サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ミンスクの台所で人生の先輩を偲ぶ

2021-12-17 | ロシア料理とその仲間たち
過日、2年ぶりに神谷町のベラルーシ料理の店「ミンスクの台所」へ。



神谷町に移転してからランチをいただくのは初めて。
4種のなかからロールキャベツのランチセットを注文。
サラダとスープ、パンまたはライスつきでたったの1000円!
どれもやさしい味で、ボリュームたっぷりなのに重くない。
しっかり完食してしまいました。



この日の会食は、もともとは『猫のユーユー クプリーン短編選』の
翻訳出版をお祝いすべく、昨年計画していたもの。
それがコロナで延び延びになり、ようやく実現したしだい。

でも、写真のグラスにつがれたウィスキーは、乾杯のためではなく、
本当ならこの席にいらっしゃるはずだった人生の大先輩、
植田和男さんを偲んで献杯するためのもの。
翻訳に多大なるご協力をいただきながら、出版を待つことなく
昨年4月、90年の生涯を終えられた植田さんの思い出を語りながら
共訳者のサブリナ先生と群像社の島田氏と、しみじみといただく。
生前お元気だった頃、植田さんご夫妻が北海道旅行のお土産として
サブリナ先生に買ってこられたウィスキーだそう。
お店の計らいで、特別に持ち込みOKに。



締めにラムレーズンのアイスクリーム。
プラス、サブリナ先生からブリヌイのデザートを
おすそ分けいただいて、お腹ぱんぱんですー。

気づけば3時間。久々の外食とおしゃべりを楽しみました。
「ミンスクの台所」には、最近すっかり手に入りにくくなった
TAMADAのグルジア(ジョージア)ワインが揃っていたので
次回は夜、ワインを飲みに行きたいもの!
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ラム肉のジャルコ―エのつくり方

2021-05-04 | ロシア料理とその仲間たち


ベラルーシやロシアの蒸し焼き料理ジャルコ―エ。
いつもは牛肉や鶏肉を使っていましたが、
今回初めてラム肉でつくってみる。
これが絶品!

材料:ラム肉、ジャガイモ、玉ねぎ、にんじん
塩、コショウ、ローリエ、ローズマリー

スライスした玉ねぎ、塩コショウしたラム肉を油で炒め、
肉に火が通ったら、ジャガイモを加えて水をひたひたに。
ローリエ、ローズマリーをのせてフタをして蒸し焼きにし、
途中で千切りにしたニンジンを加え、塩コショウで味を調整。
ジャガイモに串が通り、水分が少し残るくらいで完成。



ジャガイモにラム肉の煮汁がしみこんで美味!
たまらずにグルジア(ジョージア)のクヴェヴリワインを
開けてしまいました。これがまたラムに合う濃厚な味わい!

ジャルコ―エづくりの決め手は、いいジャガイモを使うこと。
今回使ったのは、富良野の蔵出しジャガイモ黄爵。
うちではジャガイモは10㎏箱買いして、2カ月で使い切ります。
2人しかいないのに、相当なイモ食いです(笑)。
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そば粉のブリヌイのつくり方

2021-04-29 | ロシア料理とその仲間たち


そば粉を買ってあったのを思い出し、ブリヌイをつくる。ブリヌイは「ロシアのクレープ」とか「ロシアのパンケーキ」などと呼ばれるけれど、一般的なクレープよりちょっと厚みがあり、パンケーキほど厚くなく、両者の中間といった感じ。一度に何枚も焼いて、重ねていくのがロシア流。

材料は、そば粉100g、卵1個、プレーンヨーグルトまたは牛乳適量
塩、砂糖、ベーキングパウダー、油各小さじ1



粉によって粘度が違うので、まぜながら量を調整。
今回は自家製ヨーグルトを大さじ5杯くらい入れてまぜ、
ようすを見ながら牛乳を追加。
ロシア女性に習ったので、量はアバウトです。
とろりとしたたり落ちるくらいになったらOK。



軽く熱したフライパンに油を少量しき、おたま半分くらいの生地を流し、
おたまの背で一気に円を描きます。ここでもたつくと、ロシアのことわざ
「1枚目のブリヌイに失敗はつきもの」を体現することに。
中火で熱し、泡がぷつぷつしてきたら裏返し。



裏返した直後は、生地がフライパンにくっついてます。
しばし待ち、ゆすって動くようになったら完成。

小麦粉でつくる場合は、ブリヌイ同士がくっつかないよう
すかさずバターを塗って、できたはしから重ねていきますが、
そば粉のブリヌイはバターなしでもくっつきません。



お好みの具をまいて食します。今回はポテトサラダとハム。
ビーツのサラダ、キノコのサワークリームあえ、
サーモンなどがあれば、なおよし!
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ベラルーシのお好み焼きパプカ

2021-04-18 | ロシア料理とその仲間たち


ベラルーシのお好み焼き「パプカ」をつくる。

神谷町にあるベラルーシ料理店「ミンスクの台所」店長
ヴィクトリアさんがNHKあさイチで紹介していたレシピのひとつ。
これが、簡単につくれておいしい!

お好み焼きといっても、生地に使うのはジャガイモ。
チーズ削り器で細くスライスしてギュッと水をしぼり、
卵、塩コショウとまぜるだけ。
その半量をフライパンにしき、その上に具をのせ、
さらに残りの生地をのせて丸く形を整え、
両面をこんがり焼いたら、最後にオーブンで10分。

詳しいレシピはこちら「あさイチ」レシピ集参照。

具はキノコの炒め物や、ひき肉と野菜の炒め物など何でもOK.
厚みが3㎝くらいになるので、ひっくり返すときに
やや崩れてしまいましたが、味は上々。

ちなみに具を入れないでジャガイモの生地だけを
小さめにいくつも焼くと、ジャガイモのお焼き、
「ドラニキ」の出来上がり!
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ジョージアのレシピでシュクメルリ

2021-04-04 | ロシア料理とその仲間たち


ジョージア(グルジア)で食べたシュクメルリの味を再現したくて、本場のレシピをいろいろ探し、一番簡単そうな作り方で作ってみたのが上の写真。

材料は、鶏肉、ニンニク、牛乳、パクチー、塩コショウだけ。
本場では1羽まるごと使いますが、大きめの骨付きもも肉で代用。

①塩コショウした鶏肉を多めの油をしいたフライパンで焼きます。
このとき、均等に焼けるよう、おもしをのせるのがコツ。
重ければなんでもいいので、ダンベルをのせてみました。
6~7分でこんがり焼けたら裏返し。

  

②火を少し弱くして裏面も色がつくまで焼きます。
中までしっかり火が通り、でも焦げつかない程度に。

③鶏肉を取り出し、食べやすい大きさにカットして耐熱皿へ。
切ってみて半焼けだったら、フライパンに戻してもう少々加熱。

④フライパンに残った油で、すりおろしたニンニクを炒めます。
ニンニクは大きめのもの2片使いましたが、これはお好みで調整。
これもお好みで、みじん切りにしたパクチー適量を加えるとなおよし。

⑤ここに牛乳200ccを加えて、焦がさないように混ぜます。
ちなみに本場の牛乳は濃厚なので、ここで違いが出ると思い、
セコマの北海道サロベツ牛乳を使ってみました。

⑥耐熱皿に入れた鶏肉に⑤をまわしかけ、オーブンで約5分。

以上!です。思ったより簡単でビックリ。
そして味も、思った以上に本場に近い仕上がりに!

ちなみに、こちらがトビリシで食べたシュクメルリ。



ブツ切りの骨付き鶏肉が、とにかくおいしかった!
日本で出回っているような、こってりしたホワイトソース系ではなく
スープ状のソースなので、パンにつけて食べると止まらなくなります。

それを思い出して、急いでパンを作ってみました。



題して「なんちゃってハチャプリ」。
小麦粉100g、塩・砂糖・ベーキングパウダー各小さじ2分の1、
オリーブオイル小さじ1、水50ccをこねて丸めて30分寝かせ、
麺棒で丸くのばしてシュレッドチーズをはさんでオーブンで5分。

結論から言って、味はまあまあハチャプリでしたが、
シュクメルリにはナン風のシンプルなパンのほうが合いますね。

そしてもちろん、ジョージアワインをお供に!



