瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

08年、クリスマスには歌を歌おう♪その4

2008年12月18日 21時19分21秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
皆、今年のプレゼントの準備は済んだかしら?
誰に何を贈るか中身の熟考は勿論重要だけど、渡し方にもサプライズな要素が必要だと思わない?
時にはこんな風にビックリドッキリな仕掛けはどうかしら?

オランダやドイツの北部等では、クリスマスに『ユール・クラップ』と呼ばれる習慣が行われるの。
「ユール」というのは北欧でのクリスマスを表す言葉で、古代ゲルマン民族にとって「年の変り目」を意味する祭名だったらしいわ。
それから「クラップ」はガタンという物音を表す言葉…ほら、オカルト現象で「ラップ音」ってのが有るでしょ?あれと一緒。

例えばクリスマスにプレゼントを贈りたい人が居るとするわね。
そしたらその人の家の玄関に立って、ドアを叩いたりベルを鳴らしたりして騒ぐの。
喧しさにその人はきっと玄関から出て来て、誰の仕業か確かめようとするでしょう。
けれどその前にサッとプレゼントを家の中に投込んで、贈り主は姿を見られないよう直ぐに立去るの。
気分は足長おじさんね♪

けどどうしてこんな習慣が生れたのかしら?
それは宗教改革が行われた時代、ルターが「クリスマスのプレゼントはイエス・キリストから渡されるべき」と説いたからだそうよ。
それまでは12/6がプレゼントを贈る日だったのも、12/25に定めたイエス・キリストの誕生日に移動させて、更には当時プレゼントの贈り主として大人気だった、聖ニコラウスの存在をも消そうとしたの。
その結果プロテスタント圏では確かに姿が見えなくなった…けれど存在を消す事までは出来なかったのね。
目には見えない姿で風の様に現れ、騒々しく存在を主張し、誰にも知られずプレゼントを投込んで行く…謎めいたヒーローしてて、とっても格好良いと思わない?
加えて結局カトリック圏でも、「聖ニコラウスの日」はクリスマスとは別個に、プレゼントを渡す日として残ったのよ。
ルターの思惑を裏切って、国民の間での聖ニコラウス人気を、逆に浮彫りにする形になったという訳。

ユール・クラップを行う場合、プレゼントと一緒に木の実を模した丸いクッキーやチョコも投込まれるそうよ。
その理由はこちらの記事を読んで頂くとして…。

敢えてプレゼントの中身は空にしておく、なんて場合も有るらしいわ。
謎めいた習慣に相応しく、プレゼントも神秘的に、ヒントを記した紙だけ入れられたり、渡す事こそ楽しんでるんでしょうね。
貴方も1度やってみない?

といった所で4曲目…16世紀頃から存在するイギリスのクリスマスキャロルで、新約聖書に見られるキリスト生誕のお告げのシーンを歌ったものよ。

曲を聴きながら…今夜はこれでお終い。
それじゃあ皆、次回も楽しく歌いましょうね♪



                  【牧人 羊を】


牧人♪ 羊を♪

守れるその宵♪

妙なる♪ 御歌(みうた)は♪

天(あめ)より響きぬ♪

ノエル♪ ノエル♪

ノエル♪ ノエル♪

主イエスは生まれり♪


仰げば♪ 御空(みそら)に♪

煌く若星♪

夜昼♪ 清かに♪

輝き渡れり♪

ノエル♪ ノエル♪

ノエル♪ ノエル♪

主イエスは生まれり♪


【英詞】

The first Noel, the angel did say♪ 

Was to certain poor shepherds in fields as they lay♪ 

In fields where they, lay keeping their sheep♪ 

On a cold winter's night that was so deep♪ 

Noel♪ Noel♪

Noel♪ Noel♪ 

Born is the King of Israel♪ 
 

They looked up and saw a star♪ 

Shining in the East, beyond them far♪ 

And to the earth it gave great light♪ 

And so it continued both day and night♪ 

Noel♪ Noel♪

Noel♪ Noel♪ 

Born is the King of Israel♪ 




…本来は5番まで有るんですよ。
検索すれば直ぐに出て来るんで、気になった方は調べてみよう。
自分が好きなクリスマスソングのトップ3に入る歌です。
「ノエル♪ノエル♪」の繰り返しが、荘厳な感動を連れて来てくれまする。
毎度ようつべから引っ張って来ました。(→こちら

