幼虫→蛹→成虫という完全変態をする昆虫」らしい・・・
九州四面の一、「筑紫国(九州)」の一面は「白日別」と謂う・・・?・・・
次生、
筑紫島。
此島亦、
身一而、
有面四。
面毎有名。
故、
筑紫国 謂、白日別。
豊国、 言、豊日別。
肥国、 言、建
日向
日豊
久士・・・・久士布流多気
久士目(櫛目)?
比泥別。・・比泥(ひね・ヒデ)?
熊曾国、言、建日別。
(古事記国生み)
・・・ナゼ、「謂」と「言」なんだか?
7世紀末
筑前国と筑後国とに分割
両国とも筑州(チクシュウ)と呼ばれる
二筑(にちく)・両筑(りょうちく)とも
語源の説
「筑紫」とは「西海道」すべてを言うのではなく、
「筑前」のみを言う
「筑前」が古来、
異国から
「大宰府」へ向かう
重要な路であったため、
それが
「石畳」で造られていた。
それで
「築石」といい、
訛って
「筑紫」となった・・・?
ーーーーー
旧約
創世記
第30章
30:1
ラケルは
自分が
ヤコブに子を産まないのを知った時、
姉を妬(ねたん)でヤコブに言った、
「わたしに子どもをください。
さもないと、
わたしは死にます」。
30:2
ヤコブは
ラケルに向かい怒って言った、
「あなたの胎に
子どもを宿(やどら)せないのは神です。
わたしが神に代ることができようか」。
30:3
ラケルは言った、
「わたしの仕え女(つかえめ)
ビルハがいます。
彼女の所におはいりなさい。
彼女が子を産んで、
わたしのひざに置きます。
そうすれば、
わたしもまた彼女によって
子を持つでしょう」。
30:4
ラケルは
仕え女(つかえめ)
ビルハを彼に与えて、
妻とさせたので、
ヤコブは彼女の所にはいった。
30:5
ビルハは、妊(孕・みごも)って
ヤコブに子を産んだ。
30:6
そこでラケルは、
「神はわたしの訴えに答え、
またわたしの声を聞いて、
わたしに子を賜わった」
と言って、
名を
ダン・・・・・
と名づけた。
30:7
ラケルの
仕え女(つかえめ)
ビルハはまた、
妊(孕・みごも)って
第二の子を
ヤコブに産んだ。
30:8
そこでラケルは、
「わたしは激しい争いで、
姉と争って勝った」
と言って、
名を
ナフタリ・・・・・
と名づけた。
30:9
さて
レア・・・・・・・
は自分が子を産むことの
やんだのを見たとき、
仕え女(つかえめ)
ジルパ・・・・・・
を取り、
妻として
ヤコブに与えた。
30:10
レアの
仕え女(つかえめ)
ジルパ
はヤコブに子を産んだ。
30:11
そこでレアは、
「幸運がきた」
と言って、
名を
ガド・・・・・・笑いの門に福きたる?
と名づけた。
30:12
レアの仕え女(つかえめ)
ジルパは
第二の子を
ヤコブに産んだ。
30:13
そこで
レアは、
「わたしは、幸(しあわせ)です。
娘(女)たちはわたしを
幸(しあわせ)な者と言うでしょう」
と言って、
名を
アセル・・・・・
と名づけた。
30:14
さて
ルベン・・・・・
は麦刈りの日に野に出て、
野で
恋茄子(なすび)を見つけ、
それを
母レアのもとに持ってきた。
ラケルは
レアに言った、
「あなたの子の
恋茄子(なすび)
をどうぞわたしにください」。
30:15
レアは
ラケルに言った、
「あなたが
わたしの夫を取ったのは
小さな事でしょうか。
その上、
あなたはまたわたしの子の
恋茄子(なすび)
をも取ろうとするのですか」。
ラケルは言った、
「それでは
あなたの子の
恋茄子(なすび)・・・コイ・ナ・ス・ビ
に換えて、
今夜
彼をあなたと共に寝させましょう」。
30:16
夕方になって、
ヤコブが野から帰ってきたので、
レアは彼を出迎えて言った、
「わたしの子の
恋茄子(なすび)をもって、
わたしが
あなたを雇ったのですから、
あなたはわたしの所に、
はいらなければなりません」。
ヤコブはその夜
レアと共に寝た。
30:17
神は
レアの願いを聞かれたので、
彼女は妊(孕・みごも)って
五番目の子を
ヤコブに産んだ。
30:18
そこで
レアは、
「わたしが
仕え女(つかえめ)を
夫に与えたから、
神がわたしに
その価を賜わったのです」
と言って、
名を
イッサカル・・・・・意通(何時)、栄える
と名づけた。
30:19
レアはまた、
妊(孕・みごも)って
六番目の子を
ヤコブに産んだ。
30:20
そこで
レアは、
「神はわたしに良い賜物をたまわった。
わたしは
六人の子を夫に産んだから、
今こそ
彼はわたしと
一緒に住むでしょう」
と言って、
その名を
ゼブルン・・・・・・
と名づけた。
30:21
その後、彼女は
ひとりの娘(女)を産んで、
名を
デナ・・・・・・・・出名
と名づけた。
30:22
次に神は
ラケルを心にとめられ、
彼女の願いを聞き、
その胎を開かれたので、
30:23
彼女は、
妊(孕・みごも)って
男の子を産み、
「神はわたしの
恥をすすいでくださった」
と言って、
30:24
名を
ヨセフ・・・・・・・
と名づけ、
「主がわたしに、
なお
ひとりの子を
加えられるように」
と言った。
30:25
ラケルが
ヨセフを産んだ時、
ヤコブは
ラバンに言った、
「わたしを去らせて、
わたしの故郷、
わたしの国へ行かせてください。
30:26
あなたに仕えて得た
わたしの妻子を、
わたしに与えて行かせてください。
わたしが
あなたのために働いた
骨折りは、
あなたがごぞんじです」。
30:27
ラバンは彼に言った、
「もし、
あなたの心にかなうなら、
とどまってください。
わたしは主があなたのゆえに、
わたしを恵まれる
しるしを見ました」。
30:28
また言った、
「あなたの報酬を申し出てください。
わたしはそれを払います」。
30:29
ヤコブは彼に言った、
「わたしがどのように
あなたに仕えたか、
またどのように
あなたの
家畜を飼ったかは、
あなたがごぞんじです。
30:30
わたしが来る前には、
あなたの持っておられたものは
わずかでしたが、
ふえて多くなりました。
主はわたしの行く所どこでも、
あなたを恵まれました。
しかし、
いつになったら
わたしも
自分の家を
成すようになるでしょうか」。
30:31
彼は言った、
「何をあなたにあげようか」。
ヤコブは言った、
「なにも
わたしにくださるに及びません。
もしあなたが、
わたしのために
この一つの事をしてくださるなら、
わたしは
今一度
あなたの群れを飼い、守りましょう。
30:32
わたしはきょう、
あなたの群れをみな回ってみて、
その中からすべて
ぶちと
まだらの羊、
および
すべて
黒い小羊と、
やぎの中の
まだらのものと、
ぶちのものとを移しますが、
これを
わたしの報酬としましょう。
30:33
あとで、
あなたがきて、
あなたの前で
わたしの報酬をしらべる時、
わたしの正しい事が証明されるでしょう。
もしも、
やぎの中に
ぶちのないもの、
まだらでないものがあったり、
小羊の中に
黒くないものがあれば、
それは
みな
わたしが
盗んだものとなるでしょう」。
30:34
ラバンは言った、
「よろしい。
あなたの言われるとおりにしましょう」。
30:35
そこで
ラバンはその日、
雄やぎの
しまのあるもの、
まだらのもの、
すべて
雌やぎの
ぶちのもの、
まだらのもの、
すべて
白みをおびているもの、
また
すべて
小羊の中の
黒いものを
移して
子らの手にわたし、
30:36
ヤコブとの間に
三日路の隔たりを設けた。
ヤコブは
ラバンの
残りの群れを飼った。
30:37
ヤコブは、
はこやなぎ(箱柳)と、
あめんどう(アーモンド・
扁桃・
ハタンキョウ=巴旦杏
目覚めの木の実
花は桃や桜に似る)と、
すずかけ(鈴懸・篠懸)の木の
生(なま)の枝を取り、
皮をはいで
それに
白い筋をつくり、
枝の白い所を表わし、
30:38
皮をはいだ枝を、
群れがきて
水を飲む鉢、
すなわち
水ぶねの中に、
群れに向かわせて置いた。
群れは
水を飲みにきた時に、
はらんだ。
30:39
すなわち
群れは枝の前で、
はらんで、
しま(シマ・縞)のあるもの、
ぶち(ブチ・駮)のもの、
まだら(マダラ・斑)のもの
を産んだ。
30:40
ヤコブは
その小羊を別においた。
彼はまた
群れの顔を
ラバンの群れの
縞(しま)のあるものと、
すべて
黒いものとに向かわせた。
そして
自分の群れを別にまとめておいて、
ラバンの群れには、
入れなかった。
30:41
また
群れの強いものが発情した時には、
ヤコブは
水ぶねの中に、
その群れの目の前に、
かの枝を置いて、
枝の間で、
はらませた。
30:42
けれども
群れの
弱いものの時には、
それを置かなかった。
こうして
弱いものは
ラバンのものとなり、
強いものは
ヤコブのものとなったので、
30:43
この人は大いに富み、
多くの群れと、
男女の奴隷、
および
らくだ、
ろばを
持つようになった。
第31章
31:1
さて
ヤコブは
ラバンの子らが、
「ヤコブは
われわれの父の物をことごとく奪い、
父の物によって
