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『父・伊藤律~ある家族の「戦後」』 を読んで思うこと


 伊藤律って言われても「だれ?」っていう人が、99.9999%と思います。この本の内容は、僕がくどくど書くより、出版社である講談社の HP をご覧ください。

 この本のP80~に、1980年9月、当時の共産党最高幹部が、演説会で、伊藤律の人格否定を繰り返し、聴衆もそれに拍手喝さいを送る場面があります。

 当然、当時の僕もその演説を詳細に報じる新聞を読んでいたわけで、何の疑問もなく「伊藤律ってとんでもない奴だ」と思っていたと思います。ところが真実は 全くの逆だった。

 で、ぼくの言いたいことは、当時、伊藤氏を指弾した幹部たちを、今「後出しじゃんけん」で批判することではなく、真実が明らかになった以上、率直に当時の誤りを認めなくっちゃいけないということです。それができなきゃ 批判されて当然ですけどね。

 
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