・・・a verbose description・・・冗長な記述・くどい・ひつこい・・・たしかに・・・ひつこい・・・
ーーーーー
枕草子
(二五七段)・・・「二百五十七・弐佰五拾七・弐五七・仁陌伍足漆」段
2+5+7=14=十四=壱拾四=壱足四
2×5×7=70=七十=七拾=漆足
たふときもの・・・尊きもの
九條・・・・・・・日本国憲法第九条
錫杖・・・・・・・釈条・借条・赤条・施訳定
(くじょう
の
しゃくじょう)。
念佛の囘向。・・・念仏之エコウ(重考)
ーーーーー
(二五八段)・・・「二百五十八・弐佰五拾八・弐五八・仁陌伍足捌」段
2+5+8=15=十五=壱拾五=足伍
2×5×8=80=八十=八拾=捌足
歌は・・・・・・ウタは・得他葉
杉・・・・・・・すぎ・サン→纂・算
杉=木+彡(サン・セン・刷毛痕・毛羽痕)
たてる
門。・・・・・・モン・かど→掛努・化努
文・紋・聞・問
神樂歌も・・・・かぐらうたも
シンガクカも
「神学・心学・進学」掛摸
をかし。
今樣は・・・・・いまよう→意迷う・異迷う
今現在葉
ながくて
くせ・・・・・・癖・曲・久世・句施
づきたる。
風俗・・・・・・フウゾク
楓(かえで・フウ・ホウ)の属
かえで=槭・槭樹
モミジ(紅葉・椛)
「替・変・代・換」出族
楓=日本のカエデの代表
イロハモミジ (A. palmatum)
↓
伊呂波揉み事
意賂葉摸視字
異芦葉摸実字→芦=葦・蘆・足・脚
↓ ロ=鷺=サギ
↓ 詐欺・詐偽
園芸種として複数の栽培品種
葉が緑色から赤、黄に変化する種や
紫色に近い葉を持つ種がある
漢方では
「目薬の木(メグスリのキ)」
「長者の木」
「千里眼の木」、
「ミツバナ」、「ミツバハナ」
苦味成分の
ロドンデール(視神経活発化)
成分が含まれている
葉や樹皮を煎じて飲用したり
洗眼薬にする
「メグスリの木の商品化」は
柏倉実が、
東京大学の技官
山中寅文に・・・トラ文・イン文
薦められ薬品化した
「砂糖楓(サトウかえで)」は
樹脂が甘く
「メープルシロップ」の原料で
硬い木材に
「鳥眼目(バーズアイ・メイプル)」が
あるものは「家具」等に加工される
ニワトリ(鶏)の足先を食用にするとき
三つに分かれている形状から
モミジという。
カエデ名称由来
葉がカエルの「手」に似ていることから
「カエルデ」と呼ばれ、それが転訛・・・?
「蛙の手(出)」が先か?、
「蛙の皮膚変色(出)」が先か?
「かえる」か、「かわる」が先か?
両棲類(蛙・蜥蜴・井守)の手は同じように
水掻きがあり形も同形である・・・?
「かえる」は近代用語か?、古語か?
古語は「かはづ・かわづ」で
俳句作家の芭蕉も「カワヅ飛び込むミズの音」
である・・・「カジ-カ・ガエル」の別名?
古語で、
「かわず
(蛙=川豆・河津・川津・川豆・河蝦)」と?
「かえる
(槭→かえで=蝦手)」の?・・・蝦=海老
エビなら茹でた後の赤色
「槭(かえで・シュク・セキ)」
↓
「木+ノ+歩+戈」
「十+八+戊+止+少」
「十+八+戊+止+小+ノ」
両語の語源については諸説あるらしい・・・
上古の蛙は「ビキ・ヒキ」・・・?贔屓
ひきがえる
蟇蛙
↓
莫(ない・なかれ・バク・マク)
+
虫
蟾蜍
↓
虫
+
厃八言(セン・タン・ダン)
厃=セン・ギ・エン・あおぐ・たるき・のき
八=ハチ・やっつ
言=ゴン・ゲン・こと・ことば
surname, talk too much, verbose
厃八言=家名・姓名・渾名・異名・別名
↓ 多弁・冗長・お喋り・くどい
牽・引・轢・挽・弾・惹・曳・疋
日置・比企・退・悲喜
ひき
率・帥・將・将・卛・蟾・絅・鞁
鞁・靷・癇・瘲・瘛・嬋・輘・痙
↓
ニひき
錦・二色・西紀・・・爾引・辞引・字引
↓
「匹」=動物・鳥・昆虫・魚などを
数える助数詞
↓
「かはづ(蛙)」は
「能楽の面の一」で
「善知鳥(うとう)=烏頭」と
↓
ウミスズメ科の海鳥
背面と咽喉、胸は黒、腹は白
嘴(くちばし)は橙色
↓
「阿漕(あこぎ)」
↓
しつこい・図々しい
義理人情に欠けあくどい
無慈悲に金品を貪ること
あつかましい
江戸時代からの言葉
↓
などに用いる・・・?
漢字の
「楓」=「十+八+几+中+ム」は
マンサク科のフウ
訓で「かえで」と読むのは
葉の形状が似てることによる慣用
カエデ(槭)は「葉が対生」、
フウ(楓)は「互生」で、
植物学的には異なる
「槭(かえで)」の字が
常用漢字に含まれず、
替わって「楓(フウ)」が充てられた
・・・時代は明治以降・・・である・・・
ーー↓
よく
うたひ
たる。
ーーーーー
(二五九段)・・・「二百五十九・弐佰五拾九・弐五九・仁陌伍足玖」段
2+5+9=16=十六=壱拾六=足陸
2×5×9=90=九十=九拾=玖足
指貫
(さしぬき)は
紫の濃き。
萌黄。・・・・萌黄(もえぎ・萌葱)
鮮やかな黄緑色系統の色
ホウオウ・ボウオウ
萌=きざす・もえる
萠=きざす・もえる
↓
萌黄の舘(神戸市
中央区
北野町
3-10-11)
明治三十六年(1903年)
アメリカ総領事
ハンターシャープの邸宅
木造二階建て、
下見板張りの異人館
ーー↓
夏は・・・・・・なつ・カ・ゲ
二藍。・・・・・ふたあい
紅(くれない)と
藍とを重ねて染めた青みのある紫色
襲(かさね)の色目の名
表裏とも二藍、または表は
赤みがかった濃い縹(はなだ)色で、
裏は縹色
二藍襲(ふたあいがさね)
いと
暑き頃、・・・・ショキコロ
夏蟲の色・・・・カチュウのシキ
したるも
すずしげなり。
ーーーーー
(二六〇段)・・・「二百六十・弐佰六拾・弐六拾・仁陌陸足」段
2+6+0=8=八=捌
2×6×0=0=零
狩衣・・・・・・仮意・借り意・狩意・雁意
(かりぎぬ)は
香染の・・・・・こうぞめの
丁子(ちようじ)の
蕾(つぼみ)の乾燥したものを
煎(せん)じた汁で染めた
黄色を帯びた薄紅色
うすき。
白き
ふくさの・・・・フクサの
赤色。
松の葉
いろ
したる。
青葉。
さくら。
やなぎ。
又
あをき。
ふぢ。
男は
何色の
きぬも。
ーーーーー
(二六一段)・・・「二百六十一・弐佰六拾壱・弐六壱・仁陌陸足壱」段
2+6+1=9=九=玖
2×6×1=12=十二=壱拾弐=足仁
単衣・・・・・・単位・譚意
(ひとへ)
は
白き。・・・・・白木・新羅・葉句記
シラキ・シロキ
視羅紀・代紀
ひの・・・・・・比之
裝束の・・・・・消息之・小賊之・将、促之
紅の・・・・・・クレナイの
ひとへ。
袙など・・・・・あこめ・ハ・バク
かりそめに
著たる
は
よし。
されど
なほ
色き・・・・・・史記紀
ばみたる・・・・葉視たる
單など
著たるは、
いと
心づきなし。
練色の・・・・ねりいろの
レンショク
きぬも
著たれど、
なほ單は
白うてぞ、
男も・・・・・音呼も(摸)
女も・・・・・音名も(摸)
よろづの・・・萬、之
事・・・・・・こと・言・異・糊塗
まさり
て
こそ。
ーーーーー
・・・
「マクラのソウシ」の作者は「気紛れ」で、机に向かって筆とカミを手にし、イザ、書き記そうとする時の「気分」に想等な「むら」がある人物らしい・・・「短い文章」と、「長い文章」・・・「短い文章」は後から何かを「書き加え、修正しよう」としていたのではないかな・・・気分的な「ムラ」が激しいのはボクも同類だけれど・・・読み手が清少納言に惹きつけられる魅力は簡潔な「短文」が多いからであろうが・・・突然段落がない「長い文章」が展開されると、「読み手」には・・・ウンザリだろう・・・それを承知なのか、どうなのかはネッ・・・書き手の意図はナンのソノ、読み手のボクとしては「タイトルの文字とソレに添う小文字」で早飲み込みの「不理解・誤解」で終わるのがホトンドである。
それでも、根気よく読めば「ワカル」のか?・・・自分自身の「知識の枠内」での「理解と判断」のみである・・・そして「世界の出来事=世界認識」とは個々人の「主観」でしかない・・・ソレを前提に個々人の「コトバの共通認識理解」が要求されるが、結果としての「共通判断」というワケにはいかない・・・ナゼ?
