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2014/4/29: 長野県北安曇郡白馬村「落倉自然園」にて撮影
1枚目の写真を見るとあちこちの水芭蕉群生地とまったく変わらず特にめずらしいということもないのですが・・・
2枚目、3枚目、4枚目、そして5枚目まで水芭蕉のアップ写真をじっと見ていくと、なんだかちょっと変だということにお気づきでしょうか。
5枚目で気づかれる方が多いと思うのですが、実は1枚目のかなりの群生地の中のよく整備された木道をゆっくりゆっくりと目を凝らして歩きながら、やっと見つけ出して感激し超望遠レンズを着けて撮影したのが2枚目からの4枚の写真なのです。ここに写っている水芭蕉は私がこれまで毎年どこかで見て楽しんできた水芭蕉とは驚いたことにはっきりと違っていました。
実は、5枚目の写真で見るといちばんわかりやすいのですが、左側の2本の水芭蕉は普通にどこでも見られるものです。ところが、右側の水芭蕉は、つぶつぶのついている「花」を囲っている純白の花びらのような「苞」が2枚あります。これにはびっくりしました!他の写真でも確かめてください。
これはここ「落倉自然園」他わずかのところでしか見ることができない変種で、ここでは「オチクラミズバショウ(落倉水芭蕉)」と名づけられています。前の記事に載せましたが、ここでは水芭蕉に混じって「ザゼンソウ(座禅草)」もところどころに顔をのぞかせています。
またほかにも残雪の重みにも負けず一生懸命に立ち上がって咲いている可憐なピンク色の「ショウジョウバカマ」も忘れず撮影して来ました。
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なんともいえず感激して木道を何度も行ったり来たりしながら、時間の経つのも忘れて初めて見る魅力的な自然園での撮影を続けました。
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