朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

特撰!おはよう染丸一門会

2013年07月02日 20時20分17秒 | 落語・講談・お笑い
土曜は朝から繁昌亭へ。

梅田から歩き、繁昌亭の前に辿り着いて出演者を見ると
「染丸」でなく「染二」になっている。
染丸目当てに前売券買ったのに。
染二は好きでないから帰ろうか、とも思ったが、
染左は久し振りだし花丸は嫌いでないから
まあ仕方ないか、と思って中に入った。


「平林」(染吉):△

軽く染丸の休演に触れる。
夏風邪らしい。

ネタは、丁稚も旦那も明るく演じられており、好感が持てる。
教える側の後の二人は、手紙を見せられた時の反応などから、
「難しい字が読めない」人間であり、
「平林」の文字列から自分の知っている字を見出し、
「一八十木木」なり「一つと八つと十木木」なりと言っているのかも、と感じた。
イチビっている訳ではなく。

テキストとしては、丁稚が元々「平林さんを知っている」台詞回しには違和感がある。
サゲで平林さんが定吉に声を掛けて、
「平林(ひらばやし)さん、貴方には用はありません」に
つなげるための設定だと思うのだが、
それならば最初から字を読むに及ばず
本町の「ひらばやし」さんだ、と分かっていると思うのだがなあ。


「やかん」(染左):○-

この人を見るのは久し振り。
以前はあまり気にならなかったのだが、
語尾を押す口調が少し気になった。

ネタは丁寧に演っている。
隠居の突っ込み方やそれを受けて男の言い方の強弱、
会話の間の取り方など、全体によく考えて作られている。
若干、それが見え過ぎるきらいはあるし、
登場人物の描写が薄くコント的にも見えるが。

「やかん」の言い立て、講釈風の語り方も楽しそうで良かった。


「電話の散財」(花丸):△+

営業の話など。
「話し中」と言うと混線が収まる、の例として
映画「王将」の例を出すのは良いと思う。
具体的だし、「そこまで昔の話ではないんだな」という印象が持てた。

ネタは、以前にも聞いたことがあるが、
安心して楽しく聞けるもの。
親旦那開口一番の「番頭どん」の柔らかさが
それまでの若旦那の堅さと好対照になっており楽しい。

若旦那が堅い理由として「選挙」が中心に出てくるのはあまり好きにはなれないなあ。
何か目的があって堅いのではなく、
柔らかい親旦那を反面教師として堅くなっている、という方が
根本的に融通が利かない印象がして好みなのかも知れない。
同様に親旦那が「昔は堅かった」という話をする必要もないのでは、と思った。

散財の場面はごく普通に。
親旦那もお茶屋も、もう少し浮かれた雰囲気があった方が
最後の若旦那との対比が効いて良いと思う。


「質屋芝居」(染二):△

マクラで芝居の話など。
この人、声が大きいのは良いが、活舌が悪く、
目を剥いたりするなど表情付けがクサく不自然なのが好みでない。
クサく演ればウケるだろう、爆笑を取れるだろう、という
安直な姿勢が身に付いてしまっているように感じる。

芝居の真似をする部分も不自然な印象が拭えない。
表情付けや声の出し方など、単に気違いじみているだけ。
芝居好きな人が溢れ出る思いに任せて芝居の真似をしているのではなく、
自己顕示欲から真似して見せつけているように見える。
それが演者の心根であり、落語に反映されてしまっている、
ということかも知れない。

質屋にやってくる客の喋りも流れており、
自然な人間の会話には聞こえなかった。

好きなネタであるので余計に、他の人で聞きたかった。


11時15分頃終演。
1時間少しの、コンパクトな落語会だった。
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7月1日(月)のつぶやき その2

2013年07月02日 01時07分57秒 | つぶやき

(承前)また、ビジネス書としても有用。例えば「自分の素質を踏まえて環境に適応する」「コントロール可能なことに集中する」「貪欲に勝利を求める姿勢」などはビジネスでも共通だろう。特に「メンタル面で優位に立ち、細かいことを考えなくても良い状態を作り出す」点への拘りが興味深かった。


神奈川県警からのお知らせに、
“子どもに声を掛けている不審な人を見かけたら、子どもに「大丈夫。」と声を掛けましょう。” と書かれてて、無限ループの予感。

kkmaruさんがリツイート | 813 RT

“中日新聞:「おまん小豆」名物になーれ 津幡で種まき体験会:石川(CHUNICHI Web)” htn.to/QuLNYg

kkmaruさんがリツイート | 2 RT

ここでは「あずき」と読んではいけないらしい。>RT


「役者はたくさんの引き出しを持たなければだめだ。それもすーっと開け閉めできる引き出しだよ」。滝沢修が山口淑子に言った言葉。


親父の仏壇のレイアウトを変えたついでに、LED電飾をつけてみた。非常にスタイリッシュになり満足。 pic.twitter.com/Luo8KnezJb

kkmaruさんがリツイート | 3 RT

引っ越した人に、新居に飾るためトーテムポールをプレゼントしようかと申し出たところ、その方が微妙な顔をしているので不思議に思っていたら、夫が「人はみんなトーテムポールがほしいわけじゃないんだよ」と教えてくれました。危うくトーハラ(トーテムポールハラスメント)するところでした。

kkmaruさんがリツイート | 23 RT

「きばっち」はハラスメントになりかねないですよね…。>RT


季刊と油断して春号読み終えられていないや。早めに読んで、これも早く(できれば参議院選挙前に)買って読みたいところ。> 『SIGHT (サイト) 2013年 08月号 [雑誌]』を見る [楽天] a.r10.to/hGkehW


賃上げ先行が必須なのは当然だが、解雇規制を緩和すれば将来への不安が高まるから、賃上げしたところで預金に回る可能性が高くなるだろう。やれやれ。>時事ドットコム:経営者は賃上げ先行を=物価上昇で対応要請-甘利再生相 jiji.com/jc/zc?k=201307…


年金資産は保守的に運用するのが基本。穴が空いたら税金でカバーする気か?>時事ドットコム:公的年金の運用見直し開始=株式などへ投資増検討-有識者会議 jiji.com/jc/zc?k=201307…


[exblog] 稽古場以外ブログ bit.ly/15UAqfG

kkmaruさんがリツイート | 3 RT

延命師は相変わらず芝居出ているんだなあ…(笑)>RT


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7月1日(月)のつぶやき その1

2013年07月02日 01時07分56秒 | つぶやき

起床。7月。2013年も半分終わったそうな。


テストの点は高い方がいいに決まっている。しかし、点が高ければそれでいいというものではない。教師はテストは子どもたちの学力がどのような状況にあるかを知るために行う。つまり手段だ。しかしそれが入試となると、それによって子どもの進路が変わる。つまりテストは目的化してしまう。

kkmaruさんがリツイート | 20 RT

「1年目は議員になれた、ああ疲れたということで遊び、2年目にちょこっと勉強し、3年で選挙の準備をし、4年になったらもう解散になった気分で政党の鞍替えなんかやっている」一部の議員はどうなんだ。

kkmaruさんがリツイート | 38 RT

中国人でありながら国を裏切り外国の手先となった者が「漢奸」として処刑された。李香蘭は日本人と証明され、助かった。川島芳子は実父が中国人であり、血統主義をとっていた当時の国籍法により中国人と見なされた。しかも養女として日本人の戸籍に入っていた訳でもなかった。結局銃殺刑に処せられる。


「ビール純粋令」(1516年制定)。「ビールは麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」と規定されている。


暴力を背景に労働を支配していた主体が、資本主義社会の進展によって、暴力を専門的に担う主体(=国家)と労働を管理する主体(=資本家)へと分離してきた。「分離」より「分化」と捉えるのが妥当か。


税による権力的に富を蓄積する運動と、市場における利潤という形で経済的に富を蓄積する運動と。この運動が相互に結び付くことで資本主義を成り立たせている。


移動の不均等の利用。労働力は移動しづらく、資本は移動しやすい。資本は資本有利な環境に移動できるが、労働力は労働力有利な環境に移動しづらい。元々の労働力が新たに流入する労働力を排斥したりもする。そのため移動ではなく、再生産の縮小により、労働力の希少化が図られる。


所有権を特定の社会関係から切り離し、そのもとで労働を組織化する新しい原理を編み出していったのが資本主義。国家は所有の主体であることをやめ、純粋な私的所有の空間を管理する主体となっていく。


雇用契約関係が支配-被支配の身分関係になっている点をどう捉えるか。ハードメインからソフトメインへと移行する中で、生産手段は誰が所有しているか。労働者が「生産手段を稼動させるもの」から、「生産手段そのもの」になっている?