東京都知事の「ホントウ(選挙資金のタメ)」から、何とか「ウソ(個人的生活借用のタメ)」へと「本質」をウツシた「論理的整合性の釈明」はダレでもがウンザリだろう・・・大阪市長も「事実(慰安婦問題)」を「論理的な理詰め」として展開したが、彼には別な意味でホトンドのヒトビトがウンザリしてしまったのだろう・・・「信念・信条」の軸を動かさなかった「大阪市長」には「論理的整合性」はあるが大枠は同じ穴のムジナである・・・
理由は簡単で単純である・・・「無担保無利子の5000万円借金」も「売春=稼ぎ→性市場←買春」も「ダレ」でもが「そんなコトは百も承知の上」だからである・・・「そんなコト」とはダレでも転落する落とし穴なのに、自分には出来ない仕業と一応、「倫理、道徳」的に考えているからである。「加暴力=被暴力」も「戦争」もである・・・だが、状況によってはホトンドの人間は「原則」を「自分」には当て嵌めない・・・そして、フキョウ、キキテキ状況の不遇に遭うまで「そんなコト」を許してしまっている「自分の問題」とはしない・・・他人事・・・
「支配階級の思想」は「生きて辱めを受けても尚(猶)、イキよ」・・・「生きて辱めを受けるなら即(疾)、シね」・・・選択は「自由」だが・・・「あの世」があっても、「生きてアノ世を考えているときがハナである」・・・
・・・短文、短歌、短編、短冊、短絡、短命がスキなのは「おくに柄」らしいが、「時間(時艱・事観・字間・次官・治監)」の余裕の問題である・・・ジッとしていては生きていけない環境があったし、イモもアル・・・
ーーーーー
枕草子
(二五六段)・・・「二百五十六・弐佰五拾六・貮五六・仁陌伍足陸」段
2+5+6=13=十三=壱拾参=足参
2×5×6=60=六十=六拾=陸足
關白殿(換・巻、曰く、伝)、二月十日(爾解通拾比)のほどに、法興院(方向音)の積善寺(積善字)といふ御堂(音同)にて、一切經供養せさせ給ふ。女院(音名隠)、宮(究)の御前(音真得・音全)もおはしますべければ、二月朔日(ミソカ)のほどに、二條の宮へ入らせ給ふ。夜更けてねぶたくなりにしかば、何事も見入れず。
翌朝(世句調)、日のうららかにさし出でたる程に起きたれば、いと白う(知ろう・史郎)あたらしうをかしげ(傾げ)に作りたるに、御簾(視素)より始めて、昨日(作比・作句比・差句比・索比)かけたるなめり。御しつらひ、獅子狛犬(史詞発見・猪八兼・死屍高麗意又)など、いつのほどにや入り居けんとぞをかしき。櫻の一丈ばかりにて、いみじう咲きたるやうにて、御階(音階)のもとにあれば、いと疾う咲きたるかな、梅(台湾・徳川光圀=梅里=高譲味道根之命=水戸黄門=常陸国水戸藩第二代藩主)こそ只今盛なめれと見ゆるは、作りたるなめり。すべて花のにほひなど、咲きたるに劣らず、いかにうるさかりけん。雨降らば、萎みなんかしと見るぞ口惜しき。小家などいふ物の多かりける所を、今作らせ給へれば、木立(記タチ・紀タチ・胡タチ・虎タチ)などの見所あるは、いまだなし。ただ宮のさまぞ、けぢかくをかしげなる。
殿(伝)渡らせ給へり。青鈍(あおにび・所為貪)の堅紋(検問・見聞・見分・検分)の御指貫、櫻(作句等)の直衣(直意・捗意)に、紅の御衣三つばかり、唯直衣にかさねてぞ奉りたる。御前より初めて、紅梅(勾配・購買・公売)の濃きうすき織物、堅紋、立紋など、あるかぎり著たれば、唯ひかり滿ちて、唐衣(からごろも・当意・問意・答異)は萌黄、柳、紅梅などもあり。
御前に居させ給ひて、物など聞えさせ給ふ。御答のあらまほしさを、里人に僅にのぞかせばやと見奉る。女房どもを御覽じ渡して、「宮に何事を思しめすらん。ここらめでたき人々を竝べすゑて御覽ずるこそ、いと羨しけれ。一人わろき人なしや、これ家々の女ぞかし。あはれなり。よくかへりみてこそさぶらはせ給はめ。さてもこの宮の御心をば、いかに知り奉りて集り參り給へるぞ。いかにいやしく物惜しみせさせ給ふ宮とて、われは生れさせ給ひしよりいみじう(意味字得)仕うまつれど、まだおろしの御衣(音意)一つ給はぬぞ。何かしりうごとには聞えん」などの給ふがをかしきに、みな人々笑ひぬ。「まことぞ、をこ(嗚呼)なりとてかく笑ひいまするが恥し」などの給はする程に、内裏(代理・代李・大里・名意理・納意裏)より御使にて、式部丞某まゐれり。
御文は、大納言殿(伝)取り給ひて、殿に奉らせ給へば、ひき解きて、「いとゆかしき文かな。ゆるされ侍らばあけて見侍らん」との給はすれば怪しうとおぼいためり。「辱くもあり」とて奉らせ給へば、取らせ給ひても、ひろげさせ給ふやうにもあらず、もてなさせ給ふ、御用意などぞありがたき。すみのまより、女房茵さし出でて、三四人(参肆訊・纂史訊)御几帳(音記帳・音基調)のもとに居たり。「あなたにまかりて、禄(録)の事(字)ものし侍らん」とてたたせ給ひぬる後に、御文御覽ず。御返しは紅梅の紙に書かせ給ふが、御衣(音意)のおなじ色(史記・始期・死期・子規・如き・識)ににほひたる、猶斯うしも推し量り參らする人はなくやあらんとぞ口をしき。
今日は殊更にとて、殿(伝)の御かたより禄(録)は出させ給ふ。女(音名)の裝束(消息・小賊)に、紅梅の細長そへたり。肴(真魚・真名=漢字)などあれば、醉はさまほしけれど、「今日はいみじき事の行幸(行項・行考)に、あが君(訓・記実・紀視)許させ給へ」と大納言殿にも申して立ちぬ。
君(訓)達などいみじう假粧(化粧・化生)し給ひて、紅梅の御衣も劣らじと著給へるに、三の御前は御匣殿なり。中の姫君(紀訓・記訓・秘め訓)よりも大に見え給ひて、うへなど聞えんにぞよかめる。うへも渡らせ給へり。御几帳(音記帳)ひき寄せて、新しく參りたる人々には見え給はねば、いぶせき(意布施記・異伏記・医臥記)心地す。
さし集ひて、かの日の裝束、扇などの事をいひ合するもあり。又挑みかはして、「まろは何か、唯あらんにまかせてを」などいひて、「例の君(訓)」など
にくまる。
↓
にくまる(二句真留・字句マル=麻呂・似跼る・爾絡まる)
にくまる(爾句真留)
ーー↓
夜さりまかづる人も多かり。かかる(懸・掛・斯・係・罹)事にまかづれば、え止めさせ給はず。
うへ日々に渡り、夜もおはします。君達などおはすれば、御前人少なく候はねばいとよし。内裏の御使日々に參る。御前の櫻、色はまさらで、日などにあたりて、萎みわるうなるだにわびしき(話備史記)に、雨の夜降りたる翌朝、
いみじうむとくなり。
↓
意味字得務解く名理
↓
いと疾く起きて、「泣きて別れん顏に、心おとりこそすれ」といふを聞かせ給ひて、「げに(解爾)雨(編・海人・尼)のけはひしつるぞかし、いかならん」とて驚かせ給ふに、殿の御方より侍の者ども、下種など來て、數多花のもとに唯よりによりて、引き倒し取りて、「密に往きて、まだ暗からんに取れとこそ仰せられつれ、明け過ぎにけり、不便なるわざかな、疾く(解く)疾く(得・読・説・匿・涜)」と倒し取るに、いとをかしくて、いはば(意葉場・云わば・言わば・謂わば・岩場)いはなんと、兼澄(検討・建等・憲等・県等・懸唐・巻当)が事(字)を思ひたるにやとも、よき人ならばいはまほしけれど、
