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『政治改革の熱狂と崩壊』 @ 藤井裕久


普通、政治家の書いた本(実際はゴーストライターが書いたんでしょうが)って、「政局もの」と相場は決まってます。読者もそういう内容を求めるし、実際、下手な小説を読んでいるより「事実は小説より奇なりと申しまして」(今は、籠池サンの名言となってしまいましたが)なのです・・・。

 この本はそう言う類の本ではなく、藤井氏の持論である消費税増税の必要性について 繰り返し述べている本です。なので意外と読みにくいです。

 ちなみに「共産党は 消費税は断固廃止!!でしょ」と世の人は誤解していますが、現在の共産党の立場は「消費性に頼らない税制」という立場です。

 防衛費の削減、大企業に応分の負担をさせるなど様々な手を打ったうえで、それでも財源は不足するので(ここをちゃんと理解しているところが共産党の天晴れなところです)財源として消費税も活用するということです。消費税に関しても、藤井氏と接点はあるんですね。なので、しんぶん赤旗紙上にも、ちょくちょく氏が登場しています。

 それから、この本は2014年出版なので、森友問題以前なのですが、藤井氏が大蔵省時代は、事務次官以下、「官僚は政治との接点を嫌う風潮であった」と述べています。今の、財務省というか政府をみてると、隔世の感があります。
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