日本でも、チェーンメールのようなものが時々ありますが、アメリカでは、ジョークが友達から友達へと転送されていることが結構あるようです。
そのおこぼれで、僕にも時々アメリカの友人から、そのようなジョークのメールが転送されて来ます。ジョークを転送してもらえるということは、あいつに英語のジョークを送ってもちゃんと意味がわかりそうだと、僕の英語力に対して評価をいただいたということだと思いますので、光栄なことだと思っています。
昨日、友人のL.C.さんから、ジョークメールが転送されてきました。
そのなかには、例えば、次のようなジョーク(言葉遊び)が含まれていました。
1) The bandage was wound around the wound.
2) Since there is no time like the present, he thought it was time to present the present .
3) When shot at, the dove dove into the bushes.
ジョークは説明されたらあまりおもしろくはないのですが、英語のままでは、あまり意味がわからずに、全くおもしろくないという方もいらっしゃるでしょうから、簡単に説明します。
このジョークメール全体で、英語というのはなんと奇妙な言語で、同じ単語で全然異なる意味を表す場合があります、ということを言っていて、その例の一部として、このような文が挙げられているのです。
1) 「包帯が傷の周りに巻かれた」
「巻く」(wind)の過去分詞形(wound)と「傷」を表すwoundが同じ綴り(発音は違いますが…)です。
2) 「今現在ほどの好機はないので、彼は、贈り物を提示する時だと思った」
presentという単語が、「現在」「提示する」「贈り物」の3つの意味で使われています。
3) 「撃たれて、鳩は藪に飛び込んだ」
「鳩」(dove)と「飛び込む」(dive)の過去形(dove)を重ねています。
という感じです。日本では、このような言葉遊びは、しばしば「おやじギャグ」と呼ばれたり、「さむい」とからかわれたり、時には蔑まれたりします。しかし、英語圏では、ある程度のジョークをたしなむのは知性的なこととされています。ジョーク(言葉遊び)をするためには、機知、豊富な語彙など教養が必要とされるからです。
このジョークメールを転送してもらって、僕は返歌(返ジョーク?返冗句??)として次のような文を送りました。
I would like to bow to you with a bow and an arrow on a bow of your boat in Lake Champlain.
「僕は、シャンプレイン湖であなたの船のへさきに乗り、弓と矢を持ち、あなたにお辞儀がしたい」
ナンセンスな文ですが、この文では、bowという語を「お辞儀をする」「弓」「(船の)へさき」という3つの意味で使ってみました。L.C.さんはシャンプレイン湖のほとりに別荘を持っているので、Lake Champlainを入れてみたわけです。
これまで、アメリカの友人達から転送されてきたジョークメールで印象的だったのは、次のものです。これは、昨年11月オバマさんが大統領選で勝利した直後に送られてきたものです。
Dear World:
We, the United States of America, your top quality supplier of the ideals of liberty and democracy, would like to apologize for our 2001-2008 interruption in service. The technical fault that led to this eight-year service outage has been located, and the software responsible was replaced November 4. Early tests of the newly installed program indicate that we are now operating correctly, and we expect it to be fully functional on January 20. We apologize for any inconvenience caused by the outage. We look forward to resuming full service and hope to improve in years to come. We thank you for your patience and understanding,
Sincerely,
THE UNITED STATES OF AMERICA
この要旨は大体こんな感じです。
良質の自由と民主主義を提供しなくてはならないアメリカ合衆国が2001年から2008年にかけてサービスに障害が生じていましたが、その原因が見つかり、それを11月4日(大統領選挙の日)に取り替えました。新しくインストールしたプログラムは今のところ正しく機能しており、1月20日(大統領就任式の日)より正式稼動に入ります。
さすがアメリカンジョークの国ですね。日本では先ごろの政権交代の時に、どのようなジョークが飛び交ったのでしょうか??
そのおこぼれで、僕にも時々アメリカの友人から、そのようなジョークのメールが転送されて来ます。ジョークを転送してもらえるということは、あいつに英語のジョークを送ってもちゃんと意味がわかりそうだと、僕の英語力に対して評価をいただいたということだと思いますので、光栄なことだと思っています。
昨日、友人のL.C.さんから、ジョークメールが転送されてきました。
そのなかには、例えば、次のようなジョーク(言葉遊び)が含まれていました。
1) The bandage was wound around the wound.
2) Since there is no time like the present, he thought it was time to present the present .
3) When shot at, the dove dove into the bushes.
ジョークは説明されたらあまりおもしろくはないのですが、英語のままでは、あまり意味がわからずに、全くおもしろくないという方もいらっしゃるでしょうから、簡単に説明します。
このジョークメール全体で、英語というのはなんと奇妙な言語で、同じ単語で全然異なる意味を表す場合があります、ということを言っていて、その例の一部として、このような文が挙げられているのです。
1) 「包帯が傷の周りに巻かれた」
「巻く」(wind)の過去分詞形(wound)と「傷」を表すwoundが同じ綴り(発音は違いますが…)です。
2) 「今現在ほどの好機はないので、彼は、贈り物を提示する時だと思った」
presentという単語が、「現在」「提示する」「贈り物」の3つの意味で使われています。
3) 「撃たれて、鳩は藪に飛び込んだ」
「鳩」(dove)と「飛び込む」(dive)の過去形(dove)を重ねています。
という感じです。日本では、このような言葉遊びは、しばしば「おやじギャグ」と呼ばれたり、「さむい」とからかわれたり、時には蔑まれたりします。しかし、英語圏では、ある程度のジョークをたしなむのは知性的なこととされています。ジョーク(言葉遊び)をするためには、機知、豊富な語彙など教養が必要とされるからです。
このジョークメールを転送してもらって、僕は返歌(返ジョーク?返冗句??)として次のような文を送りました。
I would like to bow to you with a bow and an arrow on a bow of your boat in Lake Champlain.
「僕は、シャンプレイン湖であなたの船のへさきに乗り、弓と矢を持ち、あなたにお辞儀がしたい」
ナンセンスな文ですが、この文では、bowという語を「お辞儀をする」「弓」「(船の)へさき」という3つの意味で使ってみました。L.C.さんはシャンプレイン湖のほとりに別荘を持っているので、Lake Champlainを入れてみたわけです。
これまで、アメリカの友人達から転送されてきたジョークメールで印象的だったのは、次のものです。これは、昨年11月オバマさんが大統領選で勝利した直後に送られてきたものです。
Dear World:
We, the United States of America, your top quality supplier of the ideals of liberty and democracy, would like to apologize for our 2001-2008 interruption in service. The technical fault that led to this eight-year service outage has been located, and the software responsible was replaced November 4. Early tests of the newly installed program indicate that we are now operating correctly, and we expect it to be fully functional on January 20. We apologize for any inconvenience caused by the outage. We look forward to resuming full service and hope to improve in years to come. We thank you for your patience and understanding,
Sincerely,
THE UNITED STATES OF AMERICA
この要旨は大体こんな感じです。
良質の自由と民主主義を提供しなくてはならないアメリカ合衆国が2001年から2008年にかけてサービスに障害が生じていましたが、その原因が見つかり、それを11月4日(大統領選挙の日)に取り替えました。新しくインストールしたプログラムは今のところ正しく機能しており、1月20日(大統領就任式の日)より正式稼動に入ります。
さすがアメリカンジョークの国ですね。日本では先ごろの政権交代の時に、どのようなジョークが飛び交ったのでしょうか??