「かの花盗む人は誰ぞ、あしかめり」
↓
亜史加、(亜)米利(加)
といへば、笑ひて、いとど逃げて引きもていぬ。なほ殿(伝)の御心(音真・音新・音審・音辛)はをかしうおはすかし。莖どもにぬれまろがれつきて、いかに見るかひなからましと見て入りぬ。
掃殿(相伝)寮(リョウ→利用・里謡・理容)まゐりて御格子まゐり、主殿の女官御きよめまゐりはてて、起きさせ給へるに、花のなければ、「あなあさまし。かの花はいづちいにける」と仰せらる。
↓
「あかつき盗人ありといふなりつるは、
なほ
枝などを少し折る
にや
と
こそ
聞きつれ
がし
つるぞ。
見つや」
と仰せらる。
「さも侍らず。
いまだ暗くて、
よくも
見侍らざりつるを、
しろみたるものの侍れば、
花を折るにやと、
うしろめたさに
申し侍りつる」
と申す。
「さりとも
かくは
いかでか取らん。
殿(伝)の
隱させ給へるなめり」
とて笑はせ給へば、
「いで、
よも侍らじ。
春風の爲て侍りなん」
と啓するを、
「かくいはんとて
隱すなりけり。
ぬすみには
あらで、
ふりにこそ
ふるなりつれ」
と仰せらるるも、
珍しき事ならねど、
いみじうめでたき。
殿おはしませば、寐くたれの朝顏も、時ならずや御覽ぜんと引き入らる。おはしますままに、
「かの花うせにけるは、
いかに
かくは
盗ませしぞ、
いぎた
なかりける
女房たち
かな。
知らざりけるよ」
と驚かせ給へば、「されど我よりさきにとこそ思ひて侍るめりつれ」と忍びやかにいふを、いと疾く聞きつけさせ給ひて、「さ思ひつる事ぞ、世に他人いでて見つけじ、宰相とそことの程ならんと推し量りつ」とて、いみじう笑はせ給ふ。「さりげなるものを、少納言は春風におほせける」と宮の御前にうちゑませ給へる、めでたし。
「虚言をおほせ侍るなり。
今は
山田も・・・・・くえびこ・山田の案山子→古事記
作る
らん」とうち誦ぜさせ給へるも、いとなまめきをかし。
「さても
ねたく・・・・・妬し・嫉妬・音魂→ねたましい
ねたみの神は「旧約聖書の神」
見つけられにけるかな。
さばかり誡めつるものを、
人の所に、
かかる
しれもののあるこそ」
との給はす。
「春風はそらにいとをかしうも言ふかな」と誦ぜさせ給ふ。
「ただことには、うるさく思ひよりて侍りつかし。今朝のさまいかに侍らまし」とて笑はせ給ふを
小若(ヲわか・コわか・証ジャク→字訳・正雀)
君(訓)
「されどそれは
いと疾く・・・・意図、解く
見て、雨にぬれたりなど、
おもて
ぶせ
なりといひ侍りつ」
と申し給へば
いみじう
ねたからせ
給ふもをかし。
さて八日(葉知比・葉値実)九日(句比・句実)の程にまかづるを、「今少し近うなして」など仰せらるれど、出でぬ。いみじう常よりものどかに照りたる晝つかた、
「花のこころ開けたりや、いかがいふ」
との給はせたれば、
「秋はまだしく侍れど、
よにこの度なんのぼる心地し侍る」
など聞えさせつ。
出させ給ひし夜、車(写・者)の次第(時代)もなく、まづまづとのり騒ぐがにくければ、さるべき人三人(纂訊・算仁)と、「猶この車(写)に乘るさまのいとさわがしく、祭のかへさなどのやうに、倒れぬべく惑ふいと見ぐるし。たださはれ、乘る(掛ける・懸ける)べき車(写)なくてえ參らずば、おのづから聞しめしつけて賜はせてん」など笑ひ合ひて立てる前より、押し凝りて、惑ひ乘り果てて出でて、「かうか」といふに、「まだここに」と答ふれば、宮司寄り來て、「誰々(垂・足)かおはする」と問ひ聞きて、
「いと怪しかりけることかな。今は皆乘り(掛ける・懸ける)ぬらんとこそ思ひつれ。こはなどてかくは後れさせ給へる。今は得選を乘せんとしつるに。めづらかなるや」など驚きて寄せさすれば、
「さば・・・作葉・差葉・叉場
鯖・・・・鯖の鞘あて・歌垣(古事記・日本書記)
佐波・・・佐波遅姫(古事記・日本書記)
まづその御志(音詞)ありつらん人を乘せ給ひて、次にも」
といふ聲聞きつけて
「けしからず
腹ぎたなく
おはしけり」などいへば、乘りぬ。その次には、誠にみづしが車(写)にあれば、火(比・加・掛)もいと暗きを、笑ひて、二條の宮に參りつきたり。
御輿(音ミコシ・見越し)は疾く入らせ給ひて、皆しつらひ居させ給ひけり。
「ここに呼べ」と仰せられければ、左京、小左近などいふ若き人々、參る人ごとに見れど、なかりけり。おるるに隨ひ、四人づつ御前に參り集ひて侍ふに、「いかなるぞ」と仰せられけるも知らず、ある限おりはててぞ、辛うじて見つけられて、「かばかり仰せらるるには、などかくおそく」とて率ゐて參るに、見れば、いつの間に、かうは年ごろの住居のさまに、おはしましつきたるにかとをかし。
「いかなれば、かう何かと尋ぬばかりは見えざりつるぞ」と仰せらるるに、とかくも申さねば、諸共に乘りたる人、「いとわりなし。さいはての車に侍らん人は、いかでか疾くは參り侍らん。これもほとほとえ乘るまじく侍りつるを、みづしがいとほしがりて、ゆづり侍りつるなり。暗う侍りつる事こそ、わびしう侍りつれ」と笑ふ笑ふ啓するに、「行事(行司・行字)するもののいとあやしきなり。又などかは心知らざらん者こそつつまめ、右衞門などはいへかしなど仰せらる。
「されどいかでか走りさきだち侍らん」などいふも、かたへの人、にくしと聞くらんと聞ゆ。「さまあしうて、かく乘りたらんもかしこかるべき事かは。定めたらんさまの、やんごとなからんこそよからめ」とものしげに思し召したり。「おり侍るほどの待遠に、苦しきによりてにや」とぞ申しなほす。
御經のことに、明日渡らせおはしまさんとて、今宵參りたり。南院の北面にさしのぞきたれば、たかつきどもに火をともして、二人三人四人、さるべきどち、屏風引き隔てつるもあり、几帳中にへだてたるもあり。又さらでも集ひ居て、衣ども閉ぢ重ね、裳の腰さし、假粧ずるさまは、更にもいはず、髮などいふものは、明日より後はありがたげにぞ見ゆる。「寅(虎=天武天皇=大海人皇子・吉田松蔭・ナポレオン)の時になん渡らせ給ふべかなる。などか今まで參り給はざりつる。扇(奥儀)もたせて、尋ね聞ゆる人ありつ」など告ぐ。
「まて、實に寅(虎)の時か」とさうぞき立ちてあるに、明け過ぎ、日もさし出でぬ。西の對の唐廂になん、さし寄せて乘るべきとて、あるかぎり渡殿へ行く程に、まだうひうひしきほどなる今參どもは、いとつつましげなるに、西の對に殿すませ給へば、宮にもそこにおはしまして、まづ女房車に乘せさせ給ふを御覽ずとて、御簾の中に、宮、淑景舎、三四の君、殿のうへ、その御弟三所、立ち竝みておはします。
車の左右に、大納言、三位中將二所して、簾うちあげ、下簾ひきあげて乘せ給ふ。皆うち群れてだにあらば、隱れ所やあらん。四人づつ書立に隨ひて、それそれと呼び立てて、乘せられ奉り、歩み行く心地、いみじう實にあさましう、顯證なりとも世の常なり。御簾のうちに、そこらの御目どもの中に、宮の御前の見ぐるしと御覽ぜんは、更にわびしき事かぎりなし。身より汗のあゆれば、繕ひ立てたる髮などもあがりやすらんと覺ゆ。辛うじて過ぎたれば、車のもとに、いみじう恥しげに、清げなる御さまどもして、うち笑みて見給ふも現ならず。されど倒れず、そこまでは往き著きぬるこそ、かしこき顏もなきかと覺ゆれど、
皆乘りはてぬれば、引き出でて、二條の大路に榻立てて、物見車のやうにて立ち竝べたる、いとをかし。人もさ見るらんかしと、心ときめきせらる。四位五位六位など、いみじう多う出で入り、車のもとに來て、つくろひ物いひなどす。
まづ院の御むかへに、殿を始め奉りて、殿上と地下と皆參りぬ。それ渡らせ給ひて後、宮は出させ給ふべしとあれば、いと心もとなしと思ふほどに、日さしあがりてぞおはします。御車ごめに十五、四つは尼の車、一の御車は唐の車なり。それに續きて尼の車、後口より水精の珠數、薄墨の袈裟衣などいみじくて、簾はあげず。下簾も薄色の裾少し濃き。次にただの女房の十、櫻の唐衣、薄色の裳、紅をおしわたし、かとりの表著ども、いみじうなまめかし。日はいとうららかなれど、空は淺緑に霞み渡るに、女房の裝束の匂ひあひて、いみじき織物のいろいろの唐衣などよりも、なまめかしう、をかしき事限なし。
關白殿、その御次の殿ばら、おはする限もてかしづき奉らせ給ふ、いみじうめでたし。これら見奉り騒ぐ、この車どもの二十(念)立ち竝べたるも、又をかしと見ゆらんかし。
いつしか出でさせ給はばなど、待ち聞えさするに、いと久し。いかならんと心もとなく思ふに、辛うじて、采女八人馬に乘せて引き出づめり。青末濃の裳、裙帶、領巾などの風に吹きやられたる、いとをかし。豐前(ブゼン)といふ采女(うぬめ・サイジョ・歳音)は、典藥(典訳・転訳・添約←聖書)頭重正が知る人なり。葡萄(葡萄牙・ポルトガル)染の織物の指貫(ゆびぬき・史観・史貫・史漢)を著たれば、いと心ことなり。「重正は色許(史記拠・史記挙)されにけり」と山の井の大納言は笑ひ給ひて、皆乘り(掛・懸)續きて立てるに、今ぞ御輿出でさせ給ふ。めでたしと見え奉りつる御有樣に、これは比ぶべからざりけり。朝日はなばなとさしあがる程に、木(記・紀)の葉のいと花やかに輝きて、御輿の帷子の色艶などさへぞいみじき。御綱はりて出でさせ給ふ。御輿の帷子のうちゆるぎたるほど、實に頭の毛(化)など、人のいふは更に虚言ならず。
さて後に髮(神・紙・守・上・加味)あしからん人もかこちつべし。あさましう、いつくしう、猶いかでかかる御前に馴れ仕うまつらんと、わが身もかしこうぞ覺ゆる。御輿過ぎさせ給ふほど、車の榻ども、人給にかきおろしたりつる、また牛どもかけて、御輿の後につづきたる心地の、めでたう興あるありさま、いふかたなし。
おはしましつきたれば、大門のもとに高麗唐土の樂(学)して、獅子狛犬をどり舞ひ、笙の音、鼓の聲に物もおぼえず。
こはいづくの佛の御國などに來にけるにかあらんと、空に響きのぼるやうにおぼゆ。
内に入りぬれば、いろいろの錦のあげばりに、御簾いと青くてかけ渡し、屏幔など引きたるほど、なべてただにこの世とおぼえず。御棧敷(音叉史記)にさし寄せたれば、又この殿ばら立ち給ひて、「疾く(解・読・得)おりよ」との給ふ。乘りつる所だにありつるを、今少しあかう顯證(謙称・検証・憲章)なるに、大納言殿、いとものものしく清げにて、御下襲のしりいと長く所せげにて、簾うちあげて、「はや」とのたまふ。つくろひそへたる髮も、唐衣の中にてふくだみ、あやしうなりたらん。色の黒さ赤ささへ見わかれぬべき程なるが、いとわびしければ、ふとも得降りず。「まづ後(語)なるこそは」などいふほども、それも同じこころにや、「退かせ給へ、かたじけなし」などいふ。
「恥ぢ給ふかな」と笑ひて、立ちかへり、辛(加羅・唐・韓・漢)うじ(氏・宇治・蛆・得字)ておりぬれば、寄りおはして、「むねたかなどに見せで、隱しておろせと、宮の仰せらるれば來たるに、思ひぐまなき」とて、引きおろして率て參り給ふ。さ聞えさせ給ひつらんと思ふもかたじけなし。參りたれば、初おりける人どもの、物の見えぬべき端に、八人ばかり出で居にけり。一尺と二尺ばかりの高さの長押のうへにおはします。ここに立ち隱して、「率て參りたり」と申し給へば、「いづら」とて几帳(記帳)のこなたに出でさせ給へり。
まだ唐の御衣裳(音異称・意匠)奉りながらおはしますぞいみじき。紅の御衣よろしからんや、中に唐綾の柳の御衣、葡萄染の五重の御衣に、赤色の唐の御衣、地摺の唐の羅に、象眼重ねたる御裳など奉りたり。織物(史記摸之)の色、更になべて似るべきやうなし。
「我をばいかが見る」と仰せらる。「いみじうなん候ひつる」なども、言に出でてはよのつねにのみこそ。「久しうやありつる。それは殿(伝)の大夫の、院(音)の御供(音響)にきて、人に見えぬる、おなじ下襲ながら、宮の御供にあらん、わろしと人思ひなんとて、殊に下襲ぬはせ給ひけるほどに、遲きなりけり。いとすき給へり」などとうち笑はせ給へる、いとあきらかに晴れたる所は、今少しけざやかにめでたう、御額あげさせ給へる釵子に、御分目の御髮の聊よりて、著く見えさせ給ふなどさへぞ、聞えんかたなき。
三尺(纂訳)の御几帳(記帳)一雙をさしちがへて、こなたの隔にはして、その後(語)には、疊一枚を、長ざまに縁をして、長押の上に敷きて、中納言の君といふは、殿の御伯父の兵衞督忠君と聞えけるが御女、宰相の君とは、富小路の左大臣の御孫、それ二人ぞうへに居て見え給ふ。御覽じわたして、「宰相はあなたに居て、うへ人どもの居たる所、往きて見よ」と仰せらるるに、心得て、「ここに三人いとよく見侍りぬべし」と申せば、「さば」とて召し上げさせ給へば、しもに居たる人々、「殿上許さるる内舎人なめりと笑はせんと思へるか」といへば、「うまさへのほどぞ」などいへば、そこに入り居て見るは、いとおもだたし。
かかる事などをみづからいふは、ふきがたりにもあり、また君の御ためにも輕々しう、かばかりの人をさへ思しけんなど、おのづから物しり、世の中もどきなどする人は、あいなく畏き御事にかかりて、かたじけなけれど、あな辱き事などは、又いかがは。誠に身の程過ぎたる事もありぬべし。
院の御棧敷、所々の棧敷ども見渡したる、めでたし。殿はまづ院の御棧敷に參り給ひて、暫時ありてここに參り給へり。大納言二所、三位中將は陣近う參りけるままにて、調度を負ひて、いとつきづきしうをかしうておはす。殿上人、四位五位、こちたううち連れて、御供に侍ひ竝み居たり。
入らせ給ひて見奉らせ給ふに、女房あるかぎり、裳、唐衣、御匣殿まで著給へり。殿のうへは、裳のうへに小袿をぞ著給へる。「繪に書きたるやうなる御さまどもかな。今いらい今日はと申し給ひそ。三四の君の御裳ぬがせ給へ。
この中の主君には、御前こそおはしませ。御棧敷の前に陣をすゑさせ給へるは、おぼろけのことか」とてうち泣かせ給ふ。實にと、見る人も涙ぐましきに、赤色櫻の五重の唐衣を著たるを御覽じて、「法服ひとくだり足らざりつるを、俄にまとひしつるに、これをこそかり申すべかりけれ。さらばもし又、さやうの物を切り調めたるに」との給はするに、又笑ひぬ。大納言殿少し退き居給へるが、聞き給ひて、「清僧都のにやあらん」との給ふ。一言としてをかしからぬ事ぞなきや。
