海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.2522 印稿を作る

2024-01-13 | 

印稿を作る

いつもは結構いい加減で、印面に直接油性ペンで書いたりしていますが、今回はきっちりと印稿を書きました。

これから気に入ったのを選んで転写です。

(原寸大 墨)


No.2520 印面を整える・椿材

2024-01-10 | 

印面を整える・椿材

最初に整え終えた印材のビフォーアフターの写真です。

(ほぼ同じ大きさのもののペーパーをかけ

る前と後です。)

久しぶりに印作成の依頼がありましたので、印材を選んで、早速印面を整えることからはじめます。

今回は、伐ってから30年以上寝かした椿の枝です。

椿材は堅い木ですが、石印材の様には刻せません。

ちょっと面倒ですが、木ならではの温かみが好きです。

これは、太さが直径4cm程の楕円形です。

これをサンドペーパーで印面を整えていきます。

 

最初は荒い目のペーパーからかけて、段々と細かくしていくのが早くきれいにできる方法ですね。

これは木工作業の常識です。

まずは木工用の普通のサンドペーパー#80から、そして#120、#240、#400と両方の印面にかけてから、水ペーパーに替えて#600、これで側面も汚れを落として、最後に#1200で仕上げです。

なぜ両方の面かというと、この段階ではどちら側に刻すかまだ決めていなかったからです。

印材によっては、最初から決まるのですが、この材はどちらでもいけそうなので、手に持った時にしっくりきて、押印しやすいことを考えて、印面を決めようと思います。

まあ、二面とも刻してみて、良い方を選び、反対側はまた削ればいいだけです。

これだけの作業ですが、ちょっと汗をかきました。

印が出来上るまではまだまだですが、とりあえず、まず一歩前進です。

 


No.2519 柿渋塗り

2024-01-06 | 

柿渋塗り

アート ではありません。

表装の裏打ちしたものを貼る台に柿渋を塗っていたところです。

昨年、何度も裏打ちで使って破れたもので、新たに台紙となる鳥の子を貼ってから柿渋を塗る作業です。

残念ながら、手持ちの柿渋の残りが少なかったので、途中で終わり。

まるでアート、前衛書か?

 

ともあれ、このまま、次に柿渋を手に入れるまでお預けです。

ムラだらけですが、重ねて塗れば強くなるでしょう。

今はこの無臭柿渋を使っていますが、昔は無臭のなんてなかったので、とても、とても臭かったのを思い出しています。

(3尺×6尺)

 


No.2505 書・野に咲く花のように

2023-11-19 | 

書・野に咲く花のように

明日から教室の皆さんの公民館での展示。

昨日まで皆さんの作品の裏打ちや表具をしていました。

で、ふと、自分のがないことに気がつきまして、午後から揮毫。

そして、なんと、夕方に裏打ちをしてみました。

にじみもせずなんとかクリア。

今朝は簡易掛軸にしてみました。

なんとも、いやはや…。

泥縄ですね。

(作品は半紙)


No.2502 裏打ち

2023-11-04 | 

裏打ち

書塾の皆さんの作品を少しずつ裏を打っています。

この秋から冬にかけて、町内にある大きな公民館3箇所からの展示の依頼あり、展示が続きます。

今の塾の皆さんにはちょうど良い発表の機会なので、こころよく引き受けたのですが、小さいといえども裏打ち、表装をしなければなりません。

業者に依頼すればお金の負担がかかりますから、私が全部行います。

まあ、色紙や半紙大なら、簡単です。

学生の頃からやっていますから慣れたものです。

全紙1/3を一点、半紙大二点、色紙大を二点の裏打ちと二点の額貼りを約一時間で完了しました。


No.2501 軸装中

2023-11-02 | 

軸装中

簡易軸装です。

裏打ちした作品の上下に和紙を貼って、簡単な軸にします。

ここまでの寸法合わせが、ちょっと面倒ですが、ここまでくれば、あとは丸棒と半月を着けて、…。

もう少しです。

谷村さんの訃報を知ってから書いたものです。

(書は全紙1/3大)


No.2500 書展風景

2023-10-26 | 

書展風景

住宅展示場での展示は六回目。

ただ、この展示場は初めてです。

この展示場全体を、この前から観察していますが、とにかく訪れる人が少ないのです。

TVコマーシャルでも有名な大手の建築会社が十数軒。

ぐるっと並んで建っていますが、駐車場に停まっているのは、ほぼそれぞれの会社の関係者の車でしょう。

立地的なことが影響しているのでしょうか。

この前の土日、休日というのにほとんど車が入って来ません。たまに入って来るお客さんには、総合案内の人が呼び込みしています。

こんなので大丈夫?と心配になるくらいです。

という感じなので、TVではほとんど宣伝をしていない安成工務店には、なかなかお客さんは来てくれません。

結局、個人的な付き合いで見に来てくださる方々だけですね。

ということで、暇なので、裏の海岸まで行って干潟を見ながら、おにぎり食べています。

 


No.2498 書・想

2023-10-22 | 

書・想

ここ一ヶ月程、パネルを作って、版を作って、刷って、書いて、裏打って、表装して、とドタバタしていましたが、やっと形にしました。

 

昨日から、ささやかな書展をやっています。

書は7点、版画が20点。

小倉南のRKB住宅展示場の安成工務店「香りの家」で開催中。

「書と住まい展 partⅥ-書と版画-」

詳しくは安成工務店北九州支店のホームページで。

 

久しぶりの個展です。

26日から29日は会場にいます。

 


No.2496 裏打ち

2023-10-11 | 

裏打ち

今日は裏打ちです。

揮毫してからまだ一週間も経っていないので、しっかり乾いているか。

墨が散って出てこないかと、ちょっと心配でしたが、エイヤーっと。

一筆目の墨の溜まり、にじみの部分。

ここが一番の難関です。

極力水分を少なくして、なんとかうまくいったようです。

ただ、他の所が散ったのですが、きれいに散ったので、よしとします。

(写真は作品の一部分です。)