この書は、以前古本で購入し、書棚で温めていたのですが、ようやく最近読むことができたものです。
ということで、古い本です。
私の研究するJohn Steinbeck のTravels with Charleyという作品に関連して、先日Gregory Zeigler氏のTravels With Max: In Search of Steinbeck's America Fifty Years Laterを読みました。
(Gregory Zeigler著Travels With Maxを読む参照)
そして、さらにそれに関連して平野秀秋著『アメリカ大陸ドライブテクニック』(角川文庫, 1982)も読みました。
(読書案内:平野秀秋著『アメリカ大陸ドライブテクニック』(角川文庫, 1982)
参照)
今回、『北米大陸一周ドライブ』を読んだのもその流れです。
この本では、著者の武山さん一家の車による米国一周旅行の旅行記です。
少々癖のある武山さんの文体に最初は抵抗を感じましたが、読み進んでいるうちに慣れてきました。
1970年代のドライブ紀行ですので、内容的に古くなっていることもありましたが、Steinbeckが旅した1960年代とZeigler氏が旅した2000年代との間を結ぶものとして読ませてもらいました。
武山さん一家、「小雨の中、キングストン市を通り過ぎ、ニューヨーク州の州都、アルバニーの四十マイル手前のサービス・エリアで軽食のためストップ」(p.167)と書かれていました。
これは87号線で、新見市の姉妹都市ニューパルツ・ヴィレッジを少し北に上がったところだろうなと思いました。