僧都の君、赤色の羅の御衣、紫の袈裟、いと薄き色の御衣ども、指貫著たまひて、菩薩の御樣にて、女房にまじりありき給ふもいとをかし。「僧綱の中に、威儀具足してもおはしまさで、見ぐるしう女房の中に」など笑ふ。
父の大納言殿、御前より松君率て奉る。葡萄染の織物の直衣、濃き綾のうちたる、紅梅の織物など著給へり。例の四位五位いと多かり。御棧敷に女房の中に入れ奉る。何事のあやまりにか、泣きののしり給ふさへいとはえばえし。
事始りて、一切經を、蓮の花のあかきに、一花づつに入れて、僧俗、上達部、殿上人、地下六位、何くれまでもて渡る、いみじうたふとし。大行道導師まゐり、囘向しばし待ちて舞などする、日ぐらし見るに、目もたゆく苦しう。
うちの御使に、五位の藏人まゐりたり。御棧敷の前に胡床立てて居たるなど、實にぞ猶めでたき。
夜さりつかた、式部丞則理まゐりたり。「やがて夜さり入らせ給ふべし。御供に侍へと、宣旨侍りつ」とて歸りも參らず。宮は「なほ歸りて後に」との給はすれども、また藏人の辨まゐりて、殿にも御消息あれば、唯「仰のまま」とて、入らせ給ひなどす。院の御棧敷より、千賀の鹽竈などのやうの御消息、をかしき物など持て參り通ひたるなどもめでたし。
事はてて院還らせ給ふ。院司上達部など、このたびはかたへぞ仕う奉り給ひける。
宮は内裏へ入らせ給ひぬるも知らず、女房の從者どもは、「二條の宮にぞおはしまさん」とて、そこに皆往き居て、待てど待てど見えぬ程に、夜いたう更けぬ。内裏には宿直物持て來らんと待つに、きよく見えず。あざやかなる衣の、身にもつかぬを著て、寒きままに、にくみ腹立てどかひなし。翌朝きたるを、「いかにかく心なきぞ」などいへば、となふる如もさ言はれたり。
又の日雨降りたるを、殿は「これになん、わが宿世は見え侍りぬる。いかが御覽ずる」と聞えさせ給ふ。御心おちゐ理なり。
ーーーーー
・・・・ながい・・・ナガイ・・・
「キシリクリスタル」と言うミントを挟んだノド飴がある・・・細かく砕いて「ひとかけら」、体調回復ぎみのオフクロの口に入れてやった。僅かながらの微笑み・・・血圧を測りにきた看護婦さんに注意をされてしまった・・・ミントの欠片一粒が命取りになる、かも・・・「一票の格差」が最大4.77倍だった「2013年7月の参院選」は「法の下の平等」を定めた「憲法に違反」・・・広島高裁岡山支部(片野悟好裁判長)は2013年11月28日、岡山選挙区の選挙について「違憲で無効」だと判決・・・「日本国憲法の下の平等」とはナンなんだろう・・・?・・・「国会議員」の選出方法は「法律=公職選挙法」で「選挙」がなされた・・・「選挙法」が「日本国憲法違犯」なのである。そして「現実」には「日本国憲法の下の平等」とは、タンに「訴訟と判決」が「保障」される、と云う事であるらしい・・・「事件」が起こらねば「訴訟も判決」も無い・・・「訴訟」しなければ、「判決結果」の「法の執行」もない・・・「違法選挙」も「違法政治献金」も「訴訟」以前に「無かったコト=秘密」にすれば「日本国憲法違犯」も無い・・・「ウソ」がバレても「ウソの有無」が曖昧で、更に「秘密」されたら、ソレまでである・・・
「公職選挙法・(昭和二十五年四月十五日法律第百号)」
「第四条 衆議院議員の定数は、
四百七十五人とし、
そのうち、
二百九十五人を
小選挙区選出議員、
百八十人を比例代表選出議員とする。
2
参議院議員の定数は二百四十二人とし、
そのうち、
九十六人を
比例代表選出議員、
百四十六人を選挙区選出議員とする。」
は
「第一条 この法律は、
日本国憲法の精神に則り、
衆議院議員、
参議院議員
並びに
地方公共団体の
議会の議員
及び
長を公選する選挙制度を確立し、
その選挙が
選挙人の自由に表明せる意思によつて
公明且つ適正に行われることを確保し、
もつて民主政治の
健全な発達を期することを
目的とする。」
の「第一条」文にも「違犯する」・・・
ーーーーー
枕草子
(二五五段)・・・「二百五十五・弐佰五拾五・貮五伍・弐陌五足伍」段
2+5+5=12=十二=壱拾弐=壱足仁
2×5×5=50=五十=五拾=伍足
御前に人々あまた、
物仰せらるる序などにも、
「世の中の
はらだたしう、
むつかしう、
片時
あるべき
心地もせで、
いづちも・・・・・・いづこ・いずこ
どこ(何処)・どこでも
どの(何所)方向・どちら
・・・場所なら・・・
「伊豆・居ず・入ず」地も
いづちも
行き
うせ
なばやと
思ふに、
ただの
紙の・・・・・・・カミの
いと
白う・・・・・・・シロウ
史郎・知ろう
清らなる、
よき筆、
白き・・・・・・・シロき
代 記・城記
白木・新羅
色紙、・・・・・・史記史
檀紙など・・・・・檀氏
得つれば、
かくても
暫時ありぬ
べかり
けりと
なん覺え侍る。
また
高麗縁の・・・・・高麗・高句麗
疊の筵、・・・・・むしろ(筵・莚・蓆・席)
青うこまかに、
縁の紋あざやかに、
黒う白う見えたる、
引き・・・・・・・牽き
廣げて・・・・・・ヒロゲテ
見れば、
何か
猶
さらに、
この世は
え
おもひ
はなつまじと、
はなつ+まじ
はな+つ+まじ
はな+つま+じ
は+な+つ+ま+じ
命さへ
惜しく
なんなる」
と申せば、
「いみじくは・・・意味字句葉
かなき事も・・・仮名記言摸
慰むなるかな。・なぐさむる仮名
名愚(具)差務留仮名
姥捨山の月は、・オバすてヤマのゲツは
於葉素出埜真之解通葉
いか・・・・・・異化
なる人の・・・・鳴る訊(爾務)の
名留訊(比渡)之
見るにか」
と笑はせ給ふ。
さぶらふ人も、
「いみじく
やすき
息災の・・・・・測歳之
いのりかな」・・異法(矩・憲)仮名
といふ。
さて
後にほど經て、・・語爾補努経出
すずろなる
事を思ひて、
里にあるころ、・・理爾アル頃
めで
たき・・・・・・・瀧・滝・多紀
炊き(炊飯)・焚き(焚火)
紙を・・・・・・・カミの同音異字のスベテ
二十つつみに・・・はたちツツミ
二十=弐拾=念→年→撚→歳
裹みて・・・・・・理みて
賜はせたり。・・・賜=目+ハ+易
仰事には、・・・・ギョウジ→行事・行司・行字
「疾く參れ」・・・トクマイレ
解く真意例
などのたまはせて、
「これは
聞しめし
置きたる
事あり
しかば
なん。
わろか
めれば、
壽命經も
え
書く
まじ
げ
に
こそ」
と仰せられたる、
いとをかし。
無下に思ひ忘れたりツルことを、
思しおかせ給へりけるは、
猶
ただ人にて
だに
をかし、
まして
おろかならぬ
事に
ぞ
あるや。
心も亂れて、
啓すべき
かた
も
なければ、
ただ、
かけまくも
かしこき
かみの
しるしには
鶴の・・・・・つる・カク
よはひに
なりぬべき
かな
あまり
にや
と
啓せさせ
給へとて
まゐらせつ。
臺盤所の
雜仕ぞ、
御使には來たる。
青き
單衣・・・・・・・・単位・譚意
などぞ取らせて。
まことにこの紙を、
草紙に
作りて
もてさわぐに、
むつかしき事も
紛るる心地して、
をかしう
心のうちもおぼゆ。
二月・・・・・・・・爾解通
ばかり
ありて、
赤衣著たる男の、
疊を持て來て
「これ」
といふ。
「あれは誰そ、
あらはなり」
など物はしたなういへば、
