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山道を登りながら、考えない


 以前は、夏になれば 後立山によく登っていた。白馬大池~白馬~不帰キレット~唐松~八峰キレット~鹿島槍~針ノ木・・・・・ 

 20年くらい前までは、夜に大阪を出発し、早朝に信濃大町着の季節運行の夜行急行があったんだ。金沢から乗り込むのは深夜になったけどね。もちろんマイカーで行く手もあるんだけど、下山後 温泉につかってビールを飲まないわけにはいかんので、どうしても電車利用だった。

 今はもう、そういう重宝な電車は廃止され、マイカーしか選択肢がなくなり、いきおい、山から遠ざかってしまった。(本当は寄る年並みのせいなんだけど・・・)

 でも、金沢近郊の 半日日帰り低山ハイクは ボチボチ続けている。北アルプスのように、息を飲む絶景が、延々と続くってわけでもなから、いきおい、山道は、何も考えないで、ひたすら 頭をからっぽにして歩くことになる。
 が・・・・・、これが意外にいい。(からっぽなのは 山行の時だけではないってか?)
 
 山中と福井の県境の富士写ケ岳なんて、手ごろだよね。山頂近くの前山には、小さな祠がある、お首のないお地蔵さんがおいでになります。なんか、スリリングだよね


↑一種のパワースポット?

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