写真はハウステンボス、マルシェ・ド・パラディ内の商店、ロゴグラム前に立ってたツリー。
小さいながらも黄色がポップで可愛いと思う。
…済みません、風邪引いちゃったんで、今回は此処まで。(汗)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2008年12月17日 21時37分13秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今日は昨日予告したように、聖ニコラウスが生れる以前、人々に福を配って廻っていた存在についてお話するわね。

TV等の宣伝力により世界的な人気を博したサンタクロース。
けれどヨーロッパの各地では、今でもサンタクロースとは別個で、聖ニコラウスが子供達にプレゼントを配って廻って居るわ。

例えばオーストリアのミッテンドルフと言う村では、12/5の夜になると悪魔や祖霊を従えて聖ニコラウスが家々を廻り、子供達に説教した後でプレゼントを渡す儀式が行われるの。
従えてる中で一際異様な姿をしてるのが、全身麦藁で包んだ「シャープ」と言われる物の怪。
彼らは聖ニコラウスが通る前に鞭で悪を払う役目を負ってる、キリスト教が伝わる以前に居た土着の穀物霊を表してるのよ。
引き続き現れる山羊の毛皮を纏った「クランプス」も、かつてはその土地の神様だった存在だけど、キリスト教が伝わった事により悪魔に堕とされてしまったの。
そして現代では聖ニコラウスの従者として、村人達に福を授ける仕事の手伝いをしてるという訳。
クランプスは手に枝を持っていて、打たれれば無病息災の御利益が有ると言われてるわ。
だから村人は見た目恐ろしい彼らを歓迎し、枝で打たれれば大喜びするの。
子供達は泣いて逃げ廻るけど、悪魔はそれを許さず捕まえて、1年間良い子で居たかを厳しく問詰める。
悪い子だった事が判れば、容赦無く枝で引っ叩き、聖ニコラウスが悔い改めるよう説教する。
そうして子供が良い子になる事を誓ったら、そこで漸くプレゼントが渡されるの。

もう1つ例を紹介しましょうか。

南ドイツ、ベルヒテスガーデンの村でも、12/5の夜になると「ブットマンドル」と言う物の怪が、聖ニコラウスに従えられて家々を訪ね廻るんですって。
全身を麦藁で覆い、腰には大きな鈴を着け、顔を仮面で隠した「ブットマンドル」は、やはりキリスト教が伝わる以前に、その土地で信仰されていた穀物霊なの。
彼らが手に持つ鞭で打たれた人は、新しい年を平安に過す事が出来ると信じられているから、村人は皆ビールやワインで歓待するのよ。

聞いてて秋田の「なまはげ」に似てると思ったでしょ?

小正月(1/15…もっとも現在は大晦日に行う地域が殆ど)に現れる、鬼の面を被り蓑で全身を覆った、恐ろしい妖怪「なまはげ」。
大きな出刃包丁を振り回し、悪い子や怠け者の嫁を捜して家々を訪ね廻るけど、彼らの訪問は来る年の健康を約束する福の知らせだから、迎える主人は酒と料理で丁重にもてなすの。

こんな風に訪れる者達は違えど、キリスト教が伝わる前からずっと、世界中で同様に新年を祝う儀式が行われていたのは興味深いわ。

年の終りにヨーロッパ各地で現れる聖ニコラウスは、大抵「鞭打ちおじさん(ペール・フェッタール)」と呼ばれる物の怪を連れてるの。
鞭打ちおじさんは人を食う恐ろしい化物だけど、同時に豊穣と富を司る神様でも在ったの。
本来は彼こそが人々にプレゼントを贈る役目を負っていたけれど、キリスト教への改宗が進んでく内に何時しか従者に身分を堕とされてしまったのね。
「鞭(枝)で打つ」と聞けば恐ろしいイメージを抱くでしょうけど、これは自然が宿す生命力を人に与える意味で行われた儀式。

サンタクロースと言う名前は、17世紀にアメリカへ入植したオランダ人が、聖ニコラウスを「シンタ・クロース」と呼んだ事から生れたと伝わってるわ。
だけど聖ニコラウスが訪れる前から、サンタクロースの原型は既に出来ていたの。
彼らは玩具や菓子を配って廻ったりはしなかったけど、その代わりに健康や平和や豊穣を連れて来てくれていた。
そうしたプレゼントは目に見えないけれど、何よりも得難い幸福だと思わないかしら?