さし置きて往ぬ。
「いづこよりぞ」
と問はすれば、
「まかりにけり」
とて取り入れたれば、
殊更に
御座
といふ・・・・・問意付・賭移付
疊のさまにて、
高麗など
いと清らなり。
心の中には
さにや
あらんと思へど、
猶おぼつかなきに、
人ども出しもとめさすれど、
うせにけり。
怪しがり笑へど、
使の
なければ
いふ
かひなし。・・・・・チャンスなし
所
たがへ・・・・・・・異なる
などならば、
おのづからも
又
いひに來なん。
宮のほとりに
案内しに參らせまほしけれど、
なほ誰すずろにさるわざはせん、
仰事なめりといみじうをかし。
二日ばかり音もせねば、
うたがひもなく、
左京の
君の・・・・・・・・・訓之
許に、
「かかる事なんある。
さる事やけしき見給ひし。
忍びて有樣のたまひて、
さる事見えずば、
かく申したりとも、
な漏し給ひそ」
と言ひ遣りたるに、
「いみじうかくさせ給ひし事なり。
ゆめゆめ
まろが聞えたるとなく、
後にも」
とあれば、
さればよと、
思ひしもしるく、
をかしくて、
文かきて、
又
密に
御前の
高欄に
おかせしものは、
惑ひしほどに、
やがて
かきおとして、
御階の
もとに
おちに
けり。
ーーーーー
・・・
「攻め来て恐ろしきモノ」は「大陸 中国の盗人頭目人種」で・・・「寄って為し留まる」つもりであるらしい・・・「大陸 中国の盗人人種が入りたる」・・・近き隣の韓国、 北朝鮮、 モンゴル、そして、比律賓、越南、 ラオス(羅宇・老檛・老・老撾・老・寮國・寮)に「大陸 中国の盗人の入りたる」・・・そして、既に、わが住む所には「善人、悪人の混じりたる70万人の大陸 中国人」が入りたるのに、唯、わが住民は盗まれたモノが何であったのか記憶もナク、ムジカクで何とも知らずであるらしい・・・「大陸中国の盗人頭目」にオオピラに「 朝鮮 両国の手下盗人」も加担するが・・・大枠の盗人はムカシ、ムカシから「某国人の人種」ではなく、 亜米利加、露西亜、 欧羅巴、ニッポンも含め「合法的に掠め盗みとる各国支配階級」と云う「 国籍不明の人種」で、「国境枠内で嘘と 隠蔽」の「盗みの分け前の法律」を作り、「国家、国民の国益」など喚き立てるが、こいつ等には原則、「国家も国境」もない・・・「盗みの分け前」を巡って「戦争」をしてきたのは、この「人種達」である・・・そして、掠め盗まれるコトを前提にした「自由であるヒトビト」には、「強制居住地区」があるのみでアル・・・
中国国内の搾取に行き詰っている「大陸 中国の盗人頭目人種」達はホンキで「三獄死」を世界規模でヤルつもりらしい・・・
「プチブル民主主義者」は「盗人の 善意」にキタイしてはナラナイ・・・
「たのもしきもの心地」は「親どものかたはら」のみ・・・
・・・やっと、ボクのオモイが重なっている段に・・・弐百五拾四段・・・勝手な妄想だが・・・
ーーーーー
枕草子
(二五一段)・・・「弐百五拾壱・弐五壱」段
2+5+1=8=八=捌
2×5×1=10=拾=足
せめて
おそろしき
もの
夜鳴る神。
近き隣に
盗人の入りたる。
わが住む所に
入りたるは、
唯
物もおぼえねば、
何とも知らず。
ーーーーー
(二五二段)・・・「弐百五拾弐・弐五弐」段
2+5+2=9=九=玖
2×5×2=20=二十=弐拾=念
たのもしきもの
心地
あしきころ、
僧
あまたして
修法したる、
思ふ人の
心地
あしきころ、
眞に
たのもしき人の
言ひ
慰め
たのめたる。
物
おそろしき折の
親どもの
かたはら。
ーーーーー
(二五三段)・・・「弐百五拾参・弐五参」段
2+5+3=10=十=拾=足
2×5×3=30=三十=参拾=参足
いみじう
したてて
壻
取りたるに、
いとほどなく
すまぬ壻の、
さるべき所などにて
舅に逢ひたる、
いとほし・・・・・・イト欲し
とや思ふらん。
ある人の、
いみじう時に
逢ひたる人の
壻になりて、
一月も
はかばかしうも
來で止み
に
しかば、
すべて
いみじう言ひ騒ぎ、
乳母など
やうの者は、
まがまがしき事ども
いふもあるに、
その
かへる年の
正月に藏人になりぬ。
「あさましう
かかる
なからひに、
いかでと
こそ
人は
思ひためれ」
など言ひ
あつかふは
聞く
らんかし。
六月に、
人の
八講し給ひし所に、
人々集りて聞くに、
この藏人になれる壻の、
綾の
うへの
袴、
蘇芳襲、・・・・すおうカサネ
蘇方宗・訴報酬
↓
蘇芳・蘇方・蘇枋
>マメ科の落葉小低木
葉は厚くツヤがあり
羽状複葉
春、黄色い五弁花を円錐状につけ
さや状の赤い実がなる
心材は赤色染料とする
染め色の名
ハナズオウの通称
蘇方木
↓
烏里雅蘇台将軍
清代の官職名・モンゴリア西部の
ウリヤスタイ(烏里雅蘇台)に駐在し
外モンゴル諸部、コブド(科布多)、
ウリヤンハイ(烏梁海)
全域の軍政を指揮監督
定辺左副将軍(官名)
↓
淵蓋蘇文=泉蓋金
(?~665年・宝蔵王二十四年)
高句麗末期の宰相・将軍
これは姓の
「淵(泉)」を高句麗語の訓読みで
「いり(高句麗語で水源)」
「蓋蘇文」を音読みで
「かすみ」と発音した
「伊梨柯須彌
(伊梨柯須弥・いりかすみ)・日本書記」
↓
642年(栄留王二十五年)
千里長城を築造し唐の侵入に備え
親唐の
第二十七代王・栄留王、及び
「伊梨渠世斯(いりこせし)」等、
180人の親唐の貴族を弑害
宝蔵王を
第二十八代王に擁立
大莫離支
(だいばくりし=最高官職)に就任
高句麗内で対立していた
楊萬春とともに
淵蓋蘇文は実権を握った
643年(宝蔵王二年)
淵蓋蘇文は高句麗に救援要請の
新羅の
金春秋(武烈王)を監禁
新羅と唐との交通路の
党項城を占領
唐へ使臣を派遣し、
道教の道士八名が
「道徳経」を持ち込む
644年(宝蔵王三年)
新羅との和解勧告の唐の太宗の要求を拒否
645年(宝蔵王四年)
唐は十七万の大軍で高句麗出兵
高句麗の
楊萬春が
安市城で阻止し、
六十余日間の防戦後、唐軍を撃退
その後四回の唐の侵入を
楊萬春が撃退
↓
蘇定方=唐の百済征討派遣(660)将軍
「神丘道行軍大総管」
百済を滅亡させた後に帰国
高句麗、百済の
残党が
国家再興を謀り戦闘を継続したので、
再度
高句麗征伐の為
「遼東道行大総管」として派遣
蘇定方→蘇我氏
ーー↓
黒半臂など・・・・半臂(はんぴ)
武官束帯や舞楽の装束
ハンヒ→判比・版比・叛日
いみじう・・・・・意味字得
鮮かにて、・・・・あざやかにて
朝鮮爾出
忘れ
にし・・・・・・・西
人の
車の・・・・・・・「くるま→句留真」之
「シャ→写」埜
とみのをに、
半臂の
緒・・・・・・・・著書
ひき・・・・・・・牽き
かけ・・・・・・・掛
つば・・・・・・・通葉
かり・・・・・・・仮・借り
にて・・・・・・・爾出
居たりしを、
いかに見るらんと、
車の人々も、
知りたる限は
いと
ほしがりしを、
他人
ど
もも、・・・・・・百→百済
「つれなく
居たり
しも
の
かな」
など後にも
いひき。
なほ
男は
物の
いと
ほしさ、
人の
思はん
ことは
知らぬ
な
めり。