この日のために注文し、朝届いたばかりのワイン4種。
シュクメルリには一番左の赤ワイン、サペラヴィを。
ヴァジアニ・カンパニー「マカシヴィり・ワインセラー」。
今回初めて飲みましたが、深みがあるのに素直で飲みやすい!
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ベラルーシの肉じゃがジャルコ―エ

2021-03-30 | ロシア料理とその仲間たち


ベラルーシ料理店「ミンスクの台所」のヴィクトリアさんが
NHK「あさイチ」で紹介していらしたジャルコ―エに挑戦。

レシピはこちら、あさイチレシピ集

「ベラルーシの肉じゃが」と紹介されてましたが、
ロシア料理としてもよく知られてます。
ジャルコ―エ(жаркое)は「煮物」のような意味。

うちでもよく作るのですが、
いつもはロシアのレシピで主に牛肉を使用し、
水を使わず食材からの水分だけで調理してました。
ベラルーシ版は、鶏肉を使ったスープ仕立て。
ヘルシーでやさしい味に仕上がり、
和皿に盛っても違和感なし。

ヴィクトリアさんのレシピでは、ジャガイモはメインクーン、
いや違ったメークインとなってますが、
ちょうど北海道からいただいたジャガイモがあったので
これを使ったところ、めちゃめちゃおいしい!
品種不明ですが、中身は黄色く「インカのめざめ」風なれど
インカほど甘くはなく、むしろ淡白。
スープに入れると味気ないほどだったのに、
このレシピだと肉の旨味を吸ってほどよい甘さに!

次はヴィクトリアさんのもうひとつのレシピ、
ベラルーシ風お好み焼きをつくってみます。

ちなみにヴィクトリアさんのお店「ミンスクの台所」訪問記はこちら。
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吉祥寺でグルジア(ジョージア)めぐり

2020-12-17 | ロシア料理とその仲間たち
またまた行ってしまった。吉祥寺のカフェロシアさん。
●カフェロシア公式サイトはこちら



今回は、『猫のユーユー』を一緒に翻訳したS先生とランチ。
たびたびメールや電話でやりとりしていたので実感がないものの、
お会いするのは実に1年ぶり。
その間に、翻訳仲間のYさんが事故に遭われて意識不明となり、
S先生は例年のように春休みはロシアに一時帰国し、
そうこうするうちにコロナ禍が始まり、
滑りこみでS先生は東京に戻られたものの、Yさんは帰らぬ人に。
あまりにいろいろなことがあったあとの再会の場として、
吉祥寺初めての先生をカフェロシアにお連れすることになったしだい。

現在はコロナのためかランチメニューはなく、単品メニューのみ。
オーダーは、グルジア(ジョージア)に詳しい先生にお任せ。
ワインも先生のおすすめで、赤のナパレウリをグラスで注文し
さて乾杯!と思ったら「ダメダメ、前菜が来るまで待って!」
「待て」の犬の気分で前菜を待ちます。


前菜は、前回来たときもいただいたナスのクルミソースあえ。
やっと乾杯!と思ったら、ロシアのお約束、乾杯のお言葉が始まる。
お互いの健康を祈り、本の出版をお祝いして、やっと乾杯!


先生おすすめのサツィヴィ。ゆでた鶏肉のクルミソースあえ。
上の前菜と同じソースですが、こちらはゆるっとしていて
スプーンですくっていただきます。パンにつけてもよし。
サツィヴィは、今はなき五反田のガンバルジョバでも
先生のオーダーでいただきましたっけ。
あれは確か『プロコフィエフ短編集』完成のお祝い時。


もちろんハチャプリも!これを先生に食べていただきたかった!
うーん、おいしい!と先生もご満悦。


あと一品選ぶように言われて、ブリンチキをチョイス。
ブリンチキはブリヌイ(ロシア風クレープ)で具を包んだ料理。
こちらはキャベツ入りですが、肉入りもあり。
先生、すかさずロシア人スタッフを呼びつけて
メニューにないスメタナ(サワークリーム)を所望。
確かにスメタナがあったほうがおいしいですが、カロリーが~。
小麦粉系が続き、早くもお腹いっぱい。