利子率が上がらないことにより、封建制から資本主義に移行した「利子率革命」。今日同様に利子率が上がらない状況で、資本主義からどのような経済に移行していくか、或いは資本主義経済の枠内でゼロ成長前提のシステムを構築していくか。


効率化は「アウトプットを維持してインプットを減らす」「インプットを維持したままアウトプットを増やす」のいずれか。現状ではアウトプット量を増やしても、売れないので単価を下げざるを得ず、アウトプット額は然程増えない。ものが売れない以上、縮小均衡は必須。ではどうすれば売れるのか?


戦争の形態の変化。二国間戦争から、警察行為的な取り締まりへ。そこから「集団的自衛権」なんて話になるのか。それならばいっそ、日本という国家を防衛する「自衛隊」を廃止して、「国連軍」のような国際警察に人を出す、という形にすれば良い訳か。前文や九条はこんなことを言っていたりして。


どうやったら仕事とってこれるようになるんですかって相談してくる同期や後輩は多いですが、司法試験と同じだよと教えてあげています。成功した人達の本をしっかり読み込んで、近時の傾向に合わせて修正し、トライしてみて成果がでなければ見直す。この繰り返し。できないんじゃなくてやってないだけ。

kkmaruさんがリツイート | 9 RT

資本と国民国家の分離。政治権力が不要になる訳ではなく、国民国家ではない政治権力、或いは「帝国」が資本との協力関係を構築する、というだけの話。


光が質量を持つとすると、横波だけでなく縦波が必要になる。超伝導において「光が重くなった」と説明するためには、どのようにして縦波が起きるのか?を考えなければならない。


超伝導体の中の光は、電場と磁場が作る横波と、南部-ゴールドストン・ボゾンが作る縦波が一緒になったもの。組み合わされることで質量を持つようになる。


工学部でなく、理学部の「超伝導」ってこういう分野なのね。「BCS理論」とか。


「対称性の自発的破れ」の素粒子論への応用。フェルミオンが質量を持つことにより、時計回りスピンの粒子と反時計回りスピンの粒子の区別が曖昧になる。カイラル対称性が破れてしまう。そこを逆手にとり、カイラル対称性が自発的に破れる理論を作ることで、粒子が自然に質量を持つのでは、と考える。


真空がどのようなものであるかによって、粒子の性質が決まる。光子が質量を持つようになるのも、フェルミオンが質量を持つようになるのも、真空が対称性を自発的に破っているから。…うーむ、ちとイメージしづらいな。


【更新情報】「虚構新聞社:2013年上半期人気記事トップ10」を公開しました。 kyoko-np.net/ranking13a.html

kkmaruさんがリツイート | 65 RT

「対称性の自発的破れ」を素粒子論にどのように応用するか、が問題であり、ヒッグス粒子の予言はそのおまけのようなもの。


遅い昼飯と云うか早い晩飯と云うか、終えて帰路。ゆるりと回って帰らん。


「「李香蘭」を生きて」(山口淑子)読了。日経「私の履歴書」の単行本化。満州生まれの日本人であるが、中国語の習得や中国の将軍との儀礼的な養子縁組などもあり「祖国は日本、母国は中国」の女優となる。「波乱万丈」で言い尽くせない体験と深い悲しみが、戦後の様々な活動の基になっているんだな。


「クオリティピッチング」(黒田博樹)読了。日本とは異なる役割を求められる大リーグで、「クオリティ・ピッチング」や「中4日で1年間ローテーションを守る」を果す筆者が、配球術やメンタルの整え方などを説明している。「ここまで書いて大丈夫か?」と思うほど非常に詳細に書かれており興味深い。


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