サムイズダート・ロシア

めざせロシア式菜園生活!ダーチャごっことロシア&北海道のお話あれこれ

ボルシチと黒パン

2014-10-08 | ロシア料理とその仲間たち
今シーズン初ボルシチ!しかも黒パンつき。


うちでつくるのは牛肉で出汁をとる本格的なボルシチではなく、
野菜だけでパパッとつくるダーチャ風ボルシチ。
朝食用なので肉っ気のないあっさり味が好ましいのもあるけれど、
肉が入ると色が濁って、黄色系のトマトっぽい赤になってしまうから。

ビーツの紫系の赤を鮮やかに保つ秘訣は、千切りにしたビーツをいため、
レモンをしぼって色止めしてから鍋に投入すること。
これもぺリメニ同様、うん十年前にソ連大使館職員の奥さまに習いました。
サワークリームと自家栽培のフェンネル&イタリアンパセリを添えて。

そして今ひとつの主役はロシアが誇る黒パンの王者、
その名もボロジンスキー!

黒々としながらもしっとりとしたパン肌、独特の酸味、
そしてコリアンダーシードのエスニックな香りがたまりません。
どうしたらこんなパンがつくれるんだろう!?
原材料の記載から察するに、2種類のライ麦粉のブレンドに
秘密が隠されているような…。

この黒パン、ロシアに一時帰国していたS先生が東京に戻られ、
お土産に送ってくださったもの。
恒例ロシアチョコも一緒にいただきました。

久々のロシアの味。ごちそうさまでした!
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ライ麦パンとぺリメニ

2014-09-12 | ロシア料理とその仲間たち
ダーチャが縁で10年ほど前からお世話になっていた
日本ユーラシア協会の神奈川県支部から、転居を機に帯広支部に転籍。
昨年から始まったというロシア語教室を見学したり、
鹿追在住のピアニストの方のホームコンサートにうかがったりと、
支部の活動に時おり参加させていただいている。

先日は、支部会員で農園を経営するSさんのパン焼きを見学するため
帯広市内から約1時間、更別村の公共施設「ふるさと館」へ。

北海道の定番??クマの親子がお出迎え。

ここの調理室をお借りすると聞いていたのだけれど、来てみてビックリ!
正しくは「食品加工研修室」という名のとおり、
パンどころか味噌や豆腐、チーズ、ソーセージ、アイスクリームなどなど
本格的な食品づくりができる機器がそろったプロ仕様。
それが1人1日300円で使用できるとは、さすがフードバレー十勝!

パウチマシンもあります。
カットしたチーズをパウチするプロの方。
八千代牧場でつくったチーズも
こうやって小分けにしておけばよかった!

長靴にはきかえ、キャップをかぶり、入室したらまず手洗い。
帯広畜産大学の先生と生徒さんも加わって、
ロシア風ライ麦パンづくり、いざスタート!

  
仕込み済みのライ麦粉の元種(左)と道産小麦粉キタノカオリ(中)。
ドライイースト、塩、砂糖、ヨーグルトを混ぜあわせる(右)。

 ぷつぷつと発酵中。

粉を加えたら、家庭では手でこねるところだが…

出ました、プロ仕様!
なにせ今回はライ麦粉1kg、小麦粉3kgを3回に分けて使うので
業務用ミキサーでぐいんぐいんとこねる。
  
こね終わったら布巾をかぶせて寝かせ(左)
生地を切って(中)、のばして(右)、丸めて成型。

  
霧吹きで水をかけ、ホイロつきオーブンに投入。
こんがりと焼き色がついたら完成。焼きたてのおいしいこと!

 

丸パンの次は食パンづくり。えもいわれぬ酸味のある香り。
これはうまそう!!

そのパンがふるまわれたのは2日後…。
とかちプラザ調理室で催された
日本ユーラシア協会帯広支部のロシア料理教室にて。
 
サラダ、ピクルス、カナッペなどできあがったお料理を囲んで
グルジアのスパークリングワイン、オールドトビリシで乾杯! 

料理教室といっても、それぞれが材料を持ち寄って
担当料理をつくり、手のあいた人がお手伝いしあうスタイル。

こちらはロシア語講師ナージャさんのボルシチ。
野菜たっぷり、具だくさん!

私が担当したのは、ロシア風水餃子ぺリメニ。

その昔、ソ連大使館職員の奥さまに教わったレシピをアレンジ。
合びき肉に、すりおろした玉ネギとニンニクを加え、
塩、胡椒、水をまぜたら具は完成。
今回は時間がないので生地は餃子の皮で代用。
皮に具をのせたら半分に折り、皮の端と端を
くるりとくっつけて帽子型にするのがぺリメニの包み方。
皆さんに手伝っていただき、あっというまに100個できあがり。


粒胡椒とローリエを入れ、沸騰させたお湯に投入。
生地からつくる本場のぺリメニは、もう少し小ぶりなので
表面に浮かんできたらOKなのだが、
日本の餃子の皮は大きめなので、浮かんできたあと
少し時間をおいてから引き上げたほうがよいみたい。


左上が完成したぺリメニ。ゆで汁をかけて、
ウクロップ(フェンネル)とサワークリームを添えて召し上がれ!
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最後のカフェロシア

2013-08-29 | ロシア料理とその仲間たち


転居する前にぜひ行きたかったのが、吉祥寺のカフェロシア。
当分グルジア料理は食べられそうにないので、
グルジアメニュー中心でオーダーしました。
上の写真は前菜盛り合わせ。
グルジア風ラタトゥユ以外は、毛皮のコートを着たニシン、
森のキノコ、ブリヌイのサーモン包みなどロシアものですが。


お伴はもちろんグルジアワイン!
白のツィナンダリで乾杯したあと、
赤のサペラヴィ、ムクザ二も。


ハチャプリ。これが食べたかった!!
何度食べてもチーズのとろり感がたまりません。


こちらはタバカ。鶏肉の皮がパリッと香ばしく、
ちょっとスパイシーでおすすめの味。
そういえば最初にこのメニューを教えてくれたのは
ロゴスキー文化担当官、と勝手に我々が呼んでいるN氏でした。
N氏にも転居を伝えないとなー。


こちらはロシア料理でおなじみのキエフ風カツレツ。
ナイフを入れるとじゅわっとスープがこぼれ、湯気がたつ。
このほかケバブも頼んだのに、写真撮り忘れる。


そしてデザートはリンゴのケーキ、シャルロトカ。
大きい!けど、ふんわり口のなかでとろけるので
あっというまに完食。

場所が子供の頃からなじみのある吉祥寺だということもあり、
勝手に親近感を抱いて何度かお邪魔してきたカフェロシア。
これが最後(?)かと思うと名残惜しい限り。
最後に店長さんにご挨拶し、お餞別にと
ピロシキ2種をいただいてしまいました。
ごちそうさまでした!
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コース「ロゴスキー」堪能

2013-08-16 | ロシア料理とその仲間たち
早2ヶ月も前のことですが、6月14日午後、渋谷ロゴスキーにて
ロシア旅行社さんの創立47周年記念パーティーが開かれ、
WAVE出版のOさん、モスクワの達人S.Rさんとともに参加。

ロシア旅行社ゆかりの参加者の皆さんと語らいながら、
コース「ロゴスキー」を堪能してまいりました。
自分ではまず注文する勇気のない豪華フルコースなので
忘れないうちに自分メモ。


まずは前菜盛合せをグルジアワイン「アラザニ」とともに。
右端はラズベリージュース。

このあとぺリメニ、ボルシチとつづきます。
(自己紹介の文言を考えるのにいっぱいいっぱいで、写真は撮らず)
ボリュームたっぷりで、早くも満腹に。


そしてコーカサス風羊肉の串焼き、シャシリク。
赤ワインともウォッカともよく合うので、これはぺろりと完食。


ここでさらに、きのこと鶏肉のつぼ焼きがっ!
おなかいっぱいなのに、パンの帽子もつぼ焼きの中身も
好みの味なので、ラストスパートをかけて食べきる。


そしてデザートは、ロシア風洋梨のババロアとロシア紅茶。
その奥には飲み放題の残骸が…。

昼間から大満足のコース料理をいただいたうえに、
おみやげにボルシチ2缶、さらにはお楽しみプレゼントの
1等賞に当たってしまって申し訳ないほど。
ちなみにプレゼントは5等まであったのだけれど、
OさんもS.Rさんも大当たり。強運3人組である。

思えばその昔、初ソ連旅行の手配をしていただいたのは
ロシア旅行社さんの前身の日ソ旅行社さん。
その後、ダーチャ取材旅行でお世話になり、
ウラジオストクのダーチャツアーも手配していただいた。
数少ないロシアの旅のエキスパートとして、
これからも頼りにしております!
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ロゴスキー深沢カフェ

2012-03-04 | ロシア料理とその仲間たち
週末、「1日ロシアカフェ」のメンバーで深沢カフェへ。
渋谷ロゴスキーの姉妹店ですが、駒沢公園近くという場所柄か、
いわゆるロシア料理店くささのない、キュート&シックな内装。
なのになんたることか、カメラを忘れてきたので
おじいちゃん携帯(とソフトバンクのお兄さんに言われた)では
ブレブレで夜の店内うまく撮れず!

お得なディナーコース2300円をオーダー。
まずは前菜盛り合わせ。


もちろんボルシチつき。
渋谷店とはひと味違います。
ホフロマのテーブルにもご注目。


メインは2種類から選択。
こちらロシアふうロールキャベツ。
むっちりおいしい黒パンがつきます。


こちらはビーフストロガノフ。ライスつき。


お食事のおともはもちろんグルジアワイン!
赤のサペラヴィをオーダー。

ラストにロシアンティーがついてこの値段はお得!



こちら閉店まぎわの店内。
ソ連時代の布モノが壁を飾り、お店の入り口には
年代もののサモワールのコレクションも。
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ガンバルジョでお祝い

2010-05-27 | ロシア料理とその仲間たち
グルジア料理店ガンバルジョにて『プロコフィエフ短編集』増刷お祝い会。
「初刷印税でお祝いしましょう!」と会を提案したS先生は
電話予約の際にグルジア人店長と早くも懇意になったもようで、
初来店とは思えぬ気安さで仕切るのが可笑しい。
席をゆったり多めに占領しようとするS先生に、店長困って
「グルジアならいいけど、ここは日本ですから…」(笑)。

「ワインはフヴァンチカラ!5人だからボトルにしましょ!」
というわけで、まずは群像社S氏の音頭で赤ワインで乾杯。
おめでとうございます~!2刷も頑張りましょう!

本日のオーダーは、前菜2種とハチャプリ、ヒンカリ、サツィヴィ、
豚と羊のシャシリク、ケバブ、チャホフビリ(鳥のトマトスープ)。
うちいくつかをご紹介しましょう。

こちらクルミサラダ(ナス、ほうれん草、レッドキドニービーンズ)
の盛り合わせとトマトとキュウリのサラダ。各2皿注文。

手を伸ばそうとすると…「まだハチャプリが来てません!
ハチャプリと一緒に食べるんですよ!」とS先生に止められる。
え、でもこれはザクースカ(前菜)ですし~。
「ハチャプリも前菜ですよ!グルジアでは一緒に食べるんです!」
はあ、そうなんだ。でもここは日本ですから…。

これはちょっとブキミに見えますが、サツィヴィなるヒナ鳥料理。
見た目よりずっとあっさりしたクルミのソース和えです。

ここでS先生再び、「グルジアではこれをお正月に必ず食べます。
ソースはハチャプリにつけて食べるとおいしいのよ。
ほらあなたもつけて!」と強要されかかる。
しかしハチャプリはチーズたっぷりのピザみたいなもの。
普通のグルジアパンのほうが合いそうですが…。
「そうだわ!そのとおりよ!ちょっとすいませ~ん!
ナンに似たグルジアのパンはないの?」とウェイターを呼ぶS先生。
聞くまでもなく、メニューにないんだからないんだけど…。
店長いわく、同じ粉モノでもハチャプリとグルジアパンは
生地が違うので、両方つくるのは大変なんだそうです。


デザートのゴジナキ。クルミとハチミツを固めたもの。
これ、ほどよい甘さでおいしいですー!
でも5人で3人前は頼みすぎ。道理で店長、注文の際に
「3人前!?ですね」とやけに嬉しそうにしてたと思った。