デザートのシャルロットカ(リンゴケーキ)と紅茶。
どうやらデザートはサービスだったよう。


右手前にアクリル板が写っているように、コロナ対策もしっかり。
1時半ごろ入店した時は満員だった店内も、
先生のマシンガントークを拝聴しているうちにひっそり。

会計時、先生はグルジアワイン、キンズマラウリをお買い上げ。
お店で飲むより2割安い価格で購入できるそう。

グルジアワインが買える場所は、吉祥寺にもうひとつ。
カフェロシアさんからバス通りを渡り、ユニクロ脇の道を直進。
輸入食材などを扱うVIC3号店のワインコーナーにて限定発売中。


事前に友人から画像つき情報をもらっていたのですが(感謝!)、
その時に比べるとだいぶ商品が少なくなってました。
上の段は素焼きの瓶入り。こちらのほうがお値段お手頃。


クヴェヴリ(素焼きの壺)で発酵させる伝統的製法のワインのうち
白のムツヴァネとキシを購入しました。先生も1本お買い上げ。

グルジアワインの知名度が上がってきて、買える店が増えてきたのは
嬉しい限りですが、ついでにグルジアの炭酸水ボルジョミも入荷求む!
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カフェロシアでグルジア料理

2020-11-26 | ロシア料理とその仲間たち
先週、約1年ぶりに吉祥寺のカフェロシアさんへ。
今回はとことんグルジア(ジョージア)で攻めてみた。


まずは定番の前菜盛り合わせ。これで1人前。
このなかでグルジアものは、右手前のクルミペーストと焼きナスの料理。
スパイスを使ったクルミペーストは、グルジア料理特有の不思議味。


とりあえずロシアビール、バルチカ3番で乾杯!
ロング缶、飲みごたえありますねー。


カフェロシアに来たら必ずオーダーするハチャプリ。
左は、卵をのせたアジャルリ風ハチャプリ。
ネットに出ていた裏メニューのひとつで、
とろりとした卵とスルグニチーズがよく合います。
ただし、切り分け方が難しく、卵が流出~。


スパイシーなケバブは、コーカサス料理の定番。
赤ワインに合わないわけがない!


というわけで、グルジアワイン、赤のムクザニ。
白のツィナンダリも飲んだのに、撮影を失念。
赤白とも、以前来たときとワイナリーが変わったもよう。
ピロスマニ・ラベルのTAMADA、どこ行っちゃったんでしょう。
以前はあちこちで見かけたのに、いまや入手困難??

今回の会食は、今年ウラジオストクに一緒に行くはずだったメンバーと。
コロナのため断念した旅行の替わりに、せめて料理で旅行気分を!…と
意気込んでやってきたので、TAMADAがなかったのはちょっと残念。
もうひとつ残念だったのは…。


平日夜の月~木限定、裏メニューのシュクメルリ。
これを食べる気満々で来たのですが、
トビリシで食べたのとちょっと印象が違いました。
にんにくソースはおいしかったのですが…。

シュクメルリは、松屋やファミリーマートにも登場し、
今や日本で最も知られるジョージア料理、なのだとか。
意外なものが人気になりますね。
ハチャプリのほうが日本人好みかと思ったのに…。

そのハチャプリ、写真右奥にいつまでも残ってますが、
最後にしっかり完食しました。これは安定の味!
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久々グルジアワインと料理

2020-09-22 | ロシア料理とその仲間たち


ネット通販でグルジア(ジョージア)ワインのセールをやっていたので、
白赤オレンジとりそろえて、思わず注文。
届く日に合わせて食材をそろえ、久々にグルジア料理をつくってみた。
といっても、「もどき」ですが…。

手前はシャシリク。ラム肉の代わりにダーチャ風に豚肉を使い、
下味にはカヘティの市場で買ったパクチーベースのスパイス。
右奥のサラダには、庭で育てたイタリアンパセリをたっぷり。
左はグルジアというよりトルコ風ナス料理。
畑最後のトマトをソースにして、油で焼いたナスにかけ
さらにそれをオーブンで焼いてみた。

 1本目のワインはこちら

「テリアニ・ヴァレー ルカツィテリ クヴエヴり」2017年
テリアニ・ヴァレーは、カヘティのワイナリー。
ルカツィテリは、グルジア土着の白ブドウの品種。
伝統的なクヴェヴり(素焼きの壺)で醸造し、
ブドウの皮なども使ったオレンジワイン…ということで、
クセのある味を想像していたら、意外と素直で飲みやすい。

