さて、現在、ある隣国のミサイル発射が秒読み態勢になっているということが報じられておりますが、それに対する日本の防衛システムについての報道もされているところです。
昨日のThe Japan News(4月1日からThe Daily Yomiuriが改称されてThe Japan Newsとなりました)では、
PAC-3s deployed for Tokyo defenseと報じられています。
この見出し中のPAC-3は第1段落にあるようにPatriot Advanced Capability-3のことです。
これは以前からあるPACミサイルの第3世代なので、新語ではありません。
Wikipediaでも説明が掲載されています。
MIM-104_Patriot
パトリオットミサイル
PAC-3は、MIM-104Fとも呼ばれますが、このMIMはmobile interceptor missileの略語で「地上移動式地対空ミサイル」のことです。
この新聞記事の第8段落で、if Standard Missile-3 interceptors on Aegis destroyers fail to destroy a ballistic missile in spaceとありますが、この中のStandard Missileとは、HIM-104Aのことのようです。
また、パトリオット・ミサイルの「パトリオット」は「愛国者」を表すPatriotですが、これは日本語のwikipediaによると
「Phased Array Tracking Radar Intercept On Target」(直訳:目標物を迎撃する追跡位相配列レーダー)の頭文字をとったものといわれている
とありますが、この略語はacronymではなくbackronym(bacronymとも綴る)のようです。
acronymは例えばradio detection[detecting] and ranging が頭文字をとってradarになったようにできる略語に対して、backronymというのは、例えば、先にPatriotという名が存在し、それに合うようにPhased Array Tracking Radar Intercept On Targetという説明的なフレーズを作り出すことです。
以上、今回はこのPAC-3が実際に使用される事態が発生しないことを願って投稿いたします。
(本投稿は、日本メディア英語学会のインターネット研究分科会の活動の一つで僕が代表を務めている「メディア英語ネット」に投稿したものをやや改変したものです。)
昨日のThe Japan News(4月1日からThe Daily Yomiuriが改称されてThe Japan Newsとなりました)では、
PAC-3s deployed for Tokyo defenseと報じられています。
この見出し中のPAC-3は第1段落にあるようにPatriot Advanced Capability-3のことです。
これは以前からあるPACミサイルの第3世代なので、新語ではありません。
Wikipediaでも説明が掲載されています。
MIM-104_Patriot
パトリオットミサイル
PAC-3は、MIM-104Fとも呼ばれますが、このMIMはmobile interceptor missileの略語で「地上移動式地対空ミサイル」のことです。
この新聞記事の第8段落で、if Standard Missile-3 interceptors on Aegis destroyers fail to destroy a ballistic missile in spaceとありますが、この中のStandard Missileとは、HIM-104Aのことのようです。
また、パトリオット・ミサイルの「パトリオット」は「愛国者」を表すPatriotですが、これは日本語のwikipediaによると
「Phased Array Tracking Radar Intercept On Target」(直訳:目標物を迎撃する追跡位相配列レーダー)の頭文字をとったものといわれている
とありますが、この略語はacronymではなくbackronym(bacronymとも綴る)のようです。
acronymは例えばradio detection[detecting] and ranging が頭文字をとってradarになったようにできる略語に対して、backronymというのは、例えば、先にPatriotという名が存在し、それに合うようにPhased Array Tracking Radar Intercept On Targetという説明的なフレーズを作り出すことです。
以上、今回はこのPAC-3が実際に使用される事態が発生しないことを願って投稿いたします。
(本投稿は、日本メディア英語学会のインターネット研究分科会の活動の一つで僕が代表を務めている「メディア英語ネット」に投稿したものをやや改変したものです。)