といった所で3曲目…アメリカジャズ界の巨匠メル・トーメが1944年に作曲したクリスマスソングよ。
ナット・キング・コールが歌うバージョンは、この歌を特に有名なものにしたわ。

曲を聴きながら…今夜はこれでお終い。
それじゃあ皆、次回も楽しく歌いましょうね♪



                  【ザ・クリスマス・ソング】


Chestnuts roasting on an open fire♪

Jack Frost nipping at your nose♪

Yuletide carols being sung by a choir♪

And folks dressed up like Eskimos♪

Everybody knows a turkey and some mistletoe♪

Help to make the season bright♪

Tiny tots with their eyes all aglow♪

Will find it hard to sleep tonight♪

They know that Santa's on his way♪

He's loaded lots of toys and goodies on his sleigh♪

And every mother's child is gonna spy♪

To see if reindeer really know how to fly♪

And so I'm offering this simple phrase♪

To kids from one to ninety-two♪

Although it's been said many times many ways♪

Merry Christmas to you♪


And so I'm offering this simple phrase♪

To kids from one to ninety-two♪

Although it's been said many times many ways♪

Merry Christmas to you…♪


【訳】

栗の実が焼け始めている
身を切るような寒さに、鼻は赤く凍えている
合唱隊はクリスマス・キャロルを歌い、
人々はエスキモーの様に身を包んでいる

皆知っている
七面鳥ややどりぎは、このシーズンには欠かせないと
目をキラキラさせた子供達は皆
今夜は眠れないに違いない

子供達は思っている、サンタがもうすぐやって来ると
彼は沢山の玩具や品物を、そりに積んでいる
子供達は追求したい
空の飛び方を、トナカイが本当に知っているのかどうか

そして私はこのシンプルな言葉を
子供から92歳になるお年寄り迄全ての人に言おう
何度も、そして色んなやり方で今迄ずっと言われて来たけれど
『メリー・クリスマス・トゥー・ユー!』



…焼き栗っつうのは日本で言えば「焼き芋」並に、ヨーロッパなんかの名物屋台冬フード。
注文すると屋台の主人が新聞紙で包んで渡してくれるんだそうな。
それと「Jack Frost(ジャックフロスト)」ってのは、イングランドに伝わる霜の妖精で、寒さが厳しいのは彼らが悪さをしているからと、向うの人は考えてるんだそうで。
…なんてアメリカで生れた歌なのにヨーロッパの冬習慣を歌ってるのを奇妙に思うかもですが、元より民族はあちらから移動して来て、アメリカにとってはクリスマス=ヨーロッパから伝わった習慣ですからねえ。
毎度ようつべからですが、どぞお聴きくださいませ。(→こちら

キリスト教っつうのは絶対的正義を説く宗教ですが、それ以前の土地神信仰ってのは正悪両方の性格を持っていたのですよ。
それがキリスト教が伝わり、キリスト教的存在が加わった事で、かつての土地神は悪魔に堕とされ、悪の性分のみを持たされる様になった。
かつては飴と鞭両方を与えていたのが、鞭だけを先に与える役目を負い、その後で聖人が飴を与える役を担う様に変わった訳です。

写真はハウステンボス、ニュースタッドの街路樹。
クリスマスシーズンに合せて、毎年赤い実を鈴生りに付けるこの樹は、天然のクリスマスツリーに思える。
何でも「クロガネモチ」って名前らしい。(と貰った資料を早速役立てる…)
緑と赤の組合せって良いよね~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08年、クリスマスには歌を歌おう♪その2

2008年12月16日 21時04分20秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今日も昨日に引き続き「聖ニコラウス」についてお話するわね。

広くサンタのモデルに考えられてる聖ニコラウスだけど、外見からしてかなり違うわ。
サンタと言えば白くてフワフワの毛で縁取った赤い服を着てる太っちょ親父を連想するでしょ?
けれど聖ニコラウスは司教様だから、光り輝く白い法衣を纏って、十字架の印された帽子を被ってるとイメージされてる。
サンタクロースも昔は白く長いコートを着た痩せた姿で描かれるのが一般的だったそうよ。
それがどういった経緯で赤い服に変って行ったかは、こちらの記事を参考にして貰うとして…じゃあ聖ニコラウスって一体どんな人だったのか、残された伝説から読んでみましょ。