ちなみにオレンジワインは近年ヨーロッパでつけられた名称で、
もともとグルジアの白ワインには、皮やタネや茎も入れて
発酵させるタイプがあり、黄色味の強い色に仕上がることから
アンバーワインとも呼ばれるそう。

それで思い出したわけではないですが…。
昨年のグルジア旅行記が、仕事で中断されてそれっきり。
おまけにコロナで当分どこにも行けそうにないので、
薄れそうな記憶を引っぱり出して、続きを書いてみます。
ワイナリーめぐり、トビリシ散策などなど、しばしお待ちを!
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緑のボルシチ

2020-06-01 | ロシア料理とその仲間たち
このところ畑の余りもので緑のボルシチ三昧。
本場ウクライナやロシアでは、シャベリ(スイバ)の葉を使いますが
大根やカブの葉っぱが大量にあるので、今回はそれで代用。


ハバロフスクのダーチャで、ウクライナ出身のカーチャさんが
つくってくれた緑のボルシチは、見た目こんな感じ。
うっすらときれいな緑は再現できましたが、
ざくざくと刻んだ大根葉を大量に投入しただけなので
スイバ風の酸味はなく、ふつうに野菜スープ。
トッピングのニンジンの葉っぱで香りづけ。


こちらはユーラシア料理研究家、荻野恭子先生のレシピを参考に、
お酢を加えてサワークリームを添えてみたバージョン。
さすが、味は限りなく本場に近いです!

とにかくカブっ葉、大根葉を大量消費したいので
毎日、煮るわ炒めるわ冷凍するわで大わらわ。
なにしろ畑には、まだまだ大根もカブもあるのです。

ちなみに、赤のボルシチ、ダーチャ風はこちら。

去年の秋に種をまいたビーツが、冬を越して結実。
といっても、小指ほどの小ささでガックリしてたのですが、
なんと、それっぽっちのビーツでもここまで染まった!
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「ミンスクの台所」移転後初訪問

2019-05-17 | ロシア料理とその仲間たち


S先生のご提案で、クプリーン短編集の打ち合わせを兼ねて、ロシア語のお仲間Uさん、出版社のSさんと共にベラルーシの家庭料理レストラン「ミンスクの台所」へ。このお店でダーチャセミナーを開催したのは、もうずいぶん前のこと。以前は西麻布にあったのですが、2カ月ほど前に神谷町のロシア大使館のすぐ近くに移転して、行きやすくなりました。

乾杯はロシアワイン「タマーニ」。勝手知ったるS先生のご提案で、料理はおまかせ。前菜の毛皮のコートを着たニシン、オリビエサラダ、酢漬けキノコに始まり、ピロシキと黒パン、サーモン入りのブリヌイ、ボルシチ、ポテトとレバーのズラズイ、ズッキーニのサワークリーム煮、スズキのホイル焼き…。次々手際よくサーブされるお料理はどれもこれもおいしい!

デザートは自家製アイスと、パイのようでもありドーナツのようでもある「ホヴォロスト」(上の写真)を紅茶と共に。そうこうするうちバラライカとガルモーシカのライブが始まり、サービスでいただいたハチミツ入りのジャムをなめつつ、ロシアの調べを鑑賞。味もサービスも演奏も素晴らしく、店内は満員。大満足の夜でした。

お店の外に出ると、月の光のもとに東京タワー。


神谷町に来るのは、たぶん8年前にモスクワ取材のためにロシア大使館を訪ねて以来。古くからあったお店がなくなってしまい、どこもかしこも工事中。大規模な再開発まっただなかで、東京タワーの変わらぬ佇まいに安堵。
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すわカフェロシアへ

2016-11-16 | ロシア料理とその仲間たち
数日前、東京へ…。

北海道の翼エアドゥのキャラクター
「ベアドゥ」と共に帯広空港出発。

眼下に見えてきた十勝の雪景色。

普段は通路側の席をとるのだけれど、カウンターの係の方が
窓側に空きがあると教えてくれたので、久々に景色を堪能。

飛ぶこと約1時間20分、着陸態勢に入ると…。

絵のような富士山の姿が。いつどこから見ても静かに感動する。

さてその7時間後――。
2月に上京した折に、行く機を逸してしまった
吉祥寺のカフェロシアさんへ。

スタートはザクースカ(前菜)盛り合わせから。
ダーチャの本の担当編集者さんが、ロシア好きを集めて
総勢12人の食事会をセッティングしてくださったので、
ロシア料理とロシア話で盛り上がる。