あのすべての富を獲たのだ」
と言っているのを聞いた。
31:2
また
ヤコブがラバンの顔を見るのに、
それは
自分に対して以前のようではなかった。
31:3
主はヤコブに言われた、
「あなたの先祖の国へ帰り、
親族のもとに行きなさい。
わたしは
あなたと共にいるであろう」。
31:4
そこで
ヤコブは人をやって、
ラケルと
レアとを
野にいる
自分の群れのところに招き、
31:5
彼女らに言った、
「わたしが
あなたがたの父の顔を見るのに、
わたしに対して以前のようではない。
しかし、
わたしの父の神は
わたしと共におられる。
31:6
あなたがたが知っているように、
わたしは力のかぎり、
あなたがたの父に仕えてきた。
31:7
しかし、
あなたがたの父は
わたしを欺いて、
十度もわたしの報酬を変えた。
けれども
神は
彼がわたしに害を加えることを
お許しにならなかった。
31:8
もし彼が、
『ブチのものはあなたの報酬だ』
と言えば、
群れは皆ぶちのものを産んだ。
もし彼が、
『シマのあるものはあなたの報酬だ』
と言えば、
群れは皆
シマのあるものを産んだ。
31:9
こうして
神は
あなたがたの父の家畜をとって
わたしに与えられた。
31:10
また
群れが発情した時、
わたしが
夢に目をあげて見ると、
群れの上に乗っている
雄やぎは
皆
縞のあるもの、
駮のもの、
霜ふりのもの
であった。
31:11
その時、
神の使が
夢の中でわたしに言った、
『ヤコブよ』。
わたしは答えた、
『ここにおります』。
31:12
神の使は言った、
『目を上げて見てごらん。
群れの上に乗っている
雄やぎは
皆
しまのあるもの、
ぶちのもの、
霜ふりのものです。
わたしは
ラバンが
あなたにしたことを
みな見ています。
31:13
わたしは
ベテルの神です。
かつて
あなたは
あそこで
柱に油を注いで、
わたしに誓いを立てましたが、
いま立って
この地を出て、
あなたの生れた国へ帰りなさい』」。
31:14
ラケルとレアは答えて言った、
「わたしたちの父の家に、
なお
わたしたちの受くべき分、
また
嗣業がありましょうか。
31:15
わたしたちは
父に
他人のように
思われているではありませんか。
彼はわたしたちを
売ったばかりでなく、
わたしたちの
その金をさえ
使い果したのです。
31:16
神が
わたしたちの父から
取りあげられた富は、
みな
わたしたちと
わたしたちの子どものものです。
だから
何事でも
神が
あなたに
お告げになった事をしてください」。
31:17
そこで
ヤコブは立って、
子らと妻たちを
らくだに乗せ、
31:18
また
すべての家畜、
すなわち
彼が
パダンアラム
で獲た家畜と、
すべての財産を携えて、
カナンの地におる
父イサクのもとへ赴いた。
31:19
その時
ラバンは
羊の毛を切るために出ていたので、
ラケルは
父の所有の
テラピム・・・?・・・ラバンの神像?
を盗み出した。
31:20
また
ヤコブは
アラムびと
ラバンを欺き、
自分の逃げ去るのを
彼に告げなかった。
31:21
こうして彼は
すべての持ち物を携えて逃げ、
立って
川を渡り、
ギレアデ・・・・・
の山地へ向かった。
31:22
三日目になって、
ヤコブの逃げ去ったことが、
ラバンに聞えたので、
31:23
彼は一族を率いて、
七日の間そのあとを追い、
ギレアデの山地で追いついた。
31:24
しかし、
神は夜の夢に
アラムびと
ラバンに現れて言われた、
「あなたは
心してヤコブに、
よしあしを言ってはなりません」。
31:25
ラバンはついにヤコブに追いついたが、
ヤコブが山に天幕を張っていたので、
ラバンも一族と共に
ギレアデの山に天幕を張った。
31:26
ラバンはヤコブに言った、
「あなたはなんという事をしたのですか。
あなたは
わたしを欺いて
わたしの娘(女)たちを
いくさの
とりこのように
引いて行きました。
31:27
なぜ
あなたはわたしに告げずに、
ひそかに逃げ去って
わたしを欺いたのですか。
わたしは
手鼓や
琴で
喜び歌って
あなたを
送りだそうとしていたのに。
31:28
なぜ
わたしの孫や娘(女)に
わたしが
口づけするのを
許さなかったのですか。
あなたは
愚かな事をしました。
31:29
わたしは
あなたがたに
害を加える力をもっているが、
あなたがたの父の神が
昨夜わたしに告げて、
『おまえは心して、
ヤコブに
よしあしを言うな』
と言われました。
31:30
今
あなたが逃げ出したのは
父の家が非常に
恋しくなったからでしょうが、
なぜあなたは
わたしの神を
盗んだのですか」。
31:31
ヤコブは
ラバンに答えた、
「たぶん
あなたが娘(女)たちを
わたしから
奪いとるだろうと思って
わたしは恐れたからです。
31:32
だれの所にでも
あなたの神が見つかったら、
その者を生かしてはおきません。
何かあなたの物が
わたしのところにあるか、
われわれの一族の前で、
調べてみて、
それをお取りください」。
ラケルが
神を盗んだことを・・・
テラピム=ラバンの神像
ヤコブは
知らなかったからである。
31:33
そこで
ラバンは
ヤコブの天幕にはいり、
また
レアの天幕にはいり、
更に
ふたりの
はしための天幕にはいってみたが、
見つからなかったので、
レアの天幕を出て
ラケルの天幕にはいった。
31:34
しかし、
ラケルはすでに
テラピムを取って、
らくだの
くらの下に入れ、
その上にすわっていたので、
ラバンは、
くまなく天幕の中を捜したが、
見つからなかった。
31:35
その時
ラケルは父に言った、
「わたしは
女の常のことがあって、
あなたの前に
立ち上がることができません。
わが主よ、
どうかお怒りにならぬよう」。
彼は捜したが
テラピム・・・・・・・ラバンの神像
は見つからなかった。
31:36
そこで
ヤコブは怒って
ラバンを責めた。
そして
ヤコブはラバンに言った、
「わたしに
どんな過(あやまち)があり、
どんな罪があって、
あなたは
わたしの
あとを激しく追ったのですか。
31:37
あなたは
わたしの物をことごとく探られたが、
何かあなたの家の物が見つかりましたか。
それを、ここに、
わたしの一族と、
あなたの一族の前に置いて、
われわれ
ふたりの間をさばかせましょう。
31:38
わたしは
この二十年、
あなたと一緒にいましたが、
その間
あなたの
雌羊も
雌やぎも
子を産み損(そこ)ねたことはなく、
また
わたしは
あなたの群れの
雄羊を
食べたこともありませんでした。
31:39
また野獣が、かみ裂いたものは、
あなたのもとに持ってこないで、
自分でそれを償いました。
また
昼
盗まれたものも、
夜
盗まれたものも、
あなたは
わたしに
その償いを求められました。
31:40
わたしのことを言えば、
昼は暑さに、
夜は寒さに悩まされて、
眠ることもできませんでした。
31:41
わたしは
この二十年
あなたの家族のひとりでありました。
わたしは
あなたの
ふたりの娘(女)のために
十四年、
また
あなたの
群れのために
六年、
あなたに仕えましたが、
あなたは
十度も
わたしの報酬を変えられました。
31:42
もし、
わたしの父の神、
アブラハムの神、
イサクのかしこむ者が
わたしと共におられなかったなら、
あなたはきっとわたしを、
から手で去らせたでしょう。
神は
わたしの悩みと、
わたしの労苦とを顧みられて
昨夜
あなたを
戒められたのです」。
31:43
ラバンは答えて
ヤコブに言った、
「娘(女)たちは
わたしの娘(女)、
子どもたちは
わたしの孫です。
また
群れは
わたしの群れ、
あなたの見るものは
みな
わたしのものです。
これらの
わたしの娘(女)たちのため、
また
彼らが産んだ子どもたちのため、
きょう
わたしは
何をすることができましょうか。
31:44
さあ、
それでは
わたしと
あなたと
契約を結んで、
これを
わたしとあなたとの間の
証拠としましょう」。
31:45
そこで
ヤコブは
石を取り、
それを立てて
柱とした。
31:46
ヤコブは
また
一族の者に言った、
「石を集めてください」。
彼らは
石を取って、
一つの
石塚を造った。
こうして
彼らはその
石塚
の
傍(かたわら)で
食事をした。
31:47
ラバンはこれを
エガル・サハドタ・・・・
と名づけ、
ヤコブはこれを
ガルエド・・・・・・・・
と名づけた。
31:48
そして
ラバンは言った、
「この石塚は
きょう
わたしと
あなたとの間の
証拠となります」。
それで
その名は
ガルエド・・・・・・・・
と呼ばれた。
31:49
また
ミズパ・・・・・・・・・
とも呼ばれた。
彼がこう言ったからである、
「われわれが
互に別れたのちも、
どうか
主が
わたしと
あなたとの間を
見守られるように。
31:50
もし
あなたが
わたしの娘(女)を虐待したり、
わたしの娘(女)のほかに
妻を
娶(めとる)ことがあれば、