―聖ニコラウス伝説その1―

ギリシャの都市パトラスの裕福で敬虔なキリスト家庭に生れたニコラウスは、生誕したその日に湯船の中で立ち、断食の斎日である水曜と金曜には母の乳房を1度しか吸おうとしなかった。
成人後は莫大な遺産を全て教会に寄付し、自らもミュラで司教を務めて数々の善行を施した。

―聖ニコラウス伝説その2―

フランスで或る肉屋が妻の勧めに従い、落穂拾いに来ていた3人の子供を殺して、塩漬けにしてしまった。
7年経ってその店にニコラウスが訪れ、注文を取りに来た主人に向い、「7年前の塩漬けの肉が欲しい」と言った。
それを聞いた主人はすっかり怯えて己の罪を告白した。
話を聞いたニコラウスが、塩漬けの桶の蓋に3本の指を乗せると、3人の子供が大欠伸しながら出て来た。

―聖ニコラウス伝説その3―

或る日或る海で水夫達が大嵐に遭った。
その水夫達は聖ニコラウスの偉大な力を聞いていたので、聖人の名を呼びながら「もし噂が本当でしたら、どうか私達をお助け下さい!」と一心に祈った。
するとニコラウスと思しき気高い姿が現れ、忽ち嵐は治まり無事航海を続ける事が出来た。
上陸した水夫達は聖ニコラウスに深く感謝し、聖人を祀る教会に揃って詣でたが、果たしてそこに在った姿は、正しく彼らが見た聖ニコラウスだった。


他にも「3人の年頃の娘の為に金塊の入った袋を、3晩続けて煙突から投込んで救った」伝説が有名ね。
その時「投げた金塊が暖炉に干してあった靴下に入った事から、クリスマスプレゼントを靴下に入れる習慣が生れた」って話だけど…様々な奇跡譚から見えて来る像は、「殆ど人間じゃない」ってトコかしら?
ぶっちゃけどれも真実ではないと思うわ。
ただ民間にはキリスト以上に人気の有ったヒーローだった事は確か…だからこそ世界を廻って福を配るキャラクターに据えられたんでしょうね。

けどキリスト教会側では聖ニコラウスの存在を認めてはいないの。
昨日「12/6は聖ニコラウスの日として制定されてる」なんて言っちゃったけど、これは正式に定められたんじゃなく、あくまで民間伝承から根付いたものよ。
認めないのは「あらゆる福はキリストの御名において与えられるべき」との宗教的理由だけじゃなく、「本当に実在したか疑わしい」というのが有るらしいわ。
現トルコ、イスタンブール近くの『ゲミレル島』に在る聖堂には、聖ニコラウスの遺骨が埋葬されているけれど、それが伝説上の聖ニコラウスの物かは確かじゃない…。
そもそも当時「ニコラウス」と言う名前は非常にポピュラーで、その聖堂内にも数人のニコラウスの遺骨が埋葬されているらしいの。
しかも埋葬されたニコラウス様全員、民間で大変人気を博した司教だったという記録が残されていて、この中の誰が具体的に聖ニコラウス=サンタクロースのモデルにされたのか判らないんですって。

更には聖ニコラウスが生れる以前から、プレゼントを贈って廻る存在は居たのよ。
次回はその存在についてお話するわね。

といった所で2曲目…旧子供賛美歌第45番に数えられてる歌で、ひょっとしたら子供の頃歌った覚えの有る人も居るかもしれないわね。
それじゃあ皆、曲を聴きながら今夜はこれでお終いにするけど…次回もまた楽しく歌いましょう♪



                   【きけよきけよそらに】


聞けよ聞けよ空に♪ 響く鐘の声を♪

今日は♪ 嬉しい♪ クリスマスの日♪

聞けよ聞けよ空に♪ 響く鐘の声を♪

子供の好きな♪ イエス様の♪

産れ給いし♪ この良い日♪


聞けよ聞けよ空に♪ 響く鐘の声を♪

今日は♪ 嬉しい♪ クリスマスの日♪

聞けよ聞けよ空に♪ 響く鐘の声を♪

綺麗なモミの♪ 木を囲み♪

皆で祝う♪ 嬉しさよ♪


ラーラララララー♪

ラララララー♪

ラララララララララー♪


聞けよ聞けよ空に♪ 響く鐘の声を♪

今日は♪ 嬉しい♪ クリスマスの日♪

聞けよ聞けよ空に♪ 響く鐘の声を♪

歌声合せ♪ 諸共に♪

この日の恵み♪ 讃えましょう♪



…かなりマイナーなんで知ってる人は少ないだろう。(汗)
加えて宗教色強い歌詞なんで、受容れ難く感じられるかもしれませんが、合唱に適した良い歌に思えます。
検索した所、視聴出来る頁を発見しました。(→こちら
昨日紹介した「そりすべり」も此処に入ってるんで、宜しかったら聴いてみて下さい。

そも「ニコラウス(Nicolaus)」という名前は、「勝利(nicos)」と「民衆(laos)」を組合せた、「民衆の光輝」を意味してるんだとか。
名前からして民間のヒーローで、尚更実在が怪しまれるトコですが、兎も角サンタクロースの名前の元な人である。
んで墓も間違い無く在って、実際に居た事は確認取れてるけど、それがサンタのモデルになる様な人だったかは不明な訳ですよ。
ひょっとしたら同時期に生れた空想上の人物かもしれないという…。
ちなみにどうして聖ニコラウス様の遺骨が一堂に集められたかはこちらの記事に。

余談だが金属の「ニッケル」と言う名前は、聖ニコラウスから来てるっつう説が有る。
銅だと思ったら違ってた、「この人間を惑わす悪魔め!」みたいな意味から付けられたんだそうな。
「ニッケル」には「悪戯悪魔」みたいな意味も有るんだと…同じ意味から名前が付けられたのが、ノルウェーに居る悪戯妖精「ニッセ」。
聖人の名前が悪魔にされる辺り、歴史の悪意を感じずにいられなかったり…。(笑)


写真はハウステンボス、オルゴールファンタジア側に飾られたツリー。
去年は元クリスタルドリーム館の前に飾ってあった。
品の有る大人っぽい飾り付けで、自分はこのツリーかなり気に入ってたり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08年、クリスマスには歌を歌おう♪その1

2008年12月15日 20時35分57秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今年もやって来たクリスマスシーズン。
また貴方にお目にかかれて、メリーとっても嬉しいわ!

あら?こっちの貴方とは初対面だったかしら?
初めまして!私はミス・メリー!
クリスマスの事なら私にお任せ…ね♪

今年も12/15~12/26迄、クリスマスに関する話をしながら、一緒に楽しくクリスマスソングを歌いましょ♪

今年は…そうねえ…クリスマスにプレゼントを持ってやって来ると言ったら、大抵の方はサンタクロースを思い浮かべるでしょうけど。
けど実はサンタクロース以外にも、プレゼントを持ってやって来る物の怪(?)は沢山居るのよ。
最も有名な存在は、サンタクロースの原型と伝えられてる、『聖ニコラウス』かしら。
紀元270~340年頃に実在していたという、現トルコのデムレに位置した、ミュラの町で名高かった司教様。
今でもヨーロッパでは12/6を『聖ニコラウスの日』に制定し、クリスマスとは別にプレゼントを贈る習慣を残しているの。
16世紀にルターが宗教改革を行う迄は、プレゼントは専ら彼の手で12/6に贈られていたそうよ。
それが「クリスマス=キリストの誕生日なら、プレゼントはキリストから贈られるのが当然」とルターが唱えた事により、プレゼントを贈る習慣が12/25のクリスマスに移動したの。
その後クリスマスを迎える前夜の盛り上りに引き摺られ、プレゼントの習慣はクリスマスからイブの日へと更に移動。
主日より前夜が重んじられる辺り、ハロウィーンにも重なるわね。

でも以前も言った様に、本来のクリスマスは冬至のお祭。
12/6にプレゼントを贈る習慣が有ったのは、その日が冬至の始まりだからと考えられてるわ。
昔の人は冬至を1年の節目と捉え、「太陽が死ぬ日」と思ってたのね。
再び太陽が蘇り、荒涼とした大地に恵みが与えられるよう、目に見える形で再現したのが、プレゼントを贈る習慣という訳なの。

かつては地方毎に違う神様を信仰していたのが、熱心なキリスト教徒による改宗の奨めを受けて、それぞれの冬至の儀式の中にキリスト教的な聖人が加えられたの。
そうして生れたのが『冬至の日にプレゼントを贈って廻る聖ニコラウス』像。

次回からはその『聖ニコラウス』について伝説を紹介しながら、各地方のクリスマスに訪れるマレビト達を紹介する積りよ。

といった所で1曲目…クリスマスソングという訳じゃないけど、冬の情景をイメージした曲から、後に歌詞をアテられて主にクリスマスに歌われる様になった歌よ。
1948年にアメリカの作曲家ルロイ・アンダーソンが作曲したもので、きっと曲を聴けば誰しもが思い出すんじゃないかしら?

それじゃあ皆、曲を聴きながら今夜はこれでお終いにするけど…次回もまた楽しく歌いましょう♪



                     【そりすべり】



リンリンリン聞えるよ鈴の音が♪

早くそり滑りに行こう2人で♪

はしゃぎ声がする外は雪さ♪

そりで走るのには絶好の天気さ♪


回る♪ 回る♪ クルクルと♪

舞い踊る♪

雪のバレリーナ達♪

抱いて♪ 抱いて♪ 両腕に♪

空までも♪

真冬の夢の国を走り抜ける♪


頬は薔薇色で胸ドキドキ♪

2人1つ羽根で飛ぶ2羽の鳥♪

行こう何処までも歌いながら♪

そりで走るのには絶好の天気さ♪


今日はグレイさんちでバースディパーティ♪

素敵な日は最後もしっかり完璧♪

歌おうよ世界中の愛の歌♪

暖炉では胡桃跳ねて♪ ポン♪ ポンポンポン♪


お金じゃ買えない幸せフィーリング♪

回って来たコーヒーカップとパンプキンパイ♪

生きている愛の写真その物さ♪

死ぬまで忘れないだろ今日の事は♪


リンリンリン聞えるよ鈴の音が♪

早くそり滑りに行こう2人で♪

はしゃぎ声がする外は雪さ♪

そりで走るのには絶好の天気さ♪


回る♪ 回る♪ クルクルと♪

舞い踊る♪

雪のバレリーナ達♪

抱いて♪ 抱いて♪ 両腕に♪

空までも♪

真冬の夢の国を走り抜ける♪


頬は薔薇色で胸ドキドキ♪

2人1つ羽根で飛ぶ2羽の鳥♪

行こう何処までも歌いながら♪

そりで走るのには絶好の天気さ♪



…上記の歌詞はこの曲にアテられた物の内、自分が聴いた中で最も良いな~と感じた詞。
元は歌詞付けて歌おうってものじゃないんで、合せるにはちと無理を感じるでしょうが、そこは根性で頑張れ。(笑)
それ言ったら本来クリスマスソングじゃないんだけどね~。
ジングルベルもそうですが、シャンシャンシャンシャン言う音が、クリスマスを連想させるんではないかと。
この時期商店街なんかで頻繁に耳にするんで、聴けば「ああ!」と多くの方が頷くだろう。(ようつべより→こちら

そんな訳で今年もミス・メリーさんが帰って参りました。
本日より12日間このブログは彼女に占拠されますが、生温かい目で見守って下さいまし。
加えてどーでもいいアレでしょうが、声のイメージは潘恵子さんでお願いします。(←プティアンジェ?)
あ、「…」からは私こと「びょり」が書いてるって事で…重ねて宜しく。(笑)

写真は長崎空港2階に飾ってあった巨大なツリー。
土産街から離れてるせいで今一人目惹いてなく思えたけど、中々綺麗かつ見事なんで御注目下さい。
てゆーか長崎空港自体、リニューアルして綺麗になったね~。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光の街へ(事後報告)

2008年12月10日 22時14分11秒 | ハウステンボス冬の旅行記
【伊丹発長崎行き日航機、乱気流で客室乗務員2人重傷】 12月9日20時25分配信 読売新聞

「9日午後0時4分ごろ、大阪空港(伊丹)発長崎行き日本航空2375便(MD81型機、乗員乗客73人)が岡山県倉敷市上空の高度約7900メートルを飛行中に乱気流に巻き込まれ、調理室にいた32歳と38歳の女性客室乗務員が、それぞれ腰椎(ようつい)と右足のくるぶしを骨折する重傷を負った。

 同機はそのまま運航を続けたが、運輸安全委員会は航空事故として調査を始めた。

 日本航空や国土交通省によると、乱気流に巻き込まれたのは離陸後の上昇中で、シートベルトサインが消えた後だったという。2人は機体後方の調理室に移動して、機内サービスの準備をしていた。負傷後は勤務を中断し、長崎空港から救急車で搬送された。

 乱気流による事故では、今年2月、中国国際航空機で乗客の女性がけがを負っているほか、昨年10月には日本航空機の乗客が背骨を折る大けがを負っている。」


…便は違うんですけどね、状況はこれと全く同じ、昨日の日本上空は凄まじく荒れ模様だったらしいです。
長崎空港を離陸、シートベルトサインが消えて、最後部近い席に座ってた私が飲物受け取った所で、いきなりガクン!!!と来たという…。
ええ…幸いっちゃアレですが、お茶は飲めましたよ、私は…けどサービスはそこで急遽取り止め、その後着陸体勢に入る前の5分間を外して、シートベルトサインが消える事は無かったです。
約1時間半ずっと揺れっ放し、それも縦に横に斜めに、アップダウン激しく、機体はミシミシ言うわで、メチャメチャ恐かった。
思わず手摺にしがみ付いちゃったよ。(苦笑)
久々に飛行機の恐さを思い知らされたっつか…つくづくパイロットやフライトアテンダントってのは大変だな~と…本当、危険と隣り合わせの、勇気無くしては勤まらない職業だと、心から尊敬してしまう。

昨夜の体験に較べりゃ、遊園地の落ち系アトラクションなんて、全然ヌルイわ。(笑)
勿論あそこまで落ちはしなかったけど…意図して居らずなアップダウンが90分近く続く訳ですからねえ。
リアルな恐怖に勝る物無し。
例えは悪いが、飛び降り自殺だけは絶対するもんじゃないなぁと思ったです。(笑)

とまぁ無事助かったからこそ、こうして思い出話として書ける訳ですが…怪我した乗務員の方は災難だったなと。
週末に行く予定のみーさんは、くれぐれも気を付けてね。(笑)
あ、でも予報によると週末は晴れるみたいだから大丈夫かな。(笑)

え~そんな訳で無事戻ってます。
当日現地でお会いした方々には、色々と御迷惑をお懸けしました。(汗)
チョロッとしか話せませんでしたが楽しかったです。
また機会が有りましたら、お話致しましょう。

旅行記は今暫くお待ちを…先ずは秋の旅行記から始める予定なんで。(今更…)
後かるらさん、メール有難う御座いました~!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光の街へ10

2008年12月09日 20時59分40秒 | ハウステンボス冬の旅行記
未だ羽田に降りたばっかなんですけどね。

光の街は美しかったです。
加えて場内の紅葉も見事でした。
昼と夜・・この時期のパレスには、2つの顔が有る。
しかし何より凄かったのは、帰りの飛行機の揺れの激しさでした!!
初めてだ、あんな激しいの・・。
タワーオブテラーなんて目じゃない。
約一時間半揺れっ放し。
今ならドドンパだって、余裕で乗れそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光の街へ9

2008年12月09日 15時08分41秒 | ハウステンボス冬の旅行記
遂にホテルを出てしまいます。
アップルベアツリーとも、今日でお別れ・・旅行に行ってこんだけ後ろ髪引かれる場所は無いです。
だから、また行こうと思うのでしょう。

嗚呼、永遠のリフレイン・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光の街へ8

2008年12月08日 23時04分56秒 | ハウステンボス冬の旅行記
心配してた程雨が降らなくて何より・・いや2時頃結構強く降ったんすけど、幸いその時店に居たんで、あんま遭わずに済んだのです。
花火の時は止んでくれたし・・けどここの花火は雨だろうとやるからなあ。
雨の中で観る方が、ここの花火ショーは綺麗だったり。
曇と雨に光が反射して、美しさが倍加するのですよ。最高なのは雪の中で観る花火。
是非もう一度観たいと願ってるのですが、今に到る迄再見叶わず。
・・あの日観られたのは、奇跡に近かったらしい。

イルミネーションは雨の日の方が綺麗ですね。
濡れた道が鏡になって、光を反射するから。

光の街に加え、「鏡の街」とも呼べる。

ではおやすみなさい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光の街へ7

2008年12月08日 21時36分49秒 | ハウステンボス冬の旅行記
今年は地味にブルーケレン入国ゲート前もオススメである。
地味に光のゲートが連なっているのだ。
後、妙だが、夜観ると綺麗なオブジェが、ナイアンローデ城前に建ててある。
入国締め切り時刻になると行けない場所なんで、早めに行きましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光の街へ6

2008年12月08日 19時20分45秒 | ハウステンボス冬の旅行記
まだやってたー!!!

光の宮殿だけでなく、パサージュでも何かが起きている。
15分毎においでくださいませ。(多分9時半迄)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする