朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

今週のCD

2007年09月17日 11時06分40秒 | 音楽
このところ、新宿を通るたびに
「TowerRecordでCDを買う」
パターンに陥っている。

うまく乗せられているなあ、と思いつつ、
乗っかるのも悪くはないな、とも。

先週も6組買ったが、期待外れが多かったので
(オイストラフの「春」+「クロイツェル」が良かったぐらい)
書くのはパス。


今週は4組5枚。

○ウィーンのロリポップ
 ボスコフスキー(Vn、指揮)

軽く聞けた。希望どおり。


○リスト「ハンガリア狂詩曲集」
 シフラ(P)

持っているかも、と思って先週買わなかったもの。
演奏は、いかにもシフラ。
リストの軽い、というか派手な一面は
この人の演奏が(今まで聞いた中では)一番合うのでは、と思う。
リストはそれが全てか、というと微妙だが。


○ベートーベン「悲愴+月光+熱情+告別」
 グルダ(P)

うーん。期待したほど、好みに合わなかった。
さらさら流れた感じ。


○カリンニコフ「交響曲第1番+第2番」
 スヴェトラーノフ+ソビエト国立放送響

最近カリンニコフが流行っている、と聞いたような気がして(錯覚か?)
試しに買ってみた。
(昔エアチェックしたテープは、どこかにあるはずだが…)
きれいで聞き易い曲。演奏の良し悪し、はよく分からないけど。

解説書がロシア語で読めない。


まあ、全体的に見ると「当たり」の買い物だった。
コメント (1)
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名台詞に到るまでがしんどい芝居

2007年09月17日 01時28分34秒 | 歌舞伎・文楽
歌舞伎座に行ってきた。
秀山祭夜の部「二条城の清正」。

18時20分から幕見売り出し、と思っていたら
1時間間違えていた。(19時20分から)
テレビ音声の入る携帯ラジオで「笑点」を聞きながら、
例によって新宿のTowerReordでぐるぐる回ってCDを買い
(その感想は別途)、
のんびりと銀座へ。

久しぶりに、空いている芝居。
3連休の真ん中なのが一つの理由だろう。
開始時刻も遅いし、あんまり華のある演目でもないし。

で、芝居。
雷の表現で、録音や照明の点滅を使うのは、私の趣味じゃない。
最初の若い連中の会話も長いし、時代劇みたい。
そこから、最初の幕での吉右衛門の出番になる。
雰囲気は良いが、別にどうってこともない。馬に乗るだけが
華の場面か?

二条城の場面はまあまあ。
ただ、家康の左團次がいまいち。
「隙あらば殺してやろう」とする狡猾さ・腹黒さが薄い。
なので、丁丁発止の緊迫感が出ない。
これがないとねえ。

緊迫感が薄れたもう一つの理由は、
家康などが並ぶ場面の前に、「討ち取ろう」とする部下の
密談の場面が入っていること。
そんなもの入れなくても、「家康は秀頼を殺そうとしている」設定は
分かると思うのだが。
分からない客には、何をやっても分からないだろうし。
こんな演出が普通なのか?

で、無事に退出して舟での会話になる。
名台詞が、ところどころにちりばめられている、という感じ。
ただ、何となく緊迫感がないなあ。
それは、二条城の場面がゆったりと流れてしまったからだろう。
吉右衛門の口調は良かった。
福助は不安定でしんどかったけど、まあ、どうしようもない、という
レベルではなかった。

全体的に、あまり台本が良くなくて、
吉右衛門がどれだけ頑張っても一貫性がなく、しんどい、という芝居だった。
今月は、これぎり、かな。

来月は「牡丹燈籠」と「恋飛脚大和往来」が楽しみ。
しかし、季節感がムチャクチャだな。
10月の芝居ではないと思うんだが。
牡丹燈籠は夏芝居だし、
「新口村」の雪の場面は10月に見るものではないだろう。
何だかなあ。
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