海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.2536 「和」の一部

2024-02-25 | 

「和」の一部

六日間の個展も昨日が最終日でした。

お陰様で盛会裡に終えることができました。

会期中、来場の皆さんには感謝申し上げます。

初日から雨模様で、五日目まで雨でしたが、足元の悪い中、多くの方々とレトロな喫茶店でゆっくりと話ができました。

ジャズとバロックと香り高い美味しいコーヒー、レンガ造りの壁面。素敵な空間で楽しい時間を過ごすことができ、うれしく思います。

忙しくて、ブログにUPすることも忘れていました。

写真でサイズは分かりますか?

 


No.2534 筆を洗う

2024-02-10 | 

筆を洗う

今日は、個展会場の下見の二度目。

壁面計算をして、最終打ち合わせもしてきました。

帰宅して、どうしても書きたい一作を書き終えて、今回の個展の揮毫を終わりとします。

お世話になった筆を洗います。

今回は、ほぼこの筆で揮毫しました。

馬毛です。


No.2533 裏打ち開始

2024-02-08 | 

裏打ち開始

まだ書いてから一週間なので、完全に乾いていないかもしれません。

しかし、もう搬入まで時間はあまりありません。

墨が出ないように細心の注意を払いつつ、裏打ちです。

今日は四枚。

何とか間に合わせなくては…。

 


No.2532 パネル三枚

2024-02-07 | 

パネル三枚

今回の作品展の準備です。

作品は何とか書き終えました。

これから、裏打ち、表具ですが、まずは、不足分のパネル三枚を作りました。

搬入まであと二週間、まだまだ作業は続きます。

30cm✕60cm、厚さ2.4cm、三枚です。

きれいに出来ました。

 


No.2529 書展案内状

2024-01-27 | 

書展案内状

突然ですが、ささやかな書展をすることになりました。

画廊喫茶でするのはとても久しぶりです。

急な話でしたが、ご縁があって嬉しく思います。

時間がないので、パソコンとプリンターでセルフプリントで作りました。

お近くに来られることがあれば、もののついでにお越しいただければ幸いです。


No.2528 パネル作り

2024-01-24 | 

パネル作り

寒中お見舞い申し上げます。

 

寒いですね。

外になんか出なくないのですが、急にほぼ一ヶ月後の個展が決まったので、これから作品作りです。

寒いので身体の動きは悪いし、だいたいいつも外で揮毫するので、気温が低く雪模様では、当然書く気にはなれません。

そこで、まずは、パネル作りから。

と思い、はじめてはみたものの、やはり寒いので、とりあえず二つで今日は止めておきます。


No.2526 篆刻・刻から木印の完成へ

2024-01-19 | 

篆刻・刻から木印の完成へ

布字から、いよいよ刻。

椿材は堅いのでなかなか刻すのは時間がかかります。

普通の彫刻刀では彫れません。

木の枝の小口ですから、小口版画用の刀を使います。

いきなり太い線は刻せません。

だから、時間がかかるのです。

しかし、肝腎なところは石印材と変わりません。

布字で印した線の境界をちゃんと刻せば良いのです。

この線が一発勝負、書としての篆刻の醍醐味です。

線が決まれば、後は要らないところをひたすら掘ってっていくだけです。(あえて掘ってとしました。)

ある程度できたら、印泥を着けて押印してみます。

当然、刻し残しや気にいらない線が出てきます。

そこで、補刀です。

これが、補刀前。

これから、修正のために刻しては押印を繰り返します。

今回は8回程繰り返して完成としました。

ご覧の様に、字の線のところはあまり補刀していません。

最初の刻を大切にしています。

「正人」です。


No.2524 布字・マジック転写で

2024-01-16 | 

布字・マジック転写で

いつもなら、印面に直接鉛筆や油性ペンで布字をするといういい加減なことをしているのですが、今回はきっちりと印稿から布字という手順を踏みました。

といっても、簡単な方法です。

本来ならば、墨と朱墨を使い小筆で鏡を見ながら写し採るのです。

私も昔はやっていましたが、どうも時間がかかって…。

早く刻したいという欲求に負けて、この方法で、数分で布字です。

といっても、墨で書いた印稿をレーザープリンターにかけてコピーしなければなりません。

コピーのトナーがシンナーで溶けて印面に着くという原理です。

だから、買い物のついでにコンビニのコピー機のお世話になります。

そのコピーした印稿をコピー側を印面にあてて貼付け、黄色のマジックインキをぬって、押しあてれば、ちゃんと転写しています。

ちょっと薄くても、だいたいの輪郭が見えれば大丈夫。

こんな具合いで転写すれば、布字の出来上り。

後は線に沿って刻すだけです。

(写真撮る前に、ちょっとフライングしてしまい、少し刻の跡あります。)