たとい
そこに
だれひとりいなくても、
神は
わたしと
あなたとの間の
証人でいらせられる」。
31:51
更に
ラバンは
ヤコブに言った、
「あなたとわたしとの間に
わたしが建てた
この
石塚をごらんなさい、
この
柱をごらんなさい。
31:52
この石塚を越えて
わたしが
あなたに害を加えず、
また
この石塚と
この柱を越えて
あなたが
わたしに害を加えないように、
どうか
この石塚が
あかしとなり、
この柱が
あかしとなるように。
31:53
どうか
アブラハムの神、
ナホルの神、
彼らの父の神が
われわれの間を
さばかれるように」。
ヤコブは
父イサクの
かしこむ者によって誓った。
31:54
そして
ヤコブは
山で犠牲をささげ、
一族を招いて、
食事をした。
彼らは食事をして
山に宿った。
31:55
あくる朝
ラバンは早く起き、
孫と娘(女)たちに
口づけして
彼らを祝福し、
去って家に帰った。
ーーーーー
・・・「私有財産」を獲得し、維持するのは中々困難である・・・「契約・約束」の「法」と「証明のモノ」が必要で、アルらしい・・・
それにしても、ナゼ、「ラケル」は父「ラバン」の「神像=テラピム」を盗んだのか?・・・「神像」であれば、「ラバン一族」は「偶像崇拝者」だった?・・・「占い」をしたり「ティラフィム(創世記31章32節–35節)」を拝んでいた?・・・「ティラフィム=テラピム」であるらしい・・・
「ラバン」は「イサクの妻リベカの兄で、ヤコブの叔父」で、「アブラハムの兄弟ナホルの孫で、ベトエルの息子でリベカの兄」・・・
「アブラハム一族」は代を重ねると、その信仰対象も「唯一神」ではなくなるらしい・・・いずれにしても「生き残ったノアの子孫」であるハズだが・・・モノガタリだから「矛盾」は前提であるカナ・・・
「ラバン」とはへブル語で
「白い」という意味で、
主に「男性の名前」につけられるらしい・・・ズバリ、「シロ」の名前も既に出てきた・・・
「白(しろ)」であるかな、
「新井白石」さん・・・「旧約聖書」を読んでいたんじゃぁなかろうか・・・
・・・相も変わらず同じことを書き込んでいる・・・すなわち、ボクの新たな知識と、その過去的な認識枠が広がっていない、と云うコトだが・・・窓から見える空には渡り鳥の群れがV字形に飛んでいく・・・薪ストーブを撤去して、居間の仕切りも外した。あとは、外の庭に水道管を設置するだけだが、残雪が完全に溶けてからの仕事・・・去年はこの水道管の繋ぎ目のバブルが凍結で破裂し、半日くらいは気が付きもせず、小屋の中が大洪水・・・同じ製品の鋳物のバブルの破裂は2度目の経験だ・・・
視えなくなる、聞こえなくなる、臭わなくなる、味が判らなくなる、喋れなくなる、冷熱、寒暑を感じなくなる、歩けなくなる、持てなくなる、握れなくなる、起きられなくなる、記憶が薄れ、消失し、そして、食えなくなる・・・最期は息が出来なくなる・・・
生まれてから健常だった人も、加齢、老化を必然的に経験することだろうが、身体上の機能的不具合は「歯・目・耳・鼻・舌」、「手足、膝・腰・踝」の筋肉と骨の間接、「頭髪・鬚」は「白髪、白鬢、禿」になるが、これには、アマリ、生理的に不自由を感じないだろうが、毛染め、植毛、鬘のTVコマーシャルが宣伝しているから、その外見上の心理的な不自由は甚大であるらしい・・・
一生物の形態細胞の「腐敗」は必然的な「新陳代謝」の条件である。だが、「新陳代謝」の継続機能には限界があり、自然界の生態系の新陳代謝にバトンタッチされていく・・・
コトバを変えれば「部分腐敗の中で全体秩序機能」が保たれている、というコトなんだか・・・いずれは「部分腐敗」が拡散し、「全体秩序機能」は停止し、「全体腐敗、崩壊」していくと、いうコトか・・・人間同士が造る「共同体・団体・組織」も「部分腐敗=新陳代謝」機能がなくなれば「全体腐敗・崩壊」である・・・
TVでは昼に「昭和天皇実録」、夜には「ダッカハイジャック」、「オーム・サリン」・・・人間の仕業・・・カミもホトケもいない。
ボクも随分と「精神機能」に於いて「腐敗」し、過去的な人間関係に於いて「腐敗」した行為をしてきた存在でもある・・・「精神の腐敗」とは生きている間の「エゴの膨張化」である。そして「実存リスクのアンバランス」である・・・歳をとって肉体的な老化の自覚がないと、中々、自覚出来ないシロモノらしい・・・「自分と他者」の自覚化は立運から?
兎に角、生きている間は、目で視えるモノ、視えているモノは見ていたい、ナッ・・・コレも個々人、コレです、と一般化される共通の「確かなモノ」ではないらしい・・・
ーーーーー
旧約聖書
創世記
第27章
27:1
イサクは年老い、
目が
翳(かすん)で
見えなくなった時、
長子エサウ
を呼んで言った、
「子よ」。
彼は答えて言った、
「ここにおります」。
27:2
イサクは言った。
「わたしは年老いて、
いつ死ぬかも知れない。
27:3
それであなたの武器、
弓矢をもって野に出かけ、
わたしのために、
鹿(しか・ロク)の
肉(にく・ジク)をとってきて、
27:4
わたしの好きな
おいしい食べ物を作り、
持ってきて食べさせよ。
わたしは
死ぬ前にあなたを祝福しよう」。
27:5
イサクが
その子エサウに語るのを
リベカは聞いていた。やがて
エサウが、
鹿(しか・ロク)の
肉(にく・ジク)を
獲ようと野に出かけたとき、
27:6
リベカは
その子ヤコブに言った、
「わたしは聞いていましたが、
父は兄エサウに、
27:7
『わたしのために、
鹿(しか・ロク)の
肉(にく・ジク)をとってきて、
おいしい食べ物を作り、
わたしに食べさせよ。
わたしは死ぬ前に、
主の前であなたを祝福しよう』
と言いました。
27:8
それで、子よ、
わたしの言葉にしたがい、
わたしの言うとおりにしなさい。
27:9
群れの所へ行って、そこから
やぎの子の良いのを
二頭
わたしの所に取ってきなさい。
わたしはそれで父のために、
父の好きなおいしい食べ物を作りましょう。
27:10
あなたはそれを持って行って
父に食べさせなさい。
父は死ぬ前にあなたを祝福するでしょう」。
27:11
ヤコブは母リベカに言った、
「兄エサウは
毛深い人・・・・・・・毛人・蝦夷
ですが、
わたしは
滑(なめらか)です。
27:12
おそらく父は
わたしにさわってみるでしょう。
そうすればわたしは
父を欺く者と思われ、
祝福を受けず、かえって
のろいを受けるでしょう」。
27:13
母は彼に言った、
「子よ、あなたがうける
のろいはわたしが受けます。
ただ、わたしの言葉に従い、
行って取ってきなさい」。
27:14
そこで彼は行って
山羊(やぎ)の子を取り、
母の所に持ってきたので、
母は父の好きな
おいしい食べ物を作った。
27:15
リベカは家にあった
長子エサウの晴着を取って、
弟ヤコブに着せ、
27:16
また
子やぎの皮を
手
と
首
の
滑(なめら)かな所
とにつけさせ、
27:17
彼女が作った
おいしい食べ物と
パンとを
その子ヤコブの手にわたした。
27:18
そこでヤコブは父の所へ行って言った、
「父よ」。
すると父は言った、
「わたしはここにいる。
子よ、あなたは
ダレか」。
27:19
ヤコブは父に言った、
「長子エサウです。
あなたがわたしに
言われたとおりにいたしました。
どうぞ起きて、すわって
わたしの
鹿(しか・ロク)の
肉(にく・ジク)を食べ、
あなた
自(みずから)わたしを祝福してください」。
27:20
イサクはその子に言った、
「子よ、どうしてあなたは
こんなに早く手に入れたのか」。
彼は言った、
「あなたの神、
主がわたしに
しあわせを授けられたからです」。
27:21
イサクはヤコブに言った、
「子よ、近寄りなさい。
わたしは、さわってみて、
あなたが確かに
わが子エサウであるかどうかをみよう」。
27:22
ヤコブが、父イサクに近寄ったので、
イサクは彼にさわってみて言った、
「声はヤコブの声だが、
手はエサウの手だ」。
27:23
ヤコブの手が
兄エサウの
手のように
毛深かったため、
イサクは
ヤコブを
見わけることが
できなかったので、
彼を祝福した。
27:24
イサクは言った、
「あなたは確かに
わが子エサウですか」。
彼は言った、
「そうです」。
27:25
イサクは言った、
「わたしの所へ持ってきなさい。
わが子の
鹿(しか・ロク)の
肉(にく・ジク)を
食べて、
わたし自(みずから)、
あなたを祝福しよう」。
ヤコブがそれを
彼の所に持ってきたので、
彼は食べた。
また
ぶどう酒を
持ってきたので、
彼は飲んだ。
27:26
そして父イサクは彼に言った、
「子よ、さあ、
近寄ってわたしに
口づけしなさい」。
27:27
彼が近寄って
口づけした時、
イサクは
その着物の
かおりをかぎ、
彼を祝福して言った、
「ああ、わが子のかおりは、
主が祝福された
野のかおりのようだ。
27:28
どうか神が、
天の露と、
地の肥えたところと、
多くの穀物と、
新しいぶどう酒とを
あなたに賜わるように。
27:29
もろもろの民は
あなたに仕え、
もろもろの国は
あなたに身を
かがめる。
あなたは兄弟たちの主となり、
あなたの母の子らは、
あなたに身を
かがめるであろう。
あなたを呪(のろう)者は
呪(のろわ)れ、
あなたを祝福する者は
祝福される」。
27:30
イサクがヤコブを祝福し終って、
ヤコブが父イサクの前から出て行くとすぐ、
兄エサウが狩から帰ってきた。
27:31
彼もまたおいしい食べ物を作って、
父の所に持ってきて、言った、
「父よ、起きてあなたの子の
鹿(しか・ロク)の
肉(にく・ジク)を
食べ
あなた自(みずから)、
わたしを祝福してください」。
27:32
父イサクは彼に言った、
「あなたは、だれか」。
彼は言った、
「わたしはあなたの子、
長子エサウです」。
27:33
イサクは激しくふるえて言った、
「それでは、
あの鹿(しか・ロク)の
肉(にく・ジク)を取って、
わたしに持ってきた者はだれか。
わたしはあなたが来る前に、
みんな食べて彼を祝福した。
ゆえに彼が祝福を得るであろう」。
27:34
エサウは父の言葉を聞いた時、
大声をあげ、
激しく叫んで、
父に言った、
「父よ、
わたしを、
わたしをも祝福してください」。
27:35
イサクは言った、
「あなたの
弟が偽ってやってきて、
あなたの
祝福を奪ってしまった」。
27:36
エサウは言った、
「よくも
ヤコブと
名づけたものだ。
彼は
二度までも
わたしをおしのけた。
さきには、
わたしの長子の特権を奪い、
こんどは
わたしの祝福を奪った」。
また言った、
「あなたはわたしのために
祝福を
残しておかれませんでしたか」。
27:37
イサクは答えてエサウに言った、
「わたしは彼をあなたの主人とし、
兄弟たちを皆しもべとして彼に与え、
また
穀物と
ぶどう酒を
彼に授けた。
わが子よ、今となっては、
あなたのために
何ができようか」。
27:38
エサウは父に言った、
「父よ、あなたの祝福は
ただ一つだけですか。
父よ、
わたしを、
わたしをも祝福してください」。
エサウは声をあげて
泣いた。・・・・・啼いた・鳴いた
27:39
父イサクは答えて彼に言った、
「あなたの
すみかは
地の肥えた所から離れ、
また上なる
天の露から
離れるであろう。
27:40
あなたは
つるぎをもって世を渡り、
あなたの
弟に仕えるであろう。
あなたが勇み立つ時、
首から、
その
頸木(くびき)を
振り落すであろう」。
27:41
こうして
エサウは
父が
ヤコブに与えた祝福のゆえに
ヤコブを憎んだ。
エサウは
心の内で言った、
「父の喪の日も
遠くはないであろう。
その時、
弟ヤコブを殺そう」。
27:42
しかし
リベカは
長子エサウのこの言葉を
人づてに聞いたので、
人をやり、
弟ヤコブを呼んで言った、
「兄エサウは
あなたを殺そうと考えて、
みずから慰めています。
27:43
子よ、今わたしの言葉に従って、
すぐ
ハランにいるわたしの兄
ラバン
のもとにのがれ、
27:44
あなたの
兄の怒りが解けるまで、
しばらく彼の所にいなさい。
27:45
兄の憤りが解けて、
あなたのした事を
兄が
忘れるようになったならば、
わたしは人をやって、
あなたを
そこから迎えましょう。
どうして、わたしは
一日のうちに
あなたがた
ふたりを
失ってよいでしょうか」。
27:46
リベカはイサクに言った、
「わたしは
ヘテびとの娘どものことで、
生きているのが
嫌(厭・いや)になりました。
もしヤコブがこの地の、
あの娘どものような
ヘテびとの娘を
妻にめとるなら、
わたしは生きていて、
何になりましょう」。
ーーーーー
第28章
28:1
イサクはヤコブを呼んで、
これを祝福し、
命じて言った、
「あなたは
カナンの娘を
妻にめとってはならない。
28:2
立って
パダンアラム
へ行き、
あなたの母の父
ベトエルの家に行って、
そこであなたの母の兄
ラバンの娘を
妻にめとりなさい。
28:3
全能の神が、あなたを祝福し、
多くの子を得させ、
かつ、ふえさせて、
多くの国民とし、
28:4
また
アブラハムの祝福を
あなたと子孫とに与えて、
神がアブラハムに授けられた
あなたの
寄留の地を
継がせてくださるように」。
28:5
こうして
イサクは
ヤコブを送り出した。
ヤコブは
パダンアラム
に向かい、
アラムびと
ベトエルの子で、
ヤコブとエサウとの母
リベカの兄
ラバンのもとへ行った。
28:6
さて
エサウは、
イサクが
ヤコブを祝福して、
パダンアラム
につかわし、
そこから
妻をめとらせようとしたこと、
彼を祝福し、命じて
「あなたは
カナンの娘を
妻にめとってはならない」
と言ったこと、
28:7
そして
ヤコブが
父母の言葉に従って、
パダンアラム
へ行ったことを
知ったとき、
28:8
彼は
カナンの娘が
父イサクの
心にかなわないのを見た。
28:9
そこで
エサウは
イシマエル
の所に行き、
すでにある妻たちのほかに
アブラハムの子
イシマエルの娘で、
ネバヨテの妹
マハラテ
を妻にめとった。
28:10
さて
ヤコブは
ベエルシバを立って、
ハランへ向かったが、
28:11
一つの所に着いた時、
日が暮れたので、
そこに
一夜を過ごし、
その所の
石を取って・・・・
枕(まくら)・・・
とし、
そこに
伏して
寝た。
28:12
時に
彼は
夢をみた。
一つの
はしごが
地の上に立っていて、
その頂は
天に達し、
神の使たちが
それを
上り下りしているのを見た。
28:13
そして主は
彼のそばに立って言われた、
「わたしはあなたの父
アブラハムの神、
イサクの神、
主である。
あなたが
伏している地を、
あなたと
子孫とに与えよう。
28:14
あなたの
子孫は地
の
塵(ちり)のように
多くなって、
西、東、北、南
にひろがり、
地の諸族は
あなたと子孫とによって
祝福をうけるであろう。
28:15
わたしは
あなたと共にいて、
あなたが
どこへ行くにも
あなたを守り、
あなたを
この地に
連れ帰るであろう。
わたしは決して
あなたを捨てず、
あなたに語った事を
行うであろう」。
28:16
ヤコブは
眠りからさめて言った、
「まことに
主がこの所におられるのに、
わたしは知らなかった」。
28:17
そして彼は恐れて言った、
「これはなんという
恐るべき所だろう。
これは神の家である。
これは天の門だ」。
28:18
ヤコブは朝はやく起きて、
枕(まくら)としていた
石・・・・・・・ペテロ
を取り、
それを立てて
柱とし、
その頂に
油を注いで、
28:19
その所の名を
ベテル
と名づけた。
その町の名は初めは
ルズ・・・・・
といった。
28:20
ヤコブは誓いを立てて言った、
「神がわたしと共にいまし、
わたしの行く
この道でわたしを守り、
食べるパンと
着る着物を賜い、
28:21
安らかに
父の家に帰らせてくださるなら、
主を
わたしの神
といたしましょう。
28:22
またわたしが
柱に立てたこの
石を神の家といたしましょう。
そしてあなたがくださる
すべての物の
十分の一を、
わたしは必ずあなたにささげます」。
第29章
29:1
ヤコブは
その旅を続けて
東の民の地へ行った。
29:2
見ると野に
一つの井戸があって、
そのかたわらに
羊の
三つの群れが
伏していた。
人々は
その井戸から群れに
水を飲ませるのであったが、
井戸の口には
大きな石があった。
29:3
群れが
皆そこに集まると、
人々は
井戸の口から
石をころがして
羊に水を飲ませ、
その石を
また
井戸の
口の元の
ところに
返しておくのである。
29:4
ヤコブは人々に言った、
「兄弟たちよ、
あなたがたは
どこからこられたのですか」。
彼らは言った、
「わたしたちは
ハラン
からです」。
29:5
ヤコブは彼らに言った、
「あなたがたは
ナホルの子
ラバンを
知っていますか」。
彼らは言った、
「知っています」。
29:6
ヤコブはまた彼らに言った、
「彼は無事ですか」。
彼らは言った、
「無事です。御覧なさい。
彼の娘
ラケルは
いま羊と一緒にここへきます」。
29:7
ヤコブは言った、
「日はまだ高いし
、家畜を集める時でもない。
あなたがたは
羊に水を飲ませてから、
また行って飼いなさい」。
29:8
彼らは言った、
「わたしたちは
それはできないのです。
群れがみな集まった上で、
井戸の口から
石をころがし、
それから
羊に水を飲ませるのです」。
29:9
ヤコブがなお彼らと語っている時に、
ラケルは
父の羊と一緒にきた。
彼女は
羊を飼っていたからである。
29:10
ヤコブは母の兄
ラバンの娘
ラケルと
母の兄
ラバンの羊とを見た。
そして
ヤコブは進み寄って
井戸の口から
石をころがし、
母の兄ラバンの
羊に
水を飲ませた。
29:11
ヤコブは
ラケルに口づけし、
声をあげて
泣いた。
29:12
ヤコブはラケルに、
自分がラケルの父のおいであり、
リベカの子であることを告げたので、
彼女は走って行って父に話した。
29:13
ラバンは妹の子
ヤコブがきたという知らせを聞くとすぐ、
走って行ってヤコブを迎え、
これを抱いて
口づけし、
家に連れてきた。
そこでヤコブは
すべての事を
ラバンに話した。
29:14
ラバンは彼に言った、
「あなたはほんとうに
わたしの
骨(ほね・コツ)
肉(にく・ジク)
です」。
ヤコブは
一か月の間
彼と共にいた。
29:15
時にラバンはヤコブに言った、
「あなたは
わたしの甥(おい)だからといって、
ただで
わたしのために
働くこともないでしょう。
どんな報酬を望みますか、
わたしに言ってください」。
29:16
さて
ラバンには
ふたりの娘があった。
姉の名は
レア
といい、
妹の名は
ラケル
といった。
29:17
レアは
目が弱かったが、
ラケルは
美しくて愛らしかった。
29:18
ヤコブはラケルを愛したので、
「わたしは、
あなたの妹娘
ラケルのために
七年
あなたに仕えましょう」
と言った。
29:19
ラバンは言った、
「彼女を他人にやるよりも
あなたにやる方がよい。
わたしと一緒にいなさい」。
29:20
こうして、
ヤコブは
七年の間
ラケルのために働いたが、
彼女を愛したので、
ただ
数日のように思われた。
29:21
ヤコブはラバンに言った、
「期日が満ちたから、
わたしの妻を与えて、
妻の所に
はいらせてください」。
29:22
そこで
ラバンは
その所の人々をみな集めて、
ふるまいを設けた。
29:23
夕暮となったとき、
娘
レア
を
ヤコブのもとに連れてきたので、
ヤコブは彼女の所にはいった。
29:24
ラバンはまた自分のつかえめ
ジルパを
娘レアにつかえめとして与えた。
29:25
朝になって、見ると、
それはレアであったので、
ヤコブはラバンに言った、
「あなたはどうしてこんな事を
わたしにされたのですか。
わたしは
ラケルのために
働いたのではありませんか。
どうしてあなたはわたしを
欺いたのですか」。
29:26
ラバンは言った、
「妹を姉より
先にとつがせる事は
われわれの国ではしません。
29:27
まず
この娘のために
一週間を過ごしなさい。
そうすれば
あの娘もあなたにあげよう。
あなたは、そのため更に
七年
わたしに仕えなければならない」。
29:28
ヤコブはそのとおりにして、
その
一週間が終ったので、
ラバンは娘
ラケルをも
妻として彼に与えた。
29:29
ラバンはまた
自分のつかえめ
ビルハを
娘ラケルに
つかえめとして与えた。
29:30
ヤコブはまた
ラケルの所にはいった。
彼は
レアよりも
ラケルを愛して、
更に
七年
ラバンに仕えた。
29:31
主は
レアがきらわれるのを見て、
その胎を開かれたが、
ラケルは、
みごもらなかった。
29:32
レアは、みごもって子を産み、
名を
ルベンと名づけて、言った、
「主がわたしの
悩みを顧みられたから、
今は
夫もわたしを愛するだろう」。
29:33
彼女はまた、みごもって子を産み、
「主はわたしが
嫌われるのをお聞きになって、
わたしにこの子をも賜わった」
と言って、
名を
シメオン・・・・・・
と名づけた。
29:34
彼女はまた、みごもって子を産み、
「わたしは彼に
三人の子を産んだから、
こんどこそは夫も
わたしに親しむだろう」
と言って、
名を
レビ
と名づけた。
29:35
彼女はまた、みごもって子を産み、
「わたしは今、主をほめたたえる」
と言って
名を
ユダ
と名づけた。
そこで彼女の、
子を産むことはやんだ。
ーーーーー
・・・
・・・中学生の頃から何度も読み返してきたけれど、ボロボロになった「旧約聖書(口語訳・日本聖書協会・1955年)」・・・当時、東京からアルバイトで「聖書」を売っていた大学生が訪ねてきて、「ダニエルの預言」を何チャラ、カンチャラとハナシてくれ、ワケノわからないまま聴いていたけれど・・・帰り際にその「聖書本」を置いて行った・・・ボクはテッキリ、プレゼントだと思い込んで、貰ったつもりでいたけれど、夏休みも終わった頃に請求書が送られてきた・・・なんか騙されたような気分で・・・母に事情をハナシテ買って貰うことにした・・・
炭鉱の小さな町には映画館が炭鉱会社経営の劇場が三軒。街の商店街に私営劇場が一軒。炭鉱会社の映画館は毎日、異なった映画が上映されていた。その映画館の入場券の札取りが親戚のオジサンだった。ボクは毎日のようにフリーパスで映画館に通った。「十八歳未満入場禁止」の映画もナンのソノだったが、ある日、母親にバレテ、酷く叱られたが・・・それでも、こっそり・・・「入場禁止映画」をみたが、何故「禁止?」なのかの理由が解らなかった・・・
そして、チャールストン・ヘストン、ユル・ブリンナーの「十戒」・・・紅海が割れるシーンは圧巻だった・・・調べたら「1956年」の制作・・・ボクが観たのは「70ミリ」ではなかった・・・「シネマスコープ」というヤツだった、とは思うけれど・・・
分厚い「旧約聖書」・・・家系図の「カタカナ名前」と「カタカナ地名」、ウンザリだが、「日本人インテリ?」がこれらの「カタカナ」を「日本語書物の文章」にどのように埋め込んできたのかがボクのテーマだから・・・
「創世記」以降は・・・ポイントだけにするか・・・それにしても日本人の「聖書の翻訳」、諄(くどい)ほどに「主語+述語+目的語+補語」=「主語+動詞+目的語+補語」=「S+V+O+C」に忠実であるナッ・・・ボクにとっては「英語」以前の「構文説明の国語の漢字」の意味理解の貧しさであった。「主語・述語・目的語・補語・時制・不定詞・分詞・前置詞」って、ナニ?である・・・若い美人の女性の英語の先生(新米?研修生?)・・・チョッとした生徒のコトバで職員室に引きこもって・・・授業がパァ・・・国語の「古文」・・・若い新米の男の先生の教科書「古文」の朗読・・・「読んで、聞けば、なんとなく解るだろう」で、その解釈説明もなく、授業終わり・・・
読んでナントなく解るのは「小説」だったが・・・難しい漢字はとばし、知らないコトバは自分勝手な理解・・・
コンピュータの諸々の「辞典、百科事典、物知り辞典」、そして「A & Q」、今更ながらに「ナぁ~ルほど」である・・・
昨夜のTVで「自分」の「自」が「鼻の形」だとの説明していたが、「自然(シゼン・ジネン)=天然」=「老子の無為自然」は「鼻」ではないだろう・・・「自分の鼻を指す」・・・意味は「ジネン=おのずからアル(名詞)」と、「シゼン=もしも(副詞)」であるらしい・・・「鼻祖=元祖」とはダレ(WHO)なんだか・・・鼻が突き出ているだ評的な動物は「象」だが、日本じゃぁ「猪(亥)」か「豚」の鼻だろう・・・
「鼻(はな・ビ)」は「岬(みさき・cape)」
「半島(ハントウ・peninsula)」
「鉛筆(エンピツ・pencil)=木筆」
「陰茎(インケイ・penis)」
「毛筆(モウヒツ・a writing brush」
・・・ハンフリー・ボガードの「キー・ラーゴ(Key Largo)」の「Largo」の語源はイタリア語で、長さを表し、横のサイズの「太い・幅広い」で「Key Largo」は「フロリダ半島(peninsula)」の 先端に連なるフロリダキーズ諸島中、最大の島。最も本土寄りに位置・・・音楽では「Largo(ラルゴ)」は「遅く・ゆったりと」であるらしい・・・「Key(鍵・鍵盤)」である・・・「キイポイント」=「急所・重点・要衝・重要な手蔓・秘決・足懸かり・秘訣・ヒント・ 足掛かり・手がかり・秘鑰・決め手・緒・手懸り・要諦」・・・「紀伊半島」は「和歌山」だけれど・・・「和歌」の「山」である・・・
「自」=「鼻の象形文字」=「鼻=自+口+十+廾」
「自」は「ノ+目」か「白+一」かも・・・呼吸器官だから・・・「息長姫」は「気長足姫・息長帯比売命・大帯比売命・大足姫命皇后」で「神功皇后」である・・・
・・・父親の「鼻」から生まれた「須佐之男・素戔男、素戔嗚、建速須佐之男・須佐乃袁」とは何者か?・・・
「伊弉諾尊(伊邪那岐命・いざなぎ)が黄泉の国から帰還し、日向の橘の小戸の阿波岐原で禊を行った際、彼(男性)が鼻を濯いだ時に産まれた」・・・母から生まれたのではない、父親から生まれた。
そして
「須佐之男」は「夜の食国・海原」の支配権を放棄して「伊邪那美(母?)のいる根之堅洲国」に行きたいと「啼いて」暴れ、追放・・・
「高天原」でも暴れて追放・・・
その後、
出雲の
「鳥髪山」へ行き、
「八俣遠呂智」を退治し、
「櫛名田姫(奇稲田姫)」と結婚・・・
出雲の
「根之
堅洲国」
の
「須賀の地」で主となった・・・
「須佐之男」、
「須賀」の
「須=彡+頁(一自ハ)」は
「ひげ(髭・髯・鬚)」である・・・
「彡(サン・セン・刷毛跡)の頁(ページ)」である・・・
「頁=一の目の人」で、本来は「大貝→大甲斐」である・・・
「甲斐(かい)」とは「甲斐の国」だが、
「蝦夷(カイ・えぞ)=毛人」である・・・
日本初出の和歌を
「須佐之男」は歌った・・・「歌意・X」はナニ?
