土曜は昼・夜と落語を見に行った。
こんなムチャ、学生時代もやったことがないと思う。
見直すと、今月7回目、8回目の落語会(途中から、も多いが)。
いくら久々の大阪とは言え、程と言うものがあろうに。
昼はワッハで「3代目春団治展」を見て、
レッスンルームで「生喬まるかじりの会」。
「日和違い」(生喬):△
まあ、辛いネタではある。
あまりアホをクサく作っておらず、そこは良かった。
このネタのバカバカしさはあまり出ていなかった感じがする。
人物描写がどうこうでもないし。
あと、「漁師に聞いたらどうや」という話で
「10丁離れたところに行くのに安治川まで聞きに行く」科白がなかったが、
それは入れた方が良いと思う。
「時うどん」(喬介):△
初めて見たが、あまり好きなタイプではないなあ。
少し客に媚びている感じがする。
あと、アホの声が師匠三喬と非常に似ていて気味が悪い。
上方の、冷やかしから2人でうどん屋で遊ぶ形。
この人の手には少し余っている感じがするが、
やろうとする意志は良いと思う。
うどんを食べるときに首を少し傾けるのは、あまり形が良くない。
「井戸の茶碗」(竹林):×+
ダラダラした「井戸の茶碗」。
やけにムダな科白が多く感じられる。
そのくせ、肝腎な部分の科白が適当で
分かりづらいところがある(浪人が娘を渡そう、とするところなど)。
要は、雑なのかなあ。
あと、「良い噺」としてこのネタをやっているが、
やはり上方に向くテーマ(登場人物の価値観)とは思えない。
「侍」という上方に登場しない人物の物語なので
「三方一両損」や「文七」に比べれば違和感は小さいが。
「仔猫」(生喬):△+
全体に、丁寧にやっている。
最初の「おなべ」登場の場面からして丁寧に人物描写して喋っているが、
ここはもっとさらっと流しても良いと思う。
吉朝や米朝に比べるとハッタリがあまりない感じ。
丁寧に描くだけでなく、けっこう誇張や「どう見せるか」という計画がないと、
少しダレるネタなのかな。
番頭が言いにくそうにしているところで
おなべが「一緒になる」と勘違いする場面なし。
嘘と言えば嘘(おなべがそんな勘違いするとは思えん)だが、
そこで番頭が背中を押されて話を切り出す、という側面もあるし、
個人的にはおなべの可愛らしさを感じて好きな科白でもあるので、
入れて欲しかった。
一つ分からないのは、
「猫の毛皮」と分かって安心するところ。
皆そうやるのだが、やっぱり猫の喉笛に喰らい付く女、てのは
怖いので、安心してはいけないと思うのだが。
「鼎談みんなでちょいしゃべり」(竹林・生喬・喬介):△+
竹林が楽しそう。それがよく伝わる。
松竹がピンハネしない、という話や、
繁昌亭などのギャラの話(具体的な金額は出ていないが)。
生喬が全体を回していた。
喬介はあまり喋らず。少し言葉遣いが雑な人だな。
こんなムチャ、学生時代もやったことがないと思う。
見直すと、今月7回目、8回目の落語会(途中から、も多いが)。
いくら久々の大阪とは言え、程と言うものがあろうに。
昼はワッハで「3代目春団治展」を見て、
レッスンルームで「生喬まるかじりの会」。
「日和違い」(生喬):△
まあ、辛いネタではある。
あまりアホをクサく作っておらず、そこは良かった。
このネタのバカバカしさはあまり出ていなかった感じがする。
人物描写がどうこうでもないし。
あと、「漁師に聞いたらどうや」という話で
「10丁離れたところに行くのに安治川まで聞きに行く」科白がなかったが、
それは入れた方が良いと思う。
「時うどん」(喬介):△
初めて見たが、あまり好きなタイプではないなあ。
少し客に媚びている感じがする。
あと、アホの声が師匠三喬と非常に似ていて気味が悪い。
上方の、冷やかしから2人でうどん屋で遊ぶ形。
この人の手には少し余っている感じがするが、
やろうとする意志は良いと思う。
うどんを食べるときに首を少し傾けるのは、あまり形が良くない。
「井戸の茶碗」(竹林):×+
ダラダラした「井戸の茶碗」。
やけにムダな科白が多く感じられる。
そのくせ、肝腎な部分の科白が適当で
分かりづらいところがある(浪人が娘を渡そう、とするところなど)。
要は、雑なのかなあ。
あと、「良い噺」としてこのネタをやっているが、
やはり上方に向くテーマ(登場人物の価値観)とは思えない。
「侍」という上方に登場しない人物の物語なので
「三方一両損」や「文七」に比べれば違和感は小さいが。
「仔猫」(生喬):△+
全体に、丁寧にやっている。
最初の「おなべ」登場の場面からして丁寧に人物描写して喋っているが、
ここはもっとさらっと流しても良いと思う。
吉朝や米朝に比べるとハッタリがあまりない感じ。
丁寧に描くだけでなく、けっこう誇張や「どう見せるか」という計画がないと、
少しダレるネタなのかな。
番頭が言いにくそうにしているところで
おなべが「一緒になる」と勘違いする場面なし。
嘘と言えば嘘(おなべがそんな勘違いするとは思えん)だが、
そこで番頭が背中を押されて話を切り出す、という側面もあるし、
個人的にはおなべの可愛らしさを感じて好きな科白でもあるので、
入れて欲しかった。
一つ分からないのは、
「猫の毛皮」と分かって安心するところ。
皆そうやるのだが、やっぱり猫の喉笛に喰らい付く女、てのは
怖いので、安心してはいけないと思うのだが。
「鼎談みんなでちょいしゃべり」(竹林・生喬・喬介):△+
竹林が楽しそう。それがよく伝わる。
松竹がピンハネしない、という話や、
繁昌亭などのギャラの話(具体的な金額は出ていないが)。
生喬が全体を回していた。
喬介はあまり喋らず。少し言葉遣いが雑な人だな。