こちらマリアイス。ココナッツたっぷりのアイスの天ぷら。
これも2人前頼んでしまったので食べきれずにいたら
「これはあなたのシッポよ。食べなさい!」とS先生。
ロシア流の言い回しだそうだが、もうムリなので無言の拒否。

さて食後の歓談は、ティーバックとともに供される紅茶とともに。
S先生、ティーバックの存在に目ざとく着目し
飲み干したカップを指差し「お湯入れて!」と店長にお替りを所望。
さらに食べ切れなかった前菜を「お持ち帰りにして!」
そのパックを持ってきた店長に「ビニール袋もちょうだい!」
おーい、なんか浪速のおばちゃんみたいになってきたぞー。
そして最後に「シェフにお礼を言いたいからここに呼んでちょうだい!」
と、たった一人で厨房を切り盛りする多忙なシェフを呼びつける。
恐る恐る姿を現したシェフがまた、とてもシャイなグルジア人男性で
S先生、「可愛い!」とすっかり気に入られたご様子でした。
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きのこの壷焼き

2010-03-13 | ロシア料理とその仲間たち
きのこの豊作に気をよくして、きのこの壷焼きに初挑戦!
少し前に料理研究家の荻野恭子先生に久々にお目にかかり、
粉ものバリエーションをご馳走になったのがそもそものきっかけ。
荻野先生のレシピ本「家庭で作れるロシア料理」(河出書房新社)
によれば、壷焼きにかぶせるパンはピロシキの生地と共通とのこと。
これなら二度楽しめそう!

お粉を練り終えたところ。

おおっ!膨らんだ!
*上の写真と倍率違いますが…。
いつも発酵で失敗するので、今回は温度管理も入念に。
猫の定位置のストーブ前を占拠し、ハバロフスクで買った
子熊の温度計をセットしてみました。適温は28度とのこと。

その間にきのこのクリームスープをつくります。
使うのは牛乳と荻野先生直伝の自家製サワークリーム。
さすがに壷焼き用の壷はもっていないので、
適当な器にスープを注ぎ、パンの帽子をかぶせます。
 おお!いっちょまえ!
ところがっ!予期せぬことに(しろよ!)
帽子をのせたらオーブントースターの天井につかえてしまい、
無理やり押し込んで点火したらモクモクと煙が~。
このままでは火災報知器が鳴ってしまうので
即、火をとめて放置しておいたら、
余熱でなんとなく完成してしまった。

帽子は黒こげでしたが、味は上々!
残りの生地で今度はピロシキをつくります。
 
具は定番のひき肉&タマネギのいためものと
ゆで卵&葉ネギ&古代米のしょうゆあえの2種。
小さめのを各6個つくって一部は冷凍保存。
やっぱり焼きたてはおいしい!
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渋谷ロゴスキー

2010-02-11 | ロシア料理とその仲間たち
先週末、久々にロシア料理の正統派「渋谷ロゴスキー」を訪問。
しかも2日連チャン! 両日とも超満員、予約しておいて正解でした。
まずは「ロシアの声」アナウンサーいちのへ友里さんと初ランチ。
ロシア滞在のご経験に基づく貴重な生情報をうかがいつつ、
1951年創業の老舗の味をいただく。

 
ピロシキと田舎ふうボルシチのランチセット。サラダつき。
肉入りと野菜入りの揚げピロシキは、ほっこり味。

 
壷焼きランチセットにはウクライナふうボルシチと
ポークと野菜のラグーソース煮込み、黒パンつき。

このあとジャム入りチャイが出たのに、楽しいお話に没頭して
写真を撮るのをすっかり忘れてました!


そして翌日は灯ともし頃、ニコライ難民ミニ同窓会。
トレチャコフの「忘れえぬひと」(の複製)を背に
老若男女6人でバルチカとスタリチナヤを飲みまくる。

  
前菜は冷菜の盛り合わせ、酢漬けの盛り合わせ。そして…


見よ、このボリューム!じゃが芋ときのこの壷焼きであーる。
ほかの壷焼きより二回りくらい大きくて食べであり。

あ…肝心のメインのペリメニ撮るの忘れた。
話に夢中だったのに加え、食べるのに夢中だったもよう。
ペリメニ(シベリアふう水餃子)、それほどおいしかったです!
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チェコ料理『だあしゑんか』