(古事記)
八雲立つ=夜久毛多都・・・夜が久しい毛の多い都
(やくもたつ)
出雲八重垣=伊豆毛夜幣賀岐
(いずもやえがき)
妻籠に=都麻碁微爾
(つまごみに)
八重垣作る=夜幣賀岐都久流
(やえがきつくる)
その=曾能
(その)
八重垣を=夜幣賀岐袁
(やえがきを)
↓↑
(日本書紀)
八雲立つ=夜句茂多菟
(やくもたつ)
出雲八重垣=伊弩毛夜覇餓岐
(いずもやえがき)
妻籠に=菟磨語昧爾
(つまごみに)
八重垣作る=夜覇餓枳都倶盧
(やえがきつくる)
その=贈廼
(その)
八重垣を=夜覇餓岐廻
(やえがきを)
↓↑
・・・これらの「万葉仮名」を「一音」でなく、
漢字の「音・意味」と、「同音異字漢字」
漢字の部首分解の
「偏旁冠脚・構垂繞」の「音・意味」で読む・・・
例として
「夜久毛多都」は「夜が久しい毛(人)の多い都」・・・
「世は紅毛の他通」
「新旧聖書」の「カタカナ」も「漢字」も・・・同じ方法でトライしてみる・・・
ーーーーー
旧約聖書
創世記
第25章
25:1
アブラハムは
再び妻をめとった。
名を
ケトラ・・・・・
という。
25:2
彼女は
ジムラン・・・・
ヨクシャン・・・・
メダン・・・・
ミデアン・・・・
イシバク・・・・
および
シュワ・・・・
を産んだ。
25:3
ヨクシャン・・・・
の子は
シバ・・・・
と
デダン。・・・・
デダンの子孫は
アシュリびと、・・・・
レトシびと、・・・・
レウミびと・・・・
である。
25:4
ミデアンの子孫は
エパ、・・・・
エペル、・・・・
ヘノク、・・・・
アビダ、・・・・
エルダア・・・・
であって、これらは皆
ケトラの
子孫であった。
25:5
アブラハムは
その所有をことごとく
イサクに与えた。
25:6
またその
そばめたちの子らにも
アブラハムは物を与え、
なお生きている間に彼らを
その子
イサクから
離して、
東の方、
東の国に移らせた。
25:7
アブラハムの
生きながらえた年は
百七十五年
である。
25:8
アブラハムは高齢に達し、
老人となり、
年が満ちて
息絶え、
死んで
その民に加えられた。
25:9
その子
イサク
と
イシマエル
は
彼を
ヘテびと・・・・
ゾハルの子
エフロン・・・・
の畑にある
マクペラ・・・・
のほら穴に葬った。
これは
マムレ・・・・
の向かいにあり、
25:10
アブラハムが
ヘテの人々から、
買い取った畑であって、
そこに
アブラハムと
その
妻サラが葬られた。
25:11
アブラハムが死んだ後、
神は
その子
イサクを祝福された。
イサクは
ベエル・ラハイ・ロイ・・・・
のほとりに住んだ。
25:12
サラのつかえめエジプトびと
ハガル・・・・
が
アブラハムに産んだアブラハムの子
イシマエルの系図は次のとおりである。
25:13
イシマエルの子らの名を世代にしたがって、
その名をいえば次のとおりである。
すなわち
イシマエルの長子は
ネバヨテ、・・・・
次は
ケダル、・・・・
アデビエル、・・・・
ミブサム、・・・・
25:14
ミシマ、・・・・
ドマ、・・・・
マッサ、・・・・
25:15
ハダデ、・・・・
テマ、・・・・
エトル、・・・・
ネフシ、・・・・
ケデマ。・・・・
25:16
これはイシマエルの子らであり、
村と宿営とによる名であって、
その氏族による
十二人の君たちである。
25:17
イシマエルのよわいは
百三十七年である。
彼は息絶えて死に、
その民に加えられた。
25:18
イシマエルの子らは
ハビラ・・・・
から
エジプトの東、
シュル・・・・
までの間に住んで、
アシュルに及んだ。
イシマエルは
すべての兄弟の
東に住んだ。
25:19
アブラハムの子
イサクの系図は次のとおりである。
アブラハムの子は
イサクであって、
25:20
イサクは
四十歳の時、
パダンアラム・・・・
の
アラムびと
ベトエル・・・・
の娘で、
アラムびと・・・・
ラバンの妹・・・・
リベカ・・・・
を妻にめとった。
25:21
イサクは
妻が子を産まなかったので、
妻のために主に祈り願った。
主はその願いを聞かれ、
妻リベカはみごもった。
25:22
ところがその子らが
胎内で押し合ったので、
リベカは言った、
「こんなことでは、
わたしはどうなるでしょう」。
彼女は行って主に尋ねた。
25:23
主は彼女に言われた、
「二つの国民
があなたの胎内にあり、
二つの民が
あなたの腹から別れて出る。
一つの民は
他の民よりも強く、
兄は
弟に仕えるであろう」。
25:24
彼女の出産の日がきたとき、
胎内には
双子(双生児・ふたご)・・・・
があった。
25:25
さきに出たのは
赤くて全身
毛ごろものようであった。
それで名を
エサウ・・・・
と名づけた。
25:26
その後に弟が出た。
その手は
エサウの
踵(かかと)をつかんでいた。
それで名を
ヤコブ・・・・
と名づけた。
リベカが彼らを産んだ時、
イサクは
六十歳であった。
25:27
さてその子らは成長し、
エサウは
巧みな狩猟者となり、
野の人となったが、
ヤコブは
穏やかな人で、
天幕に住んでいた。
25:28
イサクは、
鹿(しか・ロク)の
肉(にく・ジク)
が好きだったので、
エサウを愛したが、
リベカは
ヤコブ
を愛した。
25:29
ある日ヤコブが、
あつものを煮ていた時、
エサウは
飢え疲れて野から帰ってきた。
25:30
エサウはヤコブに言った、
「わたしは
飢え疲れた。お願いだ。
赤いもの、・・・・?
