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落語の入門書、解説書はそこそこある
(あり過ぎて、記載されている内容に矛盾もあったりして、困ることすらある)のだが、
講談の入門書、解説書というのは殆どないように思う。
筆者も「まえがき」でそのあたりに触れている。
この本は
1.講談の基本
2.ネタ解説
3.松之丞と一龍斎貞水の対談
4.松之丞が語る、過去・現在・未来
という構成になっている。
1,2は一般的な話ではあるが、
それも「松之丞に聞く」や「松之丞の持ちネタ」ということで書かれている。
「松之丞人気」に当て込んでいる面もあるかも知れないが、
一般的な解説よりも「自分はこう考えている」という(別に偏っているとは思わない)
具体的な記述になっており、良いと思う。
私自身、講談を見ている方だとは思うが、それでも知らないことはけっこうあった。
例えば「釈台は自分で作る」とか。
講談を見たことがある人は読んで損のない本だと思う。
# 対談やネタ解説等で講釈師の名前がけっこう出てくるので、
「系図」のようなものを付けておいてくれると助かる、と感じた。