2009-12-22 | ロシア料理とその仲間たち
大盛況だった10月の1日限定ロシアカフェの打ち上げを兼ねて
チェコ料理のお店「だあしゑんか」で忘年会。
チェコの絵本や東欧・ロシアの書籍、雑貨が並ぶ店内は、
どこを撮っても絵になります。そんな素敵な一隅に、光栄にも
「ロシアの正しい楽しみ方」も置いてくださってました。


まずはチェコの樽生ビール、エーデルピルスで乾杯!
カマンベールチーズのマリネとともに。

   
     
ポーランド風バルシチはゆで卵入り、ロシアのボルシチよりあっさり味。
ロシアふうトマトサラダ、ブランボラーク(じゃがいもの「パンケーキ)、
モラヴィア風ローストポーク、ビール煮込みのグラーシュとクネドリーキ
(もちもちのゆでパン!)。どれもビールによくあいます。


デザートはレーズン入りのバーボフカ。水玉のお皿が可愛い!
これで3000円コース。お得です。
デザートはもう一種。リンゴ入りです。

じつは…この数時間前にニコライ学院同期の忘年会があり、
刺身、茶碗むし、天ぷら、鍋、雑炊までの和食フルコースを
しっかり食べ、つがれるままに日本酒を飲みまくっていたので、
途中でギブアップするかと思っていたのに結局デザートまで到達。
朝から泳いでおいた成果か!? にしても食べすぎですね。
今度はもっとおなかをすかしてからお邪魔します!

  
「だあしゑんか」は四谷三丁目から徒歩1分。
トイレの表示のタイルまで可愛い!
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ミンスクの台所

2009-12-13 | ロシア料理とその仲間たち
ベラルーシ料理のお店『ミンスクの台所』にてプロコ本打ち上げ会。
以前ここでダーチャ・セミナーを開いたことがあり、
打ち合わせでランチをいただいたことはあったのだが、
ディナーは初めてなので楽しみにして臨む。
S先生とそのご友人、出版社のSさん、イラストレーターのR子、
Uさんご夫妻の計7名で、まずはサービスのウォッカで乾杯。
普段あまりお酒を飲まないS先生も、ウォッカは一気!
「あなたも!」と促され、少なからぬウォッカを飲み干すや否や
「ほらっ、すぐに何か食べてっ!」とトマトのピクルスを差し出される。
せわしないこっちゃが、こうすると確かに酔わないのだ。

  
左)黒パンとウォッカ(クーポン持参でウォッカ1人1杯サービス!)
中)ニンニクをまぶしたサーロ(ラードの塩づけ)の黒パンのせ。
右)トマトの自家製マリネ。いずれもウォッカにぴったり。

メニューのセレクトはS先生におまかせ。
ロシア人のウェイトレスさんと相談しながらロシア式にオーダー。
前菜はキノコのマリネ、毛皮のコートを着たニシン、オリビエサラダ。


続いてボルシチのハーフ。ペリメニは各1人前。
 
このあたりですでに満腹に近づいていたが、
まだまだオーダーはとまらない。
 
左)スズキのオーブン焼き
右)ブリンチキ2種(焼きキャベツ入り&チキンとキノコ入り)
おともはグルジアワイン「フヴァンチカラ」。
スターリンのお気に入りだとかで、甘口で飲みやすい。
 ラベルにはピロスマニの絵が。 

シメはジャム添えチャイとともにデザート7種をまわし食べ!

左からアイスクリーム、小鳥のミルク、ベラルーシ風クッキー。

  
左)ワレニキ。餃子ふうに食べることもあるがこちらはデザート。
中)リンゴ味のケーキ、シャルロトカ。
右)ブリンチキ、デザート版。
極楽極楽~。あれ…1種足りない。
食べるのに夢中で第7のデザートを見損なった!
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グルジア料理再び

2009-10-22 | ロシア料理とその仲間たち
先週末、約1年ぶりに五反田のグルジア料理店「ガンバルジョ!」へ。
ダーチャツアーでご一緒したTさんと、グルジアワインで乾杯す。
「ガンバルジョ」とはこの「乾杯」の意味であり、
日本語と同じく「がんばるぞ!」的な掛け声でもあるんだそう。
・・・というのは「グルジアナビゲーター」の肩書きをもつ
グルジア人の店主の方からうかがったお話。
ちょうどグルジアの民族音楽や民族舞踏の映像が流れており、
民族楽器のお話や、同じグルジアでも西と東の文化はいかに違うか、
などなど興味深いお話を聞かせていただいた。

シェフが前とは変わっていたけど、料理は変わらずスパイシーで美味。
  
くるみの前菜3種、もちもちのハチャプリ、香草とザクロを散らしたケバブ
変わり映えのしないチョイスだが、ここに来たらぜひ食べたい!

