「桂吉坊がきく藝」読了。
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読む前には、
「入門10年程度の若手が超ベテランから、
今まで語られていないような深い話を聞き出すのは難しいのでは」と
思っていた。
まして談志なんてアクの強い人もいる。
実際読んでみると、
私が思っていた以上に様々な話を引き出せていた、と感じた。
それは古典に対する吉坊の知識・経験の蓄積や、
話す側が若手ではあるが同様に「古典」を目指す人に対して
「教えてやりたい」という目で語ってくれたこと、
「米朝の孫弟子」ということで話す側がやり易く感じたことなど、
様々な要素から実現できたことなのでは、と思う。
全体には良い芸談集ではないでしょうか。
各章に注釈がついているのだが、誰が書いたのだろう。
落語等のネタ解説で、記述に統一がとれていない。
まあ、それはそれで可笑しかったが。
ただ、一つ間違っているのではないか、と思う。
小沢昭一の言っている名人「文治」は9代目ではなく、8代目ではなかろうか。
最後に吉坊の話。
彼がテレビで見たという米朝の「けんげしゃ茶屋」とか、
「岡町落語ランド」などの話は、
ちょうど私が学生の頃で重なるところもあり、
少し懐かしく思った。
# 全体に、吉坊が写っている写真が多く、
若干うざったく感じるところがあった。
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読む前には、
「入門10年程度の若手が超ベテランから、
今まで語られていないような深い話を聞き出すのは難しいのでは」と
思っていた。
まして談志なんてアクの強い人もいる。
実際読んでみると、
私が思っていた以上に様々な話を引き出せていた、と感じた。
それは古典に対する吉坊の知識・経験の蓄積や、
話す側が若手ではあるが同様に「古典」を目指す人に対して
「教えてやりたい」という目で語ってくれたこと、
「米朝の孫弟子」ということで話す側がやり易く感じたことなど、
様々な要素から実現できたことなのでは、と思う。
全体には良い芸談集ではないでしょうか。
各章に注釈がついているのだが、誰が書いたのだろう。
落語等のネタ解説で、記述に統一がとれていない。
まあ、それはそれで可笑しかったが。
ただ、一つ間違っているのではないか、と思う。
小沢昭一の言っている名人「文治」は9代目ではなく、8代目ではなかろうか。
最後に吉坊の話。
彼がテレビで見たという米朝の「けんげしゃ茶屋」とか、
「岡町落語ランド」などの話は、
ちょうど私が学生の頃で重なるところもあり、
少し懐かしく思った。
# 全体に、吉坊が写っている写真が多く、
若干うざったく感じるところがあった。