その赤いものを
わたしに食べさせてくれ」。
彼が名を
エドム・・・・エサウの別名
と呼ばれたのはこのためである。
25:31
ヤコブは言った、
「まずあなたの
長子の特権を
わたしに売りなさい」。
25:32
エサウは言った、
「わたしは死にそうだ。
長子の特権など
わたしに何になろう」。
25:33
ヤコブはまた言った、
「まずわたしに誓いなさい」。
彼は誓って
長子の特権をヤコブに売った。
25:34
そこで
ヤコブは
パンと
レンズ豆の
あつものとを
エサウに与えたので、
彼は飲み食いして、立ち去った。
このようにしてエサウは
長子の特権を軽んじた。
ーーーーー
第26章
26:1
アブラハムの時にあった
初めの
飢饉(キキン)のほか、
また
飢饉(キキン)が
その国にあったので、
イサクは
ゲラル・・・・
にいる
ペリシテびとの王
アビメレク・・・・
の所へ行った。
26:2
その時、主は彼に現れて言われた、
「エジプトへ
下ってはならない。
わたしが
あなたに示す地にとどまりなさい。
26:3
あなたがこの地にとどまるなら、
わたしはあなたと共にいて、
あなたを祝福し、
これらの国をことごとく
あなたと、あなたの子孫とに与え、
わたしがあなたの父
アブラハム
に誓った誓いを果そう。
26:4
またわたしは
あなたの子孫を増して
天の星のようにし、
あなたの子孫に
これらの地をみな与えよう。
そして
地の
すべての国民は
あなたの子孫によって
祝福をえるであろう。
26:5
アブラハムが
わたしの言葉にしたがって
わたしの
諭しと、
戒めと、
定めと、
掟と
を守ったからである」。
26:6
こうして
イサクは
ゲラルに住んだ。
26:7
その所の人々が
彼の妻のことを尋ねたとき、
「彼女はわたしの妹です」・・・サラも以前に同言
と彼は言った。
リベカは美しかったので、
その所の人々が
リベカのゆえに
自分を殺すかもしれないと思って、
「わたしの妻です」
と言うのを恐れたからである。
26:8
イサクは長らくそこにいたが、
ある日
ペリシテびとの王
アビメレクは窓から外をながめていて、
イサクが
その妻
リベカと戯れているのを見た。
26:9
そこでアビメレクはイサクを召して言った、
「彼女は確かにあなたの妻です。
あなたはどうして
『彼女はわたしの妹です』
と言われたのですか」。
イサクは彼に言った、
「わたしは彼女のゆえに
殺されるかもしれないと思ったからです」。
26:10
アビメレクは言った、
「あなたはどうしてこんな事を
われわれにされたのですか。
民のひとりが軽々しく
あなたの妻と寝るような事があれば、
その時あなたは
われわれに
罪を負わせるでしょう」。
26:11
それでアビメレクは
すべての民に命じて言った、
「この人、またはその妻にさわる者は
必ず死ななければならない」。
26:12
イサクはその地に種をまいて、
その年に
百倍の収穫を得た。
このように主が彼を祝福されたので、
26:13
彼は富み、またますます栄えて非常に裕福になり、
26:14
羊の群れ、
牛の群れ
及び
多くのしもべを持つようになったので、
ペリシテびと・・・・
は彼を
妬(ねた)んだ。
26:15
またペリシテびとは
彼の父アブラハムの時に、
父のしもべたちが
掘ったすべての
井戸をふさぎ、
土で埋めた。
26:16
アビメレクはイサクに言った、
「あなたはわれわれよりも、
はるかに強くなられたから、
われわれの所を去ってください」。
26:17
イサクはそこを去り、
ゲラルの谷に
天幕を張ってその所に住んだ。
26:18
そしてイサクは
父アブラハムの時に人々の掘った
水の井戸を再び掘った。
アブラハムの死後、
ペリシテびとが
ふさいだからである。
イサクは父がつけた名にしたがって
それらに名をつけた。
26:19
イサクのしもべたちが
谷の中を掘って、
そこに
わき出る水の
井戸を見つけたとき、
26:20
ゲラル・・・・
の羊飼たちは、
「この水は
われわれのものだ」
と言って、
イサクの羊飼たちと争ったので、
イサクは
その井戸の名を
エセク・・・・
と名づけた。
彼らが
彼と争ったからである。
26:21
彼らは
また
一つの井戸を掘ったが、
これをも争ったので、
名を
シテナ・・・・
と名づけた。
26:22
イサクはそこから移って
また
一つの井戸を掘ったが、
彼らはこれを争わなかったので、
その名を
レホボテ・・・・
と名づけて言った、
「いま主が
われわれの場所を広げられたから、
われわれは
この地にふえるであろう」。
26:23
彼はそこから
ベエルシバ・・・・
に上った。
26:24
その夜、主は彼に現れて言われた、
「わたしは
あなたの父アブラハムの神である。
あなたは恐れてはならない。
わたしはあなたと共におって、
あなたを祝福し、
わたしのしもべアブラハムのゆえに
あなたの子孫を増すであろう」。
26:25
それで彼はその所に
祭壇を築いて、
主の名を呼び、
そこに天幕を張った。
またイサクのしもべたちはそこに
一つの井戸を掘った。
26:26
時にアビメレクが
その友
アホザテ・・・・
と、
軍勢の長
ピコル・・・・
と共に
ゲラル・・・・
から
イサクのもとにきたので、
26:27
イサクは彼らに言った、
「あなたがたはわたしを憎んで、
あなたがたの中から
わたしを追い出されたのに、
どうして
わたしの所にこられたのですか」。
26:28
彼らは言った、
「われわれは
主があなたと共におられるのを、
はっきり見ましたので、
いまわれわれの間、
すなわちわれわれと
あなたとの間に一つの誓いを立てて、
あなたと契約を結ぼうと思います。
26:29
われわれは
あなたに害を加えたことはなく、
ただ良い事だけをして、
安らかに去らせたのですから、
あなたは
われわれに悪い事をしてはなりません。
まことに
あなたは主に祝福されたかたです」。
26:30
そこでイサクは
彼らのためにふるまいを設けた。
彼らは飲み食いし、
26:31
あくる朝、はやく起きて互に誓った。
こうしてイサクは彼らを去らせたので、
彼らはイサクのもとから穏やかに去った。
26:32
その日、イサクのしもべたちがきて、
自分たちが掘った
井戸について彼に告げて言った、
「わたしたちは
水を見つけました」。
26:33
イサクはそれを
シバ・・・・
と名づけた。
これによってその町の名は
今日にいたるまで
ベエルシバ・・・・
といわれている。
26:34
エサウは
四十歳の時、
ヘテびと・・・・
ベエリ・・・・
の娘
ユデテ・・・・
と
ヘテびと
エロン・・・・
の娘
バスマテ・・・・
とを妻にめとった。
26:35
彼女たちは
イサク
と
リベカ
にとって心の痛みとなった。
ーーーーー
・・・
・・・水瓶・水甕・ミズカメ・・・井戸・泉・・・駱駝・ラクダ・・・「木花之佐久夜毘売」と「邇々芸命(瓊瓊杵尊)」との遭遇場面である・・・場所は「御笠」・・・「このハナシ、サク(作句(砂丘・作究・佐旧)、ヨル(依・因る・拠る・由る・縒る・撚る・選る・因る)、ヒメ(秘め・姫・媛・比場泉→比井戸」で、「泉→イ(井・ゐ)」である・・・「毘=へそ」=「田(デン・た)+比(ヒ・くらべる)」・・・「別名」も「神吾田鹿葦津姫・(神阿多都比売・古事記)」で「かみ合ったとヒメ」である・・・
姉の「石長比売(いわながひめ)」は
「ペテロ(シモン・ペトロ、ペテロ、ケファ)の秘密・・・
・・・姉はライ病でも長寿?、姑のカフルナァウム=カペナウムでの熱病?、それとも、職業は湖の漁労者で、妻帯者だったから「淡水の岩の魚(イワナ・岩魚・嘉魚・鮇)」の淡水の「岩の魚(まな)の別名、ゴギの生態」の秘密かも。
「岩内(いわない)は、北海道後志にある町名、岩内郡に属す。
アイヌ語の
イワウナイ(iwaw nay 硫黄の川)
イワナイ(iwa nay 山の川)」
「エゾイワナ」は別名「アメマス(摩周湖の主)」で「暴れて地震を起こす魚」で、それを鎮める呪文は「エッケウ(腰骨・ヒップボーン・骨盤)」であるらしい・・・
・・・「新、旧約聖書」とも「女性」と「井戸・泉」と遭遇場面が重要なポイントとしてカタラレている・・・「泉」に関連するのは「蘭学者」であり、日本の各地の地名、「泉・和泉・出水・泉水・伊豆見」であり、「イズミ→いずも・いづも・イズモ」に重なっている・・・「平泉の黄金堂」は「覆(さや・鞘)堂」に覆われている「中尊寺金色堂」である・・・金メッキ(鍍金)には水銀(mercury、羅、拉=hydrargyrum・元素番号80・Hg。汞=エ+水)である・・・「アマルガム(混ぜ合わせ)法」は水銀と他の金属を混ぜ、水銀の蒸発を利用して精錬、精製したり、鍍金したりする・・・余留臥務?・・・「ガム (gum) =ゴム」・・・
奥州
藤原氏
初代
藤原清衡が
天治元年(1124年)に建立・・・
ジパング、浄土、
阿弥陀如来(アミターバ)=無限の光・・・
(アミターユス)=無量光・無量寿仏
・・・極楽は「日本の西方」にあるらしいが、「東方」は太平洋だが「地獄の海原」だったのカモ・・・
ーーーーー
旧約聖書
創世記
第24章
24:3
わたしはあなたに
天地の神、
主をさして誓わせる。
あなたはわたしが
今一緒に住んでいる
カナンびとのうちから、
娘を
わたしの子の妻に
娶(めと)ってはならない。・・・・?