ロシアビール、バルチカ3番で喉を潤したあとは、
グルジア(ジョージア)の赤ワイン、ピロスマニ。
写真左上の黒いボトルがそれ。

これが食べたかった~!グルジアのハチャプリ。
もちっとしたチーズがたまりません。


こちら肉入りのブリンチキ。
粉もの続きでもぺろりといただけるサイズ感。


そして王道のボルシチときのこの壺焼き!
こちらも少量ずつなのであっというまに完食。


グルジアのローストチキン、タバカ。
これも大好きです。ライス添え。


デザートはシャルロトカと紅茶。
いつ食べてもおいしいカフェロシア。
この日はアコーディオンのライブもあり、
久々のロシア尽くしのゆうべ。
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ロシア料理教室

2016-09-28 | ロシア料理とその仲間たち
去る9月24日、とかちプラザ調理室にて
ユーラシア協会帯広支部のロシア料理教室開催。


今年はタジキスタン出身のシャノザさんに
中央アジアのプロフ(ピラフ)のつくり方を教わりました。

牛肉のブロックは3等分してたっぷりの油で揚げ煮し、
そのまま野菜やお米と一緒に炊き込んで、
最後にひと口サイズに切るのだそう。
加えるニンジンも半端ない分量だし、
ニンニクは皮もむかず丸ごと投入!
前の晩に戻したヒヨコ豆、レーズン、クミンも加え、
鉄鍋でじっくり炊き込んでいく。

肉を盛って出来上がり。

作り方は豪快ですが、味は繊細。
思ったほど油っこくもなく、あとをひくおいしさ。
これはぜひ家でもつくってみたい!

プロフに欠かせない付け合わせのトマトサラダ。

トマト、キュウリ、玉ネギをあえて塩コショウし、
ハーブを散らしただけ。
ポイントはトマトの切り方。
まな板は使わず、ボウルで受けながら宙でそぎ切りし、
トマトの向きをくるっと変えてはまた切る。
これをシャノザさんは連続して器用に切っていくのですが、
実際にやってみると均一な大きさに切るのが結構難しい。

そしてもう一品。ぺリメニのスープ仕立て。

ぺリメニ(シベリア風餃子)は一昨年つくりすぎて
おなかいっぱいになってしまったので、
今回はひとり当たりの量を減らして、スープ仕立てに。
スープといってもブイヨンをとる必要はなく、
ぺリメニをゆでる時にローレルを浮かべ、塩コショウして味を整えるだけ。
ぺリメニの具から、よいおだしが出るのです。
そして決め手はサワークリームとハーブ。
畑から摘んできたウクロップ(フェンネル)と
ぺトルーシュカ(イタリアンパセリ)が大活躍。


グルジアのスパークリングワインや赤ワインとともに。
いつもならお持ち帰りするところが、全皿完食!
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ロシア料理教室

2015-09-15 | ロシア料理とその仲間たち
  
日本ユーラシア協会帯広支部のロシア料理教室に参加。
先日終了したロシア語講座の講師を務めていらした
ナージャさんがサラダとグレーチカ(右上、ソバの実料理)、  
あいさんが揚げピロシキをつくり、各自そのお手伝い。
完成したお料理が上の写真です。

●グレーチカのつくり方

①玉ネギのみじん切りをしんなりするまで炒める
②小さく切った豚肉(ひき肉がわり)を加え、さらに炒めて塩胡椒
③お湯で15分ゆでたソバの実を加える(これが上の写真)

ぱらっとした食感とほどよい塩加減と甘みがあとをひき、
サラダ感覚でいただけます。

こちらは皆で包んだピロシキ。

ピロシキは生地がもっちりしていておいしかった!
荻野恭子先生のレシピだそう。

こちらはツェーザリのサラダ。

ツェーザリ(皇帝)という名のドレッシングがあるのだそう。
ロシアで市販されている粉末のドレッシングの素を
プレーンヨーグルトとあえて野菜の上にかけ、
市販のスハリキ(ラスク)をまぶして出来上がり。
ツェーザリにはいろんなハーブや香辛料が入っていて
見た目こってりしてますが、さっぱり系で不思議な味。
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毛皮のコートを着たニシン