ーーーーー
(二五四段)・・・「弐百五拾四・弐五四」段
2+5+4=11=十一=壱壱=壱足壱
2×5×4=40=四十=四拾=肆足
うれ
しき
もの
まだ見ぬ
物語の
多かる。
又
一つを見て、
いみじう
ゆかしう
覺ゆる
物語の、
二つ
見つけたる。
心
おとり
する
やうも
ありかし。
人の
やり
捨てたる
文を見るに、
同じ
つづき
數多
見つけたる。
いかならんと
夢を見て、
恐しと
胸
つぶるるに、
ことにも
あらず
合せなど
したる、
いとうれし。
よき人の
御前に、
人々
數多
侍ふ折に、
昔
ありける事
にも
あれ、
今
聞
しめし、
世に
いひける事
にもあれ、
かたらせ給ふを、
われに
御覽じ
合せて
のたまはせ、
いひきかせ給へる、
いとうれし。
遠き所は
更なり、
おなじ
都の
内ながら、
身に
やんごとなく
思ふ人の
惱むを
聞きて、
いかに
いかにと
覺束なく
歎くに、
おこたり
たる
消息
得たるも
うれし。
思ふ人の、
人にも
譽められ、
やんごと
なき人
などの、
口
をし
から
ぬものに
思しの
たまふ
ものの折、
もしは
人と
言ひかはしたる
歌の聞えて
ほめられ、
うちききなどに
譽めらるる、
みづからの
うへには、
まだ
知らぬ事なれど、
猶
思ひやらるるよ。
いたう
うち解け
たらぬ人の・・・・足ぬ人之・不足人埜
いひたる
古き事の・・・・・古事記之
知らぬを、
聞き
出でたるも
うれし。
後に・・・・・・・語爾
物の中などにて、
見つけたるは
をかしう、
唯
これに
こそ
ありけれと、
かの
いひたりし人
ぞ
をかしき。
檀紙、
白き色紙、
ただ・・・・・他拿
の・・・・・・之・埜・廼・乃・能
も、・・・・・摸・模
白う・・・・・シロウう・史郎得
清きは
得たるも
うれし。
恥しき人の、
歌の
本末
問ひたるに、
ふと
おぼえたる、
われながら
うれし。
常には
おぼゆる事も、
又
人の
問ふには、
清く忘れて
止みぬる
折ぞ
多かる。
頓に・・・・・・トミに・トンに
物
もとむるに、
見出でたる。
只
今
見るべき
文などを、
もとめ失ひて、
萬の物を・・・・・太安万侶・古事記
かへす
がえす
見たるに、
捜し
出でたる、
いと
うれし。
物
あはせ、
何くれと
挑むことに
勝ちたる、
いかでか
嬉しからざらん。
又
いみじう・・・・・意味字得
われはと思ひて、
したり
がほなる人
はかり得たる。
女どち
よりも、
男は
まさりて
うれし。
これが
たうは・・・・・・「問・答・唐・当・読」葉
必・・・・・・・・カナラズ
せんず・・・・・・「選・撰・潜」事(図)
らんと、・・・・・「蘭・乱・藍」徒(賭)
常に
心づかひ
せらるるも
をかしきに、
いと
つれなく、
何とも
思ひ
たらぬ・・・・・足らぬ
やうにて、
たゆめ・・・・・弛め・多夢
過すも
をかし。
にくき者の
あしきめ
見るも、
罪は
得らんと
思ひながら
うれし。
指櫛・・・・・・ゆびぐし
シセツの同音異字のスベテ
むすばせて、
をかしげなるも
又
うれし。
思ふ人は、
我身よりも
勝りて
うれし。
御前に
人々
所もなく居たるに、
今のぼりたれば、
少し
遠き
柱のもと
などに
居たるを、
御覽・・・・・音覧
じつけて、・・字付けて
「こち來」
と
仰せられたれば、
道あけて、
近く
召し入れたる
こそ
嬉しけれ。
ーーーーー
・・・・ウレシけれ・・・
・・・「安全保障の機密情報を漏えいした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案をめぐり、衆院国家安全保障特別委員会」・・・
26日午前11時、特別委で法案を強行採決・・・自らの首を絞めてどうするんだか・・・
ウツクシイニッポン・・・鬱苦恣意仁叛・・・
ーーーーー
枕草子
(二四一段)・・・「二百四十一・弐佰四拾壱・仁肆壱・貮陌肆足壱」段
2+4+1=7=七=漆
2×4×1=8=八=捌
小一條院をば、
(呼一帖音・・)
今内裏とぞいふ。
(今、ダイリ・・・)
おはします殿は清涼殿にて、
(・・・・伝葉、声量伝・・)
その北なる殿におはします。
(・・キタ、ナル伝爾・・・)
西東はわたどのにて渡らせ給ふ。
(所為等葉、話他度之・・・)
常に參うのぼらせ給ふ。
(ツネ爾・・・)
おまへはつぼなれば、
(於真経葉、ツボ・・・)
前栽などうゑ、
(前歳・・・)
笆ゆひていとをかし。
(ハ・ヘ結いて・・・)
二月十日の日の、
(爾解通、拾う比之化埜)
うらうらとのどかに照りたるに、
(裏、裏・・・能登掛爾、テ裏・・・)
わたどのの西の廂にて、
(話他度之埜、爾志・邁志廼想爾出)
うへの御笛ふかせ給ふ。
(得経埜、音擢、葺かせ・更かせ・・・)
高遠の大貳、
(口演之、題字)
御笛の師にて物し給ふを、
(音摘之施爾出・・・)
異笛ふたつして、
(意的・異的・・・)
高砂ををりかへし吹かせ給へば、
(考査・交叉・公差・・・)
猶いみじう
(ナホ意味字得)
めでたしと言ふもよのつねなり。
(メデタシ・・・世・代・与・夜・予・余・輿)
御笛の師にて、
(怨敵之示爾出)
そのことどもなど申し給ふ、
(素の言・・・)
いとめでたし。
(意図、芽出度し・愛でたし・目出度し)
御簾のもとに集り出でて
(音素之・・・)
見奉るをりなどは、
(実他真話留・・・)
わが身に芹つみしなど
(話臥実爾、競・施理通視名度)
覺ゆることこそなけれ。
(憶えるコト・・・)
すけただは
(透け・助・輔、他拿葉)
伊藤博文
木工允にて
(黙考・紀項、允=インニテ)
木戸孝允
藏人にはなりにたる。
(句等得奴・・・)
大蔵相
いみじう荒々しうあれば、
(意味字得、新、蛙等詞得・・・)
殿上人女房は、
(伝情人、音納、附差葉)
あらわにとぞつけたるを、
(アラワニ・・・)
歌につくりて、
(ウタ爾・・・)
「さうなしのぬし、
(ソウナシ之塗師)
尾張人の
(オワリビト之)
本居宣長之
種にぞありける」
(アネ爾素・・・)
とうたふは、
(読他附葉)
尾張の兼時が女の腹なりけり。
(名古屋之、建字臥、音名之、葉等名理懸理)
これを笛に吹かせ給ふを、
(・・・譜重爾・・・)
添ひ侍ひて、
(素意ハベリヒ出)
「なほたかう
(・・・)
吹かせおはしませ、
(・・・)
え聞きさふらはじ」
(・・・)
と申せば、
(・・・)
「いかでか、
(異化出化)
さりとも聞き知りなん」
(差理・・・)
とて密にのみ吹かせ給ふを、
(・・・秘密・・・)
あなたより渡らせおはしまして、
(・・・・)
「このものなかりけり、
(・・・・中理化理)
只今こそふかめ」
(・・・・譜化目)
と仰せられて吹かせたまふ。
(・・・・・付加施・・・)
いみじうをかし。
(意味字得・・・)
ーーーーー
(二四二段)・・・「二百四十二・弐佰四拾弐・弐肆貳・貮陌肆足仁」段
2+4+2=8=八=捌
2×4×2=16=十六=拾六=足陸
身をかへたらん人などは
(視を変え他等務ヒト・・・)
かくやあらんと見ゆるもの
(書く也・・・)