ところでこれは何でしょう?

正解はグルジアの小龍包(といっても大きいので大龍包?)
ヒンカリの裏側。横倒しに盛るのはなぜ??
前からもお見せしましょう。
   
ひょっとしたらアツアツの汁が底にたまらないようにするため?
ちょうどシェフが厨房から出てきたので、理由を聞こうと思って
Tさんと二人でヒンカリを指差して目線をとらえようとしたが、
照れて笑ってるだけでした。
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ロシア料理のゆうべ

2009-05-30 | ロシア料理とその仲間たち
モスクワから一時帰国したS・Rさん宅へ。ロシア人のお母さまが、
またまた腕を奮ってボルシチやキノコ料理を用意してくださった。
遅れてやってきた編集のOさんとともに、たんとご馳走になる。

ボルシチは濃厚なビーツ色。野菜は形がなくなるくらい煮込んであり、
牛肉は塊ではなくスライスしたものをたっぷり。そこにスメタナ。
キノコ料理はロシアでいうリシーチキ(キツネ色のキノコ)を
わざわざスーパーNISSINで買い求め、クリーム和えにしたもの。
これをマッシュドポテトと一緒に食べると絶妙のバランス。
で、ウォッカをちびりとやっては、ピクルスをポリッとかじる。
テレビではネット配信のロシアの番組がずっと流れてるので、
まんまロシアにいるみたいだ。

 ボルシチ~!

前回ここでマラホフさんの番組を見てOさんがひらめいた
ロシアの民間療法本の話の続きをひとしきり。
なんとなく方向性が見えてきた。
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ロシア料理と大阪万博のゆうべ

2009-02-14 | ロシア料理とその仲間たち
またまたS先生が腕によりをかけてくれちゃいました。
今度はなんとロシア料理フルコース~!

事の発端は1週間ほど前にさかのぼる。
プロコフィエフ単行本の挿絵家探しに決着をつけるべく、
かねてから根回ししていた友人R嬢の絵をS先生についに紹介。
じつは、紹介も何も、出版社とはもう話をつけてしまったので
ここでNGを出されてなるまじ!とR嬢の大アピールを展開したのだが、
わがロシア語では微調整がきかず、話はどんどん大げさになり、
S先生の関心を過剰にひきつけてしまったらしい。
「私…その方をお招きしてロシア料理をご馳走したいわ。
そうだそうしましょ!予定を聞いておいてちょうだい!」
…というわけで、急きょロシア料理のゆうべとあいなったのだ。

豚足と牛肉を煮込んだロシアふう煮こごり、つけあわせはなぜか梅干。
そして絶品のブリヌイ&キノコのサワークリーム煮、
さらに、写真には写ってないが具だくさんのボルシチを経て、
出た!メインはアヒルの丸焼きだっ!

いつも食え食え攻撃の集中砲火を受けているので
同席のUさんと共に食べる前から戦々恐々としていたのだが、
本日は主役R嬢を迎え、歓談に花を咲かせながらの3時間余。
「おいしいです~」と次々完食するR嬢にS先生の気が向いてるうちに
ワインで胃袋をリセットしつつ、マイペースで食べられたおかげで
大量と思われたフルコースもいつのまにやら腹のなか。

そして話はいつしか、1970年大阪万博のソ連パビリオン裏話に…。
コンパニオンはどのようにして選ばれたのでしょう?希望して審査を受けたのでしょうか?と尋ねてみると、「とんでもない!当時はソ連時代ですから“任命”されたんです!」と胸をはるS先生。その栄えある名誉にあやかったのは、モスクワ大学の日本語科学生8名のうち5名。ちなみにはじかれた3名は、ユダヤ人、既婚者、日本共産党の通訳でトラブルを起こした学生だったそう。なにしろ時代が時代。コンパニオン候補者たちは、KGBの面接を受け、「ソ連邦を代表するにふさわしい学生」とのお墨つきを得て、休学扱いで来日したのだという。