2015-02-15 | ロシア料理とその仲間たち

東京では生のニシンを見た記憶がないのだが、さすが北海道!
ただいまスーパーにはプリプリの生ニシンが出回っております。
十勝産ビーツもあることだし、一度つくってみたかった
ロシアのサラダ「毛皮のコートを着たニシン」に初トライ。

まずはニシンを塩&砂糖漬けにして冷蔵庫で寝かせます。
皮をはがし骨を抜いて、一部はおつまみ用に。
 もちろんウォッカとともに!

「毛皮のコートを着たニシン」(セリョートカ・ポッド・シューボイ)
という洒落たネーミングは、ニシンの上に野菜を重ねていき
最後に鮮やかな赤紫のビーツをまとわせることから。
カットすると断面がケーキのようで、見ても楽しめる一品。


今回はお皿が大きすぎて断面が浅くなってしまい
よく見えてませんが、要は野菜のミルフィーユのような感じ。
下からジャガイモ、ニシンと玉ネギ、リンゴ、ジャガイモ、
ニンジン、ビーツ、卵の順に重ね押し。

本当はこのくらいの厚みがほしかった!

モスクワの声楽家ヴェーラさん宅でいただいたシューバ。
お茶の時間にケーキ皿にサラダとは!
手づくりではなく、スーパーのお惣菜コーナーで購入したもの。
左上に見える黒い容器に入ってました。

つくるにあたっていくつかロシア語の動画レシピを見てみたところ…
①具材には味つけせず、一品重ねるたびにマヨネーズソースを塗りたくる
②あらかじめ具材をマヨネーズソースであえておいて、重ねていく
③具材に応じて味つけしたり、しないでマヨがけするなど①と②の混合
…と具材の味つけと重ね方は人それぞれ。

①は豪快で簡単だけど、マヨまみれになってコワいし、
②はビーツの鮮やかさが損なわれてしまうので、結局③を選択。
ビーツだけお酢と塩胡椒であえ、リンゴ以外のほかの具材は
マヨネーズと自家製ヨーグルトのソースであえてみました。
完成したら冷蔵庫にしばらく寝かせておくと味がなじみます。

★おすすめ参考サイト

ピェルヴィ・カナル(ロシア第1チャンネル)の「おいしいアドバイス」
5分くらいでちゃっちゃと調理手順を見せるロシア版「きょうの料理」。
この男性料理家さんは上記の②のパターン。とにかく手早い!
ニシンの尻尾を両手にもってぴりぴりと裂いていく技はぜひ真似てみたい!

料理人イリヤ・ラゼルソンの法則
このおじさん面白すぎ!野菜の皮むきもニシンのさばき方もかなり雑だし、
洗った調理器具はぶんぶん振りまわして水切りしちゃう!
はたまた用意したボウルに野菜を入れるのかと思いきや、
むいた皮のほうをポイポイ入れていくという意表をつく展開。
延々24分間しゃべり続けながらリアルタイムで調理しておきながら
「ポイントは3つだけ!」(笑)。ちなみに3つのポイントとは
1、玉ネギは酢にひたせ
2、ジャガイモを最初に敷け
3、КСЛЯКМСЯ(ジャガイモ、ニシン、玉ネギ、リンゴ、
ジャガイモ、ニンジン、ビーツ、ゆで卵)の順に重ねよ
(ハイ、これを真似しました!)

両者に共通するのは「リンゴを入れる」ことへのこだわりと、
チーズおろし器タイプのフードカッターで
野菜もリンゴもゆで卵までもシャカシャカと切っていくこと。
それと、ほかのサイトでもそうでしたが、型を使わず
平皿に直接具材を重ねていき、トップは必ずしもビーツではないこと。

要は好きなシューバ(毛皮のコート)を好きに着せればよいようですが、
やっぱりこのレシピ名には貴婦人のようなビーツレッドのコートが似合います!
Comments (2)
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