ただの女房にて侍る人の、
御乳母になりたる。
(音入慕補爾・・・)
唐衣も著ず、
(カラゴロモ・読異も記図)
裳をだに用意なく、
(摸緒・・・)
白衣にて御前に添ひ臥して、
(吐く異・羽咋・・・音全・・・)
御帳のうちを居所にして、
(音調・・・)
女房どもを呼びつかひ、
(助望・・・)
局に物いひやり、
(通模音爾・・・)
文とりつがせなどしてあるさまよ。
(・・・)
言ひ盡すべくだにあらず。
(・・・)
雜色の藏人になりたるめでたし。
(雑史記埜、)
去年の霜月の臨時の祭に
(コゾのシモツキのリンジのマツリ)
御琴もたりし人とも見えず。
(音言・音糊塗・・・)
君達に連れてありくは、
(訓立つ似、釣れて、亜理句葉)
いづくなりし人ぞとこそおぼゆれ。
(・・・)
外よりなりたるなどは、
(害・我意・賀意・臥意・・・)
おなじ事なれどさしもおぼえず。
(同じ字なれどサシもおぼえず)
ーーーーー
(二四三段)・・・「二百四十三・弐佰四拾参・貮肆参・仁陌肆足参」段
2+4+3=9=九=玖
2×4×3=24=二十四=弐拾四=仁足肆
雪たかう降りて、
(説・・・振りて)
今もなほふるに、
五位も四位も、
(語意・語彙も思惟・示威・恣意も)
色うるはしう若やかなるが、
袍の色いと清らにて、
革の帶のかたつきたるを、
宿直すがたにひきはこえて、
紫の指貫も、
雪に映えて、
濃さ勝りたるを著て、
袙の紅ならずば、
おどろおどろしき山吹を出して、
傘をさしたるに、
風のいたく吹きて、
横ざまに雪を吹きかくれば、
(ヨコシマざま似、説を付記、不記、隠れ葉)
少し傾きて歩みくる、
深沓半靴などのきはまで、
(フカグツ・ハングツ等、除キ、退キ、葉真出)
雪のいと白くかかりたるこそをかしけれ。
(説、接、切、節、摂、設、拙の意図、史録、
懸かり他留こそ、可笑しい蹴れ)
ーーーーー
(二四四段)・・・「二百四十四・弐佰四拾四・貳肆肆・仁陌肆足肆」段
2+4+4=10=十=壱拾=足
2×4×4=32=三十二=参拾弐=参足仁
廊の遣戸をいと疾う押しあけたれば、
御湯殿の馬道よりおりてくる殿上人の、
萎えたる直衣指貫の、
いたくほころびたれば、
いろいろの衣どもの、
(意賂、異賂埜、虎賂摸ども埜)
こぼれ出でたるを、
押し入れなどして、
北の陣のかたざまに歩み行くに、
あきたる遣戸の前を過ぐとて、
纓をひきこして、
顏にふたぎて過ぎぬるもをかし。
ーーーーー
(二四五段)・・・「二百四十五・弐佰四拾五・貳肆五・仁陌肆足伍」段
2+4+5=11=十一=壱拾壱=壱足壱
2×4×5=40=四十=四拾=肆足
ただすぎにすぐるもの
帆をあげたる舟。
(補・・・・譜音)
人のよはひ。
(比賭、埜、齢)
春夏秋冬。
(舜化、周当)
駿化、州当
俊化、集読
↓
俊輔(しゅんすけ)、春輔(しゅんすけ)。号は「春畝(しゅんぽ)」、「滄浪閣主人(そうろうかくしゅじん)」、「春畝公」・・・利助(りすけ)・・・周防国出身・・・伊藤博文。
ーーーーー
(二四六段)・・・「二百四十六・弐佰四拾六・貳肆陸・仁陌肆足陸」段
2+4+6=12=十二=壱拾弐=壱足仁
2×4×6=48=四十八=四拾八=肆足捌
ことに人に
しられぬもの・・・・・秘密情報
人の女親の老いたる。
凶會日
(くえにち)。・・・・弐千壱拾参年十一月二十六日
ーーーーー
(二四七段)・・・「二百四十七・弐佰四拾七・貳肆漆・仁陌肆足漆」段
2+4+7=13=十三=壱拾参=壱足参
2×4×7=56=五十六=五拾六=伍足陸
五六月の夕かた、
(ゴリク解通、之、憂過多)
青き草を細う麗しくきりて、
赤衣著たる子兒の、
ちひさき笠を著て、
左右にいと多くもちてゆくこそ、
すずろにをかしけれ。
ーーーーー
(二四八段)・・・「二百四十八・弐佰四拾八・貳肆捌・仁陌肆足捌」段
2+4+8=14=十四=壱拾四=壱足肆
2×4×8=64=六十四=六拾四=陸足肆
賀茂へ詣づる道に、
女どもの、
新しき折敷の
やうなるものを笠にきて、
いと多くたてりて、
歌をうたひ、
起き伏すやうに見えて、
唯何すともなく、
うしろざまに行くは、
いかなるにかあらん、
をかしと見る程に、
ーーー↓
郭公をいとなめくうたふ聲ぞ心憂き。
(郭務悰)
「ほととぎすよ、・・・不如帰
(霍公、霍公鳥、
郭公、不如帰、
子規、蜀魂、
杜鵑、杜宇、
田鵑、早苗鳥)
おれよ、
かやつよ、
おれ
なきてぞ、
われは
田に・・・・・伝爾
たつ」
と
うたふに、
聞きも果てず
いかなりし人か
いたく
なきてぞと
いひけん。
「なか
だ
かわら
はおひ、
いかで
おどす人」
と。
鶯に
(ウグイス・得愚意素)
郭公は・・・・・・
(かっこう・
霍公、霍公鳥、
郭公、
不如帰、
子規、呼子鳥、
蜀魂、杜鵑、
杜宇、田鵑
時鳥、鴇・・・朱鳥・朱雀)
劣れると
いふ人こそ、
いと
つらう憎くけれ。
鶯は・・・・・・・
(うぐいす、
春告げ鳥、花見鳥、
経読み鳥、人来鳥=ひとくどり)
↓
ウグイスのホトトギスの托卵対象
ウグイスとメジロは混同される
夜なかぬ
(世・代・余・予・与・與・輿)
いと
わろし。
すべて
夜なくものは
(世・代・余・予・与・與・輿)
めでたし。
兒・・・・・・兒=臼+儿
(こ・ジ・ニ・児=旧+儿)
ども
ぞ
は
めでたからぬ。
ーーーーー
(二四九段)・・・「二百四十九・弐佰四拾九・貳肆玖・仁陌肆足玖」段
2+4+9=15=十五=壱拾五=壱足伍
2×4×9=72=七十二=七拾弐=漆足仁
八月晦日がたに、
(葉知解通、三十日、参拾比、臥他爾)
太秦にまうづとて見れば、
(うづまさ・・・)
(タイシン・・・)
(太=ふとい・おお・タイ・ダイ
秦=はた・シン・ジン)
穗に出でたる田に、
人多くてさわぐ。
稻刈るなりけり。
早苗・・・・・・早苗(さなえ・さなへ)
苗代から田へ
植えかえるころの
稲の苗のこと
六月の季語
早苗鳥(ホトトギス)
日本海軍の艦艇
若竹型駆逐艦の三番艦
「早苗」
とりしか、
(トリ史家)
いつの間にとは
まこと。
實にさいつごろ賀茂に詣づとて見しが、
哀にもなりにけるかな。
これは
女もまじらず、
男の片手に、
いと赤き稻の、
もとは青きを刈りもちて、
刀か何にあらん、
もとを切るさまのやすげに、
めでたき事に
いとせまほしく見ゆるや。
いかでさすらん、
穗をうへにて竝み居る、
いとをかしう見ゆ。
庵のさまことなり。
ーーーーー
(二五〇段)・・・「二百五十・弐佰五拾・貳五零・仁陌伍足」段
2+4+0=6=六=陸
2×4×0=0=零
いみじく
きたなき
もの
蚰蝓(ユユ)・・・蛞蝓(カツユ)
↓
(なめくじ・なめくじら・なめくじり)
陸生の巻貝のうち、
貝殻をもたないものの総称
(なめくじ)。・・・納目(眼・芽・女)句字
ーー↓
えせ・・・・・・似非→にせ・贋・偽・似せ
板敷の箒。
殿上の・・・・・伝条埜
がうし・・・・・合史・合詞
(合子)。
ーーーーー
・・・ナメクジの漢方・・・いぼ、痔核、脱肛、浮腫、尿利、腫れもの、扁桃炎、声のかれ、ぜんそく、せき、夜尿症、マムシの咬み傷・・・