DIC川村記念美術館庭園は紅葉の遅い千葉県内でも一足早く秋色に染まり始めている。散策路を歩きながら広い庭園内のあちこちで秋景色を楽しむことができる。
散策路脇の斜面にリンドウのつぼみがたくさん見られる。ほんの一、二ヶ所で咲き始めていたリンドウをみつけて撮影した。下旬ごろにはほとんどが咲きそろうのではないかと思う。
降りしきる雨の中でのカメラ散歩中にふと見上げると、すっかり落葉した木の枝にかわいらしい赤い実がたくさんついていた。この木には「アメリカヤマボウシ」と書かれた札がつけられている。
「アメリカヤマボウシ」:ハナミズキの一種。明治時代に尾崎行雄東京市長からアメリカに桜の苗木が贈られた返礼として日本に贈られた。花も紅葉も赤い実もきれいで庭木として広く用いられるようになった。別名「アメリカハナミズキ」。「ハナミズキ」と「ヤマボウシ」はよく似ていて見分けが難しいこともあるが、「ハナミズキ」は、4~5月ごろに葉より先に花だけが咲く。一方「ヤマボウシ」は、すこし遅れて5~6月ごろに葉が出たあとに花が咲くことから見分けができる。
見事に紅葉した「ニシキギ(錦木)」が雨に濡れてひときわきれいに目に映った。「ニシキギ」はニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で、「モミジ」や「スズランノキ」と並び「世界三大紅葉樹」の一つに数えられている。大規模庭園・公園用として、また家庭の庭、生垣などにも広く用いられている。
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