24:4
あなたは
わたしの国へ行き、親族の所へ行って、
わたしの子
イサクのために妻を
娶(めと)らなければならない」。
24:5
しもべは彼に言った、
「もしその女がわたしについて
この地に来ることを好まない時は、
わたしはあなたの子を
あなたの出身地に
連れ帰るべきでしょうか」。
24:6
アブラハムは彼に言った、
「わたしの子は
決して向こうへ
連れ帰ってはならない。
24:7
天の神、主はわたしを父の家、
親族の地から導き出して
わたしに語り、わたしに誓って、
おまえの子孫に
この地を与えると言われた。
主は、み使を
あなたの前につかわされるであろう。
あなたはあそこから
わたしの子に妻をめとらねばならない。
24:8
けれどもその女が
あなたについて来ることを好まないなら、
あなたはこの誓いを解かれる。
ただ
わたしの子を向こうへ連れ帰ってはならない」。
24:9
そこでしもべは手を主人アブラハムの
腿(もも・股)の下に入れ、
この事について彼に誓った。
24:10
しもべは主人のらくだのうちから
十頭の
駱駝(らくだ)を取って出かけた。
すなわち主人の
さまざまの良い物を携え、
立って
アラム・ナハライム・・・・
にむかい、
ナホル・・・・
の町へ行った。
24:11
彼はらくだを町の外の、
水の井戸
のそばに伏させた。
時は夕暮で、
女たちが
水をくみに
出る時刻であった。
24:12
彼は言った、
「主人アブラハムの神、主よ、どうか、きょう、
わたしにしあわせを授け、
主人アブラハムに恵みを施してください。
24:13
わたしは
泉のそばに立っています。
町の人々の
娘たちが水をくみに出てきたとき、
24:14
娘に向かって『お願いです、
あなたの水がめを傾けて
わたしに飲ませてください』と言い、
娘が答えて、
『お飲みください。
あなたの
駱駝(らくだ)にも飲ませましょう』
と言ったなら、
その者こそ、あなたがしもべ
イサクのために
定められた者ということにしてください。
わたしはこれによって、
あなたがわたしの主人に
恵みを施されることを知りましょう」。
24:15
彼がまだ言い終らないうちに、
アブラハムの兄弟
ナホルの妻
ミルカの子
ベトエルの娘
リベカが、
水がめを肩に載せて出てきた。
24:16
その娘は非常に美しく、
男を知らぬ処女であった。
彼女が
泉に降りて、
水がめを満たし、
上がってきた時、
24:17
しもべは走り寄って、彼女に会って言った、
「お願いです。あなたの
水がめの水を
少し飲ませてください」。
24:18
すると彼女は
「わが主よ、お飲みください」と言って、
急いで
水がめを自分の手に取りおろして
彼に飲ませた。
24:19
飲ませ終って、彼女は言った、
「あなたの駱駝(らくだ)もみな飲み終るまで、
わたしは
水をくみましょう」。
24:20
彼女は急いで
かめの水を
水ぶねにあけ、
再び
水をくみに
井戸に走って行って、
すべての
駱駝(らくだ)のために
水をくんだ。
24:21
その間その人は主が彼の旅の祝福されるか、
どうかを知ろうと、黙って彼女を見つめていた。
24:22
駱駝(らくだ)が飲み終ったとき、
その人は
重さ半シケルの
金の鼻輪一つと、
重さ十シケルの
金の腕輪二つを取って、
24:23
言った、
「あなたはだれの娘か、
わたしに話してください。
あなたの父の家に
わたしどもの
泊まる場所がありましょうか」。
24:24
彼女は彼に言った、
「わたしは
ナホルの妻
ミルカの子
ベトエルの娘です」。
24:25
また彼に言った、
「わたしどもには、
藁(わら)も、
飼葉も
たくさんあります。
また泊まる場所もあります」。
24:26
その人は頭を下げ、主を拝して、
24:27
言った、
「主人アブラハムの神、
主はほむべきかな。
主はわたしの主人にいつくしみと、
まこととを惜しまれなかった。
そして主は旅にあるわたしを
主人の兄弟の家に導かれた」。
24:28
娘は走って行って、
母の家のものにこれらの事を告げた。
24:29
リベカにひとりの兄があって、
名を
ラバンといった。
ラバンは
泉のそばにいるその人の所へ走って行った。
24:30
彼は
鼻輪と
妹の手にある
腕輪とを見、
また妹
リベカが
「その人はわたしにこう言った」
というのを聞いて、その人の所へ行ってみると、
その人は
泉のほとりで、
駱駝(らくだ)のそばに立っていた。
24:31
そこでその人に言った、
「主に祝福された人よ、おはいりください。
なぜ外に立っておられますか。
わたしは家を準備し、
駱駝(らくだ)のためにも
場所を準備しておきました」。
24:32
その人は家にはいった。
ラバンは駱駝(らくだ)の荷を解いて、
藁(わら)と
飼葉を駱駝(らくだ)に与え、
また
水を与えて
その人の
足と、
その従者たちの
足を洗わせた。
24:33
そして彼の前に食物を供えたが、彼は言った、
「わたしは用向きを話すまでは食べません」。
ラバンは言った、
「お話しください」。
24:34
そこで彼は言った、
「わたしはアブラハムのしもべです。
24:35
主はわたしの主人を大いに祝福して、
大いなる者とされました。
主はまた彼に
羊、
牛、
銀、
金、
男女の奴隷、
駱駝(らくだ)、
驢馬(ろば)
を与えられました。
24:36
主人の妻サラは年老いてから、
主人に男の子を産みました。
主人は
その所有を
皆これに与えました。
24:37
ところで主人はわたしに誓わせて言いました、
『わたしの住んでいる地の
カナンびとの娘を、
わたしの子の
妻に
娶(めと)ってはならない。
24:38
おまえはわたしの父の家、
親族の所へ行って、
わたしの子に妻を娶(めと)らなければならない』。
24:39
わたしは主人に言いました、
『もしその女が
わたしについてこない時は
どういたしましょうか』。
24:40
主人はわたしに言いました、
『わたしの仕えている主は、
み使をおまえと一緒につかわして、
おまえの旅にさいわいを
与えられるであろう。
おまえはわたしの親族、
わたしの父の家から
わたしの子に
妻を娶(めと)らなければならない。
24:41
そのとき、おまえは
わたしにした
誓いから解かれるであろう。
またおまえがわたしの親族に行く時、
彼らがおまえに
その娘を与えないなら、
おまえはわたしにした
誓いから解かれるであろう』。
24:42
わたしはきょう、
泉のところにきて言いました、
『主人アブラハムの神、主よ、
どうか今わたしのゆく道に
さいわいを与えてください。
24:43
わたしはこの泉のそばに立っていますが、
水をくみに出てくる娘に向かって、
「お願いです。あなたの
水瓶(水甕)の水を
少し飲ませてください」と言い、
24:44
「お飲みください。
あなたの駱駝(らくだ)のためにも、
くみましょう」とわたしに言うなら、
その娘こそ、
主が
わたしの主人の子のために
定められた女
ということにしてください』。
24:45
わたしが心のうちでそう言い終らないうちに、
リベカが水がめを肩に載せて出てきて、
水をくみに泉に降りたので、
わたしは
『お願いです、飲ませてください』
と言いますと、
24:46
彼女は急いで
水がめを肩からおろし、
『お飲みください。
わたしはあなたの
駱駝(らくだ)にも飲ませましょう』と言いました。
それでわたしは飲みましたが、
彼女は
駱駝(らくだ)にも飲ませました。
24:47
わたしは彼女に尋ねて、
『あなたはだれの娘ですか』と言いますと、
『ナホルとその妻ミルカの子ベトエルの娘です』
と答えました。
そこでわたしは
彼女の
鼻に鼻輪をつけ、
手に腕輪をつけました。
24:48
そしてわたしは頭をさげて主を拝し、
主人アブラハムの神、主をほめたたえました。
主は主人の兄弟の娘を子に娶(めと)らせようと、
わたしを正しい道に導かれたからです。
24:49
あなたがたが、
もしわたしの主人にいつくしみと、
まことを尽そうと思われるなら、
そうとわたしにお話しください。
そうでなければ、
そうでないとお話しください。
それによってわたしは
右か左に決めましょう」。
24:50
ラバンと
ベトエルは答えて言った、
「この事は主から出たことですから、
わたしどもはあなたに
善悪(よしあし)を言うことができません。
24:51
リベカがここにおりますから連れて行って、
主が言われたように、
あなたの主人の子の妻にしてください」。
24:52
アブラハムの
しもべは彼らの言葉を聞いて、
地に伏し、主を拝した。
24:53
そしてしもべは
銀の飾りと、
金の飾り、
および
衣服を取り出して
リベカに与え、
その兄と母とにも
価の高い品々を与えた。
24:54
彼と従者たちは飲み食いして宿ったが、
あくる朝彼らが起きた時、
しもべは言った、
「わたしを主人のもとに帰らせてください」。
24:55
リベカの兄と母とは言った、
「娘は数日、
少なくとも十日、
わたしどもと共にいて、
それから行かせましょう」。
24:56
しもべは彼らに言った、「
主はわたしの道に
さいわいを与えられましたから、
わたしを引きとめずに、
主人のもとに帰らせてください」。
24:57
彼らは言った、
「娘を呼んで聞いてみましょう」。
24:58
彼らはリベカを呼んで言った、
「あなたはこの人と一緒に行きますか」。
彼女は言った、
「行きます」。
24:59
そこで彼らは妹
リベカと、
その
乳母(うば)と、
アブラハムの下部(僕・しもべ)と、
その従者とを送り去らせた。
24:60
彼らは
リベカを祝福して彼女に言った、
「妹よ、あなたは、
ちよろずの人の母となれ。
あなたの子孫は
その敵の門を打ち取れ」。
24:61
リベカは立って侍女たちと共に
駱駝(らくだ)に乗り、その人に従って行った。
しもべはリベカを連れて立ち去った。
24:62
さて
イサクは
ベエル・ラハイ・ロイ
からきて、
ネゲブの地に住んでいた。
24:63
イサクは夕暮、野に出て歩いていたが、
目をあげて、
駱駝(らくだ)の来るのを見た。
24:64
リベカは目をあげて
イサクを見、
駱駝(らくだ)からおりて、
24:65
しもべに言った、
「わたしたちに向かって、
野を歩いて来るあの人はだれでしょう」。
しもべは言った、「
あれはわたしの主人です」。
するとリベカは、
被衣で身をおおった。
24:66
しもべは自分がしたことの
すべてを
イサクに話した。
24:67
イサクは
リベカを
天幕に連れて行き、
リベカを娶(めと)って妻とし、
彼女を愛した。
こうして
イサクは
母の死後、
慰めを得た。
ーーーーー
・・・