はぁい♪ミス・メリーよ♪
早速だけど、貴方は来年の正月を誰と迎える?
日本では、年越しは家族揃って、家で過すのが一般的。
逆にイブ~クリスマスは外へ遊びに行く人が多いんじゃないかしら?
ところがアメリカやヨーロッパでは、日本とは逆にイブ~クリスマスを家族で過し、新年は外で賑やかに迎える習慣になってるそうよ。(あくまで一般論、違うと言う人も勿論居るわ。)
これは米・欧と日本とで、クリスマスの捉え方が、違ってる為でしょうね。
日本のクリスマスは数有るイベントの内の1つで、大晦日・正月とは別の独立したお祭になってる。
でもヨーロッパやアメリカでは、クリスマスは年越しと正月に続く大イベント。
つまりヨーロッパやアメリカでは、クリスマスから既に年越しが始まってるってわけ。
そして長い年越し期間を抜けた喜びで、大晦日は弾けるんだと思うわ。
前置きが何時もに増して長くなったわね。
そろそろ今夜の映画を紹介するわ――ハリウッドのミュージカルスター、ジュディ・ガーランドの代表作、「若草の頃」!(原題は「セントルイスで会いましょう」。)
「1903年夏、セント・ルイスに住むスミス一家の次女エスターは、兄のロンや姉のローズの様に恋人を欲しがっていた。
彼女は隣に越して来たジョンに一目惚れしたものの、なかなか親しくなる切っ掛けが掴めない。
或る時スミス家で開かれた兄の送別会で、エスターは漸くジョンに近付く事が出来た。
季節が夏から秋へ、秋から冬へと移り変わると共に、徐々に深まって行く2人の仲。
ところがエスター達の父が、突然ニューヨークへ転勤を命ぜられ、一家は生まれ育った街から引っ越す事になる。
エスターにとって、それは恋人ジョンと離れ離れになる事を意味しており…。」
監督:ヴィンセント・ミネリ
脚色:アーヴィング・ブレッチャー、フレッド・F・フィンクルホフ
原作:サリー・ベンソン
製作:アーサー・フリード
撮影:ジョージ・J・フォルシー
音楽:ジョージー・ストール
カラー・コンサルタント:ナタリー・カルマス
キャスト:ジュディ・ガーランド(スミス家のイケイケな次女、エスター)
ルシル・ブレマー(スミス家の結婚願望強い長女、ローズ)
ヘンリー・H・ダニエルズ・Jr.(スミス家の妹達に甘い長男、ロン)
レオン・エイムス(スミス家の厳格な父、アロンゾ)
メアリー・アスター(スミス家のシビアな母、アンナ)
ハリー・ダヴェンポート(スミス家の孫娘に優しい爺ちゃん)
ジョーン・キャロル(スミス家の大人しい三女、アグネス)
マーガレット・オブライエン(スミス家のやんちゃな末娘、トゥーティ)
マージョリー・メイン(スミス家の影の実力者、メイドのケティ)
トム・ドレイク(隣家の青年、ジョン)
(↑アマゾンのDVD紹介文、gooの映画ガイドより)
女流作家サリー・ベンソン著の小説を原作に制作した、テクニカラーミュージカル映画。
次女エスターの恋愛を軸に、時々些細な喧嘩をしながらも、仲の良い家族の1年を追ってくという、日本で言えば「サザエさん」的なほのぼのホームドラマなの。
ハリウッドと聞いて、こちらがイメージする派手なアクション、ドラマの様なものは全く無いわ。
何せ映画の中で1番大きな事件が一家の引越、現代の人が観たら平和過ぎて、退屈に感じてしまうかもしれないわね。
でも米国で1944年に公開された当時は第二次世界大戦末期、観客はスクリーンに映る平和な家族像に憧憬を抱いたのよ。
お父さんが娘の恋人からの遠距離電話を意図せず邪魔して気まずい思いをしたり、
長女が恋人を取られたと思い込んで女にささやかな復讐を企んだり、
その計画に乗った次女が自分で掘った墓穴に落ちたり、
やんちゃし過ぎた末っ娘が一家に騒動を持ち込んだり、
何処の家族にも起り得そうな事ばかりでしょ?
メリーの推しメンはお爺ちゃん!
恋人からパーティーに出られないと知らされ、踊る相手が居ないとベソ掻く孫娘にダンスを申し込むなんて、若かりし時はきっと素敵なジェントルマンだったと思うわ~v
1枚の写真から動き出す、夏、秋、冬、春の映像が美しいの。
昔の映画ってテロップまで洒落てて素敵v
話の内容云々よりも、美しい映像と歌声を楽しむ映画ね。
この映画から生れて、ポピュラーになった歌も多いの。
映画を観た事無い人でも、聴いた覚えの有る歌が、きっと有る筈。
その内の1曲が今回紹介する9曲目のクリスマスソング――ラルフ・ブレイン作詞、ヒュー・マーティン作曲の、「Have Yourself a Merry Little Christmas(ハブ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス)」!
最初歌詞は映画のシーンに合せ、物悲しいものだったんだけど、ジュディが歌うのを嫌がった為に、ラルフは渋々書き直したそうなの。
けどその甲斐有って多くの人の郷愁を呼び、今でもクリスマスソングの定番になってるわ。
メリーがこの作品を「クリスマスに相応しい映画」として選んだ理由、解って頂けた?
アメリカやヨーロッパのクリスマスは親しい者達が揃うシーズン。
日本の正月同様に逝く1年を振り返りながら、来年のクリスマスにも、こうして健やかに一緒で居られるようにと願うの。
そういう風に思いを巡らせながら、このクリスマスソングを歌うと良いと思うわ。
今夜も会いに来てくれて有難う!
また明日、一緒に楽しく歌いましょう♪
Have yourself a merry little Christmas♪
Let your heart be light♪
From now on, our troubles will be out of sight♪
Have yourself a merry little Christmas♪
Make the Yule-tide gay♪
From now on, our troubles will be miles away♪
Here we are as in olden days♪
Happy golden days of yore♪
Faithful friends who are dear to us♪
Gather near to us once more♪
Through the years we all will be together♪
If the fates allow♪
Hang a shining star upon the highest bough♪
And have yourself a merry little Christmas now♪
Through the years we all will be together♪
If the fates allow♪
Hang a shining star upon the highest bough♪
And have yourself a merry little Christmas now♪
【訳】
ささやかなクリスマスを祝おう
心に火を灯して
これからはもう、苦しみも見えない
ささやかなクリスマスを祝おう
歓びを掻き立てて
これからはもう、苦しみも遠くへ去って行く
手にするのは懐かしい日々
黄金色に輝く幸福な日々
かけがえの無い友達が
もう一度集まり合う
何時までもずっと一緒に居よう
もしも運命が許すなら
一番高い枝に、輝く星を飾って
さあ、このささやかなクリスマスを祝おう
…こんばんは、びょりです。
毎度歌についてはようつべを参考にしてください。
メリーさんがクリスマス映画に挙げてるこの作品、クリスマスのシーンが特に長く描かれてるわけではない。
なんだけど重要なシーンに流れる為印象付いたのか、この歌は作品を飛越えて有名になって行った。
ちなみにハロウィーンも描かれてるのですが、その習慣が現代に伝わるものと大きく違う事に衝撃を受けた。
昔はトリック・オア・トリートなんてしない、子供が近所の家を襲って、住人の顔に濡れた小麦粉の塊をぶつけるという、乱暴な祝い方(?)をしてたのですね。
【続】
早速だけど、貴方は来年の正月を誰と迎える?
日本では、年越しは家族揃って、家で過すのが一般的。
逆にイブ~クリスマスは外へ遊びに行く人が多いんじゃないかしら?
ところがアメリカやヨーロッパでは、日本とは逆にイブ~クリスマスを家族で過し、新年は外で賑やかに迎える習慣になってるそうよ。(あくまで一般論、違うと言う人も勿論居るわ。)
これは米・欧と日本とで、クリスマスの捉え方が、違ってる為でしょうね。
日本のクリスマスは数有るイベントの内の1つで、大晦日・正月とは別の独立したお祭になってる。
でもヨーロッパやアメリカでは、クリスマスは年越しと正月に続く大イベント。
つまりヨーロッパやアメリカでは、クリスマスから既に年越しが始まってるってわけ。
そして長い年越し期間を抜けた喜びで、大晦日は弾けるんだと思うわ。
前置きが何時もに増して長くなったわね。
そろそろ今夜の映画を紹介するわ――ハリウッドのミュージカルスター、ジュディ・ガーランドの代表作、「若草の頃」!(原題は「セントルイスで会いましょう」。)
「1903年夏、セント・ルイスに住むスミス一家の次女エスターは、兄のロンや姉のローズの様に恋人を欲しがっていた。
彼女は隣に越して来たジョンに一目惚れしたものの、なかなか親しくなる切っ掛けが掴めない。
或る時スミス家で開かれた兄の送別会で、エスターは漸くジョンに近付く事が出来た。
季節が夏から秋へ、秋から冬へと移り変わると共に、徐々に深まって行く2人の仲。
ところがエスター達の父が、突然ニューヨークへ転勤を命ぜられ、一家は生まれ育った街から引っ越す事になる。
エスターにとって、それは恋人ジョンと離れ離れになる事を意味しており…。」
監督:ヴィンセント・ミネリ
脚色:アーヴィング・ブレッチャー、フレッド・F・フィンクルホフ
原作:サリー・ベンソン
製作:アーサー・フリード
撮影:ジョージ・J・フォルシー
音楽:ジョージー・ストール
カラー・コンサルタント:ナタリー・カルマス
キャスト:ジュディ・ガーランド(スミス家のイケイケな次女、エスター)
ルシル・ブレマー(スミス家の結婚願望強い長女、ローズ)
ヘンリー・H・ダニエルズ・Jr.(スミス家の妹達に甘い長男、ロン)
レオン・エイムス(スミス家の厳格な父、アロンゾ)
メアリー・アスター(スミス家のシビアな母、アンナ)
ハリー・ダヴェンポート(スミス家の孫娘に優しい爺ちゃん)
ジョーン・キャロル(スミス家の大人しい三女、アグネス)
マーガレット・オブライエン(スミス家のやんちゃな末娘、トゥーティ)
マージョリー・メイン(スミス家の影の実力者、メイドのケティ)
トム・ドレイク(隣家の青年、ジョン)
(↑アマゾンのDVD紹介文、gooの映画ガイドより)
女流作家サリー・ベンソン著の小説を原作に制作した、テクニカラーミュージカル映画。
次女エスターの恋愛を軸に、時々些細な喧嘩をしながらも、仲の良い家族の1年を追ってくという、日本で言えば「サザエさん」的なほのぼのホームドラマなの。
ハリウッドと聞いて、こちらがイメージする派手なアクション、ドラマの様なものは全く無いわ。
何せ映画の中で1番大きな事件が一家の引越、現代の人が観たら平和過ぎて、退屈に感じてしまうかもしれないわね。
でも米国で1944年に公開された当時は第二次世界大戦末期、観客はスクリーンに映る平和な家族像に憧憬を抱いたのよ。
お父さんが娘の恋人からの遠距離電話を意図せず邪魔して気まずい思いをしたり、
長女が恋人を取られたと思い込んで女にささやかな復讐を企んだり、
その計画に乗った次女が自分で掘った墓穴に落ちたり、
やんちゃし過ぎた末っ娘が一家に騒動を持ち込んだり、
何処の家族にも起り得そうな事ばかりでしょ?
メリーの推しメンはお爺ちゃん!
恋人からパーティーに出られないと知らされ、踊る相手が居ないとベソ掻く孫娘にダンスを申し込むなんて、若かりし時はきっと素敵なジェントルマンだったと思うわ~v
1枚の写真から動き出す、夏、秋、冬、春の映像が美しいの。
昔の映画ってテロップまで洒落てて素敵v
話の内容云々よりも、美しい映像と歌声を楽しむ映画ね。
この映画から生れて、ポピュラーになった歌も多いの。
映画を観た事無い人でも、聴いた覚えの有る歌が、きっと有る筈。
その内の1曲が今回紹介する9曲目のクリスマスソング――ラルフ・ブレイン作詞、ヒュー・マーティン作曲の、「Have Yourself a Merry Little Christmas(ハブ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス)」!
最初歌詞は映画のシーンに合せ、物悲しいものだったんだけど、ジュディが歌うのを嫌がった為に、ラルフは渋々書き直したそうなの。
けどその甲斐有って多くの人の郷愁を呼び、今でもクリスマスソングの定番になってるわ。
メリーがこの作品を「クリスマスに相応しい映画」として選んだ理由、解って頂けた?
アメリカやヨーロッパのクリスマスは親しい者達が揃うシーズン。
日本の正月同様に逝く1年を振り返りながら、来年のクリスマスにも、こうして健やかに一緒で居られるようにと願うの。
そういう風に思いを巡らせながら、このクリスマスソングを歌うと良いと思うわ。
今夜も会いに来てくれて有難う!
また明日、一緒に楽しく歌いましょう♪
【Have Yourself a Merry Little Christmas】
Have yourself a merry little Christmas♪
Let your heart be light♪
From now on, our troubles will be out of sight♪
Have yourself a merry little Christmas♪
Make the Yule-tide gay♪
From now on, our troubles will be miles away♪
Here we are as in olden days♪
Happy golden days of yore♪
Faithful friends who are dear to us♪
Gather near to us once more♪
Through the years we all will be together♪
If the fates allow♪
Hang a shining star upon the highest bough♪
And have yourself a merry little Christmas now♪
Through the years we all will be together♪
If the fates allow♪
Hang a shining star upon the highest bough♪
And have yourself a merry little Christmas now♪
【訳】
ささやかなクリスマスを祝おう
心に火を灯して
これからはもう、苦しみも見えない
ささやかなクリスマスを祝おう
歓びを掻き立てて
これからはもう、苦しみも遠くへ去って行く
手にするのは懐かしい日々
黄金色に輝く幸福な日々
かけがえの無い友達が
もう一度集まり合う
何時までもずっと一緒に居よう
もしも運命が許すなら
一番高い枝に、輝く星を飾って
さあ、このささやかなクリスマスを祝おう
…こんばんは、びょりです。
毎度歌についてはようつべを参考にしてください。
メリーさんがクリスマス映画に挙げてるこの作品、クリスマスのシーンが特に長く描かれてるわけではない。
なんだけど重要なシーンに流れる為印象付いたのか、この歌は作品を飛越えて有名になって行った。
ちなみにハロウィーンも描かれてるのですが、その習慣が現代に伝わるものと大きく違う事に衝撃を受けた。
昔はトリック・オア・トリートなんてしない、子供が近所の家を襲って、住人の顔に濡れた小麦粉の塊をぶつけるという、乱暴な祝い方(?)をしてたのですね。
【続】