とはいえ、若い学生たちのこと。ミニスカートの制服を自分たちで選んだり、ソ連パビリオン施工担当、T工務店のGさんがすてき~!と嬌声をあげたり、ひとりずつ車に乗せられてパレードしたり…と、エリートの青春を謳歌。ただでさえ大阪万博最長蛇、5時間待ちの人気パビリオンであったうえ、「共産国からの使者」への好奇も手伝ったのだろう。コンパニオンたちはマスコミの取材を多々受け、「ソ連のお嬢さん、大阪弁に四苦八苦」などと新聞に書かれたそうだ。

ソ連がアメリカと拮抗する紛れもない超大国だったころ、
日本がまだローカルな小国だったころの、今だから言える逸話の数々。
万博体験者には、聞けどもあきない裏話である。
そのお話、ぜひ研究会で発表してください!とリクエストすると、
「来年は大阪万博40年の集いがあるからそのときにね」とS先生。
「…よ、よんじゅうねん!!」
R嬢と思わず顔を見合わせ絶句した。光陰矢のごとし。
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ブリヌイ制覇!

2009-01-29 | ロシア料理とその仲間たち
どーよ!宿題のブリヌイ、完成の図。
客人がおいしいおいしいと完食してしまったので、
S先生には証拠としてこの写真を提出したところ…。
「んまぁ!ついに!ついにつくったのねっ!」
ハイ!…やれやれ、これで肩の荷がおりた。
「で?つけあわせは何?」
サーモンのマリネとイタリアンパセリです。
「それだけ??キノコのサワークリーム煮は!?」
あ、そ、それは時間切れで…。
「ダメよ、キノコがなくっちゃ!じゃあ、次回はキノコ。
これからはもっと頻繁にブリヌイをつくること!」
えっ…。

ただでさえ「あたりまえにボルシチを食べる家」として
ヘンがられてるのに、そのうえ普通にブリヌイを食べてたりしたら
いったいどんな家だ!?って話である。
でも、重い腰をあげてつくってみたところ、
テンポさえつかめば確かに簡単。
それに何よりやっぱりおいしい!

S先生直伝!ブリヌイのつくり方はこちら参照。
ヨーグルトと卵を先にまぜあわせ、そこにテキトーに小麦粉やら
塩・砂糖をぶちまけていくと、よりロシア的。ぜひお試しあれ。

うず高くつみあげていくのが快感!
今後の課題はいかに薄く均等にのばすか、である。
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シィーを囲んで

2009-01-21 | ロシア料理とその仲間たち
モスクワから一時帰国したS.Rさん宅へ。
ロシア人のお母さまが、酢漬けキャベツのスープ「シィー」、
手づくりの塩漬けキュウリ、たっぷりのサーモンなどなどで
もてなしてくださり、編集のOさんと共にロシアの味を堪能。
それも、ネット配信のロシアのテレビを見ながら
束の間のロシア気分に心地よくひたる。

さてお母さまお気に入りのテレビ番組は、人気の健康バラエティ。
有名人、一般人問わず、いろんな人が入れ替わり立ち代わり現れて
民間療法を伝授し、医師のコメンテーターがうんちくを語るのだが、
「これ、おもしろい!」とOさん、俄かに職業魂にスイッチが入り
即興で企画をたて始める。さすが自称「仕事と結婚した女」である。

確かにロシアは、民間療法と健康うんちくの宝庫。この日も
「ワインとビールを一緒に飲むと頭が痛くなるわよ」と
お母さまにご指摘を受けたのだけれど、
ロシアではお酒の飲み合わせもつどつど注意される。
実際ロシアのダーチャで似たようなことを言われて無視したOさんは
案の定、翌朝、二日酔いに苦しむこととなったのだった。
そんなこんなの思い出話や、これからのロシアねた話などなど、
思えば一昨年の春のモスクワ以来の会合を楽しんだ夜でした。
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