朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

自白は証拠にならない、その原則を踏み外すな

2007年07月06日 22時46分48秒 | 法・裁判
不愉快な判決。

愛知・豊川の男児連れ去り殺害、二審は逆転有罪判決(朝日新聞) - goo ニュース

論点が「自白が信頼できるか」になっているように思うのだが、
そもそも物証がない状況で裁判に持ち込もうとしているのは
捜査側の怠慢だろう。
裁判所が自白を証拠として取り扱うのに甘えて、
真剣に捜査していないのでは?
とりあえず捕まえておいて、密室で拷問にかけてでも自白さえ勝ち取れば
後は裁判所がいいようにしてくれる、という進め方のように見える。
その傍証として、
取調の公開・録画録音を拒否し続けていることが挙げられる。
よっぽどヤバいことをやっているから、公開したくないんだろうなあ。

被害者の家族の声がニュースでも紹介されている。
ただ、家族が求めているのは「真犯人」が捕まって服役することであり、
「とりあえず捕まっている被告が血祭りに上げられる」ことではないだろう。
それをごっちゃにしているところに、
警察当局とそこから情報を頂いて楽をしているマスコミの、
安易な姿勢を現している。

これでもって、被告が無罪となると、
掌を返したように「警察が悪い」なんて言うんだよな。
自分らの報道姿勢、安易な姿勢を反省せよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする