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心のこもった 偲ぶ会だったよ


 先般、お世話になった方が急逝し、通夜にも葬儀にも参列させていただいた。普通ならそれでおしまいなのだが、友人たちが「ぜひ 偲ぶ会をしよう」ということになり、亡くなって1月近くたったころ、カジュアルな偲ぶ会が行われた。
 
 故人は おいしいものを作るのが好きで、漬物などもよくつけて、配って回っていた。この日は、故人ほど上手にはできなかったが、みんなで漬物をつくって、思い出話を互いに語りながら、漬物と麦茶を飲んで2時間ばかり過ごした。

 そういう会が催されること自体が、故人の人柄というか、亡くなってからも生前同様に、その人の周りに人が集まって来るという、その人らしい催しだった。

 もうひとつ、こういう会をしたくなる理由は、今のお葬式自体が、形式化・マニュアル化し、ご遺族は別にしても、友人や知人が ゆっくり、故人について語る時間も余裕もない ってことも原因の一つなんだろうね。

 自分も あっけなく逝っちゃったら、だれか「あいつの偲ぶ会しようぜ」って言ってくれるかなあ? 

 まあそれは「あんたのこれからの行い次第なんじゃないの?」と誰がが言ってるね。

 ごもっともです。


↓僕の偲ぶ会では これをBGMにね。
ヨハン・セバスチャン・バッハ作曲「管弦楽組曲第3番